ささみのタンパク質量と効率よく摂取する方法は?おすすめレシピも紹介 By - grape編集部 公開:2023-11-08 更新:2025-03-04 料理 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「ささみにはどれくらいのタンパク質が含まれているのか」「タンパク質が多く含まれる鶏肉の部位はどこか」「ささみを使った料理のレシピを知りたい」と思っている人は、多いのではないでしょうか。 筋肉をつけるためにトレーニングしている人や、ダイエットをしたいと考えている人にとっては、効率よくタンパク質を摂取することが重要です。 そこで本記事では、ささみに含まれるタンパク質の量や、タンパク質を効率よく摂取する方法、ささみを使ったレシピなどを紹介します。 今後のトレーニングや食生活に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。 目次 1. ささみのタンパク質量2. ささみに含まれるタンパク質以外の栄養素3. ささみとそのほか部位のタンパク質量を比較3.1. 鶏むね肉3.2. 鶏もも肉4. ささみに含まれるタンパク質を効率よく摂取する3つの方法4.1. 数回に分けて食べる4.2. トレーニングの2時間前および終了後30分以内に食べる4.3. タンパク質以外の栄養素もバランスよく摂取する5. ささみでタンパク質を取る時の注意点6. 基本的なささみの調理方法6.1. 電子レンジで加熱する方法6.2. 鍋でゆでる方法7. ささみを使ったダイエット中におすすめレシピ7選7.1. ささみのナムル7.2. ささみのごま味噌焼き7.3. ささみのチーズ焼き7.4. ささみのサラダ7.5. ささみの脂肪燃焼スープ7.6. ささみカレー7.7. ささみとネギ塩レモンのそうめん8. ささみのタンパク質量を確認して適切な量を摂取しよう ささみのタンパク質量 ※写真はイメージ タンパク質はトレーニングをしている人や、強度の高い運動をしている人だけでなく、多くの人にとって必要な栄養素です。 身体の15〜20%を占めるタンパク質は、筋肉や髪の毛などを生成するほか、身体を動かすためのエネルギーを作る働きがあります。 そんなタンパク質が多く含まれる食品の1つとして知られているのが、ささみです。ささみに含まれるタンパク質量は以下の通り。 ささみの量タンパク質 100gあたり(ささみ約2本分)23.9g 1本あたり(50~55g)12~13.1g ささみを調理すると、タンパク質の量が変化します。 上の表にある通り、ささみ100gには23.9gのタンパク質が含まれていますが、ゆでた場合は29.6gに、焼いた場合は31.7gにそれぞれ増加します。 ささみにはタンパク質以外にもさまざまな栄養素が含まれているため、次の項で詳しく見ていきましょう。 ささみに含まれるタンパク質以外の栄養素 ※写真はイメージ ささみに含まれる栄養成分は、以下の通りです。 ささみ100gあたり値 エネルギー98kcal 脂質0.8g 炭水化物0.1g タンパク質23.9g 高タンパクでありながら脂質が低いため、食事のカロリーを抑えたい人も罪悪感なく食べられるでしょう。 ささみとそのほか部位のタンパク質量を比較 ※写真はイメージ ささみは鶏むね肉の裏側にある貴重な部位で、1羽あたり2本しか取れません。牛や豚でいうヒレの部分に該当します。 ニワトリが羽を動かす時に動かすため脂肪分が少なく、淡白な味でありながら甘みが感じられるのが特徴です。 ここからは、ささみとほかの部位のタンパク質量を比較します。鶏むね肉や鶏もも肉にはどれほどのタンパク質が含まれているのかを確認してみましょう。 鶏むね肉 鶏むね肉は羽を動かす時に使われる部位で、ささみと同様に脂肪分が少なめです。タンパク質の含有量はささみのほうが多いものの、それほど大きな差はありません。 部位(100g)タンパク質の量 ささみ23.9g 鶏胸肉(皮あり)21.3g 鶏胸肉(皮なし)23.3g ささみや鶏むね肉はヘルシーかつタンパク質を摂取しやすく、淡白な味わいです。また、加熱するとパサつきやすいため、調理方法を工夫する必要があります。 