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甜麺醬とは?豆板醤やコチュジャンとの違いや代用方法も紹介!

By - COLLY  公開:  更新:

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『甜麺醤(テンメンジャン)』は、中華料理を作る時に、よくレシピに登場する調味料です。スーパーでも売られているのを見かける機会があると思いますが、甜麺醤がどのような味の調味料なのか、原料が何かまでご存じの人は多くないのではないでしょうか。

本記事では甜面醤とは何か、よく似た調味料との違いや、甜麺醬が家になくてもできる代用方法、甜麵醬を使ったおすすめレシピまでご紹介していきます。ぜひ最後までご覧くださいね。

甜麺醬とは?

テンメンジャンの画像

※写真はイメージ

甜麺醤は、コクと甘みが特徴の中国の味噌を指します。甜麺醤の色は赤褐色から黒に近い色で、日本でいう赤味噌に近い見た目をしているでしょう。

中国が発祥の甜麺醤は『中華味噌』ともいわれており、『甘い』を意味する言葉である『甜』と、小麦粉を表す『麺』、調味料を表す『醬』で構成された名称です。

その名の通り、小麦粉に麹と塩を加え発酵させて作られています。中国の北京では、春に作った麹を夏に塩や小麦粉と混ぜて発酵させ、秋に食べるのが風習だったとする説もあるようです。

唐辛子を含まない調味料なので、辛いイメージが強い中華調味料の中でも、コクとまろやかな甘みが特徴的。甘辛い味わいは大人も子供も思わずとりこになる味といえるでしょう。

甜麵醬が使われる有名な料理は『北京ダック』や『ジャージャー麵』、『回鍋肉』などが挙げられます。甜麵醬は加熱すると風味が増すので、料理の隠し味として使われる場合が多く、中華料理に欠かせない万能調味料になっています。

甜麵醬はとろみがあるので、マヨネーズなどと合わせて生野菜に添えて食べてもおいしくいただけますよ。

豆板醬やコチュジャンとの違い

中国の調味料にはほかにも『豆板醤』や『コチュジャン』などもありますが、それぞれ甜麵醬とどのような点が異なるのでしょうか。

豆板醬との違い

甜麵醬と豆板醬はともに、中国が発祥の調味料で見た目も赤色で似ていますが、ベースに大きな違いがあります。

甜麵醬は小麦粉に麹と塩を入れて発酵させて作られますが、豆板醤は名前の通り、豆がベースとなる調味料です。そら豆や大豆に塩、唐辛子など加えたものを発酵させて作られるため、塩辛さと唐辛子特有のツンと来る辛さ、ほのかなコクが特徴でしょう。

小麦で作られる甜麵醬と豆由来の豆板醤は、味わいも異なります。甜麵醬がまろやかな甘さを持つ調味料であるのに対し、豆板醤はしっかりとした辛味があるので、麻婆豆腐や担々麺、エビチリなどの辛さがはっきりとした料理に使われる場合が多いようですね。

唐辛子が入っているため、甜麵醬より豆板醤のほうが辛味の強い調味料といえるでしょう。

コチュジャンとの違い

甜麵醬とコチュジャンの違いにも、ベースとなる食材が挙げられます。ともに見た目はよく似た赤茶色をした調味料ですが、小麦粉がベースの甜面醬に対して、コチュジャンはもち米や唐辛子がベースの調味料です。

コチュジャンは朝鮮半島が発祥といわれており、お米ともち米麹に唐辛子を加えたものを熟成させて作られます。お米がベースになっているので、唐辛子が入っていても刺激をダイレクトに感じることは少なく、マイルドな辛味を味わえるでしょう。

コチュジャンは主に韓国料理で使われる場合が多く、コチュジャンを使った代表的な料理といえば『ビビンパ』や『タッカルビ』、『ヤンニョムチキン』などが挙げられます。日本では昨今、韓国料理が大ブームなのでコチュジャンは比較的なじみのある調味料かもしれませんね。