鶏もも肉 鶏もも肉はももから足にかけて付いている部位で、ほどよい脂肪分や油を含むため、シンプルな調理方法でもおいしく食べられる部位です。 ただし、タンパク質はささみのほうが多く含まれています。こちらの表をご覧ください。 部位(100g)タンパク質の量 ささみ23.9g 鶏もも肉(皮あり)16.6g 鶏もも肉(皮なし)19.0g タンパク質をたくさん摂取したい人は、鶏もも肉よりささみを選ぶとよいでしょう。 ささみに含まれるタンパク質を効率よく摂取する3つの方法 ※写真はイメージ ささみに含まれるタンパク質を効率的に摂取するには、適切な食べ方を押さえておくことが重要です。 この項では、タンパク質を効率よく摂取するための方法を3つ紹介します。筋肉を付けたり、減量したりする時にも必要な情報ですので、必ずチェックしておきましょう。 普段の生活において必要なタンパク質量も分かるため、トレーニングをしていない人もぜひ参考にしてみてください。 数回に分けて食べる タンパク質は一度にたくさん摂取しても、体内に取り込める量が限られています。効率よくタンパク質を摂取するには、複数回に分けましょう。 身体に取り込めるタンパク質の量は、食事1回につき体重×0.7gほど。例えば、体重50kgの人が1回の食事で摂取できるタンパク質量は、およそ35gとなります。 このように、一度にたくさんタンパク質を摂取しても、すべて吸収できるわけではありません。なお、1日あたりのタンパク質摂取量の目安は以下の通りです。 トレーニングをしていない人:体重✕0.8~1.0g トレーニングをしている人:体重✕1.2~2.0g(※トレーニングの強度に応じて要調整) 筋肉量を増やしたい人は、トレーニングしない人と比べてタンパク質を多く摂取する必要があります。 3食で摂取しきれない場合は、間食にささみを取り入れてもよいでしょう。1回の摂取量に注意しながら、こまめにタンパク質を摂取するのがおすすめです。 トレーニングの2時間前および終了後30分以内に食べる トレーニングの2〜3時間前に高タンパクなささみを食べると、トレーニング中のエネルギー不足を防げます。 また、トレーニング終了後30分以内にタンパク質を摂取することで、筋肉の増強につながります。摂取するまでのスピード感が大切なので、トレーニングが終わったらすぐに食べられる状態にしておくとよいでしょう。 減量中の人は、運動で消費したカロリーが無駄にならないように調理方法を工夫してみてください。 揚げ物などの油を使ったレシピや、調味料をたくさん使う味付けをしている場合は、カロリーを摂取しすぎてしまう可能性があります。 トレーニングの前後は、タンパク質を補給する重要なタイミングです。調理方法や味付けは、シンプルなものにしておくとよいでしょう。 タンパク質以外の栄養素もバランスよく摂取する タンパク質を分解し吸収させるためには、ビタミンB群や酵素が必要です。タンパク質だけを摂取していても、うまく身体に吸収されていない可能性があります。 ビタミンB群はタンパク質の分解と吸収を助けるだけでなく、疲労回復効果も見込めるため、積極的に摂りましょう。 筋肉量を増やしたい人は、運動前に炭水化物とタンパク質を摂取してエネルギー源を蓄えるのがおすすめ。栄養をしっかりと摂取しておくと、筋肉増強の効果が高まるでしょう。 運動やトレーニングをしない人も、タンパク質の吸収を助けるために、1日に必要な栄養をまんべんなく摂るのがおすすめです。 ささみでタンパク質を取る時の注意点 ※写真はイメージ ささみは低脂質かつ低カロリーな食品ですが、調理方法によって摂取するカロリーや栄養素が変動します。特に減量中の人は気をつけましょう。 ささみの調理方法別カロリーは、以下の通りです。 ささみの調理方法エネルギー(kcal) ゆで121 ソテー186 フライ246 フライのように、油をたくさん使う料理を食べると摂取カロリーが増加します。一方、ゆでて食べると摂取カロリーを抑えることができます。 ただし、一緒に食べる食品や使用する調味料によっては、合計の摂取カロリーが高くなる可能性があるため注意しましょう。 基本的なささみの調理方法 ※写真はイメージ ささみの特徴や食べるタイミングなどについて理解を深めたところで、ここからは基本的な調理方法を紹介します。 