コチュジャンは、甜麵醬と同様に、辛さが得意ではない人でも食べられる調味料でもあります。

甜面醤の代わりはこれ!代用できる調味料の組み合わせ

勉強をしながら指を指す若い女子学生の画像

※写真はイメージ

料理をする時によくありがちなのが、残っていると思っていた調味料がまったく残っていなかったという失敗。塩コショウなど頻繁に使う調味料であれば覚えているかもしれませんが、甜麵醬などたまに使う調味料ほどうっかりミスが起こりやすいですよね。

実は甜麺醤はいくつかの方法で代用できるので、本記事では3つの代用方法をご紹介します。甜麺醤が家にない人、頻繁に使わないから買うのはもったいないと感じている人はぜひ、以下の代用方法を参考にしてみてください。

基本の代用方法

甜麺醤は甘みのある味噌ベースの調味料なので、どの家庭にでもある以下の調味料を混ぜ合わせると代用が可能です。

  • 味噌:大さじ2杯
  • 醤油:小さじ1杯
  • 砂糖:小さじ1杯
  • ごま油:小さじ1杯

味噌を赤味噌にすると、より甜麺醤に近い味わいになるといわれています。日本国内で作られている甜麺醤は、八丁味噌をベースに作られているタイプが多く、日本人好みの味になるでしょう。

オイスターソースを使った代用方法

甜麵醬の代用方法2つ目はオイスターソースを使った代用方法です。オイスターソースは中華料理でよく使われる調味料の1つで、牡蠣から抽出したエキスを基にして作られる独特な風味とうまみ、コクが特徴。

味噌がベースの甜麵醬とは根本的な作り方が異なるので、オイスターソースで代用する時は、オイスターソースと味噌と砂糖をすべて同じ分量で混ぜ合わせると、甜麵醬の代用として活用できます。

オイスターソースを使った代用方法は、回鍋肉などの炒め物で使うとよりおいしくいただけるのでおすすめです。

焼き肉のタレを使った代用方法

3つ目に紹介するのは、焼き肉のタレを使った代用方法です。焼き肉のタレを使ったアレンジの場合は以下の調味料を組み合わせます。

  • 焼き肉のタレ:大さじ4杯
  • 豆板醤:大さじ2杯
  • ニンニクやショウガのすりおろし:大さじ2杯
  • ごま油:大さじ2杯

※分量は4人前

焼き肉のタレがしっかりとした味を持っているので、焼き肉のタレで代用する場合は、回鍋肉や麻婆豆腐など味の濃い料理を作る時がおすすめです。

甜面醬のおすすめレシピ

回鍋肉の画像

※写真はイメージ

最後に『エスビー食品株式会社』のウェブサイトで紹介されている、甜麺醤のおすすめレシピをご紹介します。甘さとコクのある甜麺醤を生かすなら、『回鍋肉』がおすすめですよ。

甜麵醬を使っているので辛くなりすぎず、甜麵醬特有の甘辛い香りが食欲をそそるので、ご飯との相性も抜群です。

回鍋肉

甘辛い味付けは食欲を増進してくれるので、ぜひ作ってみてくださいね。

材料
(2人分)
豚バラ肉薄切り150g
キャベツ130g
ピーマン40g
長ねぎ30g
サラダ油大さじ1
S&B おろしにんにく 小さじ1/2
【合わせ調味料】
  李錦記甜麺醤(テンメンジャン)大さじ1
  李錦記 豆板醤小さじ1
  醤油小さじ1
  酒小さじ2

作り方
【1】豚肉は食べやすい大きさに切り、キャベツ、ピーマンはひと口大、長ねぎは斜め切りにします。
【2】フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を色が変わるまで中火で炒めます。
【3】にんにく、キャベツ、ピーマン、長ねぎを入れて強火で1分30秒ほど炒めます。
【4】【合わせ調味料】を混ぜて加え、1分ほど炒め合わせます。

エスビー食品株式会社 ーより引用

甜面醬はコクと甘みのある味噌のこと!

甜麵醬は小麦がベースになったコクとまろやかな甘さが特徴の調味料です。マイルドな辛さなので、辛いものが苦手な人や、子供のいるご家庭でも気軽に取り入れられるかもしれませんね。

さまざまな調味料を知っておくと料理のレパートリーが増えるので、ぜひ甜麺醤も積極的に使ってみてください。


[文・構成/grape編集部]

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出典
エスビー食品株式会社

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