調理に入る前に、下処理としてささみの筋取りをしましょう。筋の取り方は以下の通りです。 筋に沿って包丁で適度に切れ目を入れて、裏返す。 筋を指で押さえ、包丁で身と筋を剥がす。 筋は取らなくても食べられますが、固くて噛み切れない可能性があります。 なお、スーパーマーケットなどで販売されているささみには『筋引ささみ』『筋取ささみ』など、あらかじめ筋が取り除かれているものもあります。この場合、下処理をする必要はありません。 電子レンジで加熱する方法 電子レンジでささみに火を通す際は、酒と塩こしょうを用意しましょう。必要なものと加熱方法は以下の通りです。 【必要なもの(ささみ2~3本ぶん)】 酒:大さじ1 塩こしょう:適量 フォーク ラップ 耐熱容器 【ささみの加熱方法】 ささみをフォークで刺し、穴をあける。 酒と適量の塩こしょうを揉み込む。 ささみを耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをしてレンジに入れる。 600Wのレンジで、ささみ1本につき1分30秒ほど加熱する。時間は本数に応じて延ばす。 ラップをかけたまま粗熱をとる。 ささみは熱を通しすぎるとパサパサになりやすいため、加熱時間には十分注意しましょう。 ポイントは、余熱を使って中まで火を通すこと。火が通っているかが心配な場合は、ささみを切ったり裂いたりして、生の部分がないかを確認します。火が通っていなければ、少しずつレンジで加熱してください。 鍋でゆでる方法 ささみを鍋でゆでて火を通す際は、以下の材料を使います。 【材料(ささみ3本ぶん)】 水:500㎖ 酒:大さじ1杯 塩:小さじ2ぶんの1杯 作り方は、以下の通りです。 鍋にささみが浸る程度の水を入れ、沸騰させる。 沸騰したら酒と塩を入れ、ささみを投入する。 再沸騰したらすぐに火を止める。 フタをして、10分ほど予熱で火を通す。 余熱で火を通した後は、生焼けになっている部分がないかを確認しましょう。 塩と酒の代わりに、塩麹を使う方法もあります。ささみを塩麹に30分〜1時間漬けこんでから火を通すと、パサつきがなく仕上がるためおすすめです。時間がある時に試してみてください。 ささみを使ったダイエット中におすすめレシピ7選 ※写真はイメージ 基本の調理方法で作ったささみを食べるだけでは、どうしても飽きてしまいますよね。 ここからは、減量中でも食べられるアレンジレシピを紹介します。ささみを使った料理のレパートリーを増やしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。 ささみのナムル 火を通したささみに手を加えると、韓国の和えものであるナムルのように仕上げることができます。材料と作り方は以下の通りです。 【材料(2人ぶん)】 ささみ:2本 もやし:1袋 キュウリ:1本 ◎鶏ガラスープの素:小さじ1杯 ◎醤油:大さじ1杯 ◎ごま油:大さじ1杯 ◎こしょう:少々 ◎にんにくチューブ:約2cm ◎ゴマ:お好みの量 【作り方】 基本的なささみの調理方法で、ささみに火を通す。 もやしをレンジで2分30秒ほど加熱する。 キュウリを千切りにする。 加熱されたささみをほぐす。 ◎印の材料をすべて混ぜ合わせたら完成。 ごま油のカロリーや脂質が気になる人は、お好みで量を調整してみてください。キュウリを千切りにしたら、後は簡単なので手軽に作れますね。 ささみのごま味噌焼き ささみのごま味噌焼きは、ささみをホイル焼きにして作るのが特徴。以下の材料を用意して作ってみてください。 【材料(2~3人ぶん)】 ささみ:6本 ◎酒 :大さじ1杯 ◎砂糖:小さじ1杯 ◎醤油:小さじ1杯 ◎合わせ味噌:大さじ2杯 白いりゴマ:大さじ1杯 【作り方】 筋を取ったささみをひと口大に切る。 切ったささみと◎印の調味料をボウルに入れ、混ぜ合わせる。 アルミホイルを敷いた鉄板にささみを並べる。 ささみにゴマをまぶしたら、トースターで10分ほど焼いて完成。 味噌ダレが焦げやすいため、加熱する際はなるべく目を離さないでください。もしくは、アルミホイルを被せて蒸し焼きにしてもよいでしょう。 火が通りにくいと感じたら、ささみをひっくり返して再度焼けばOKです。冷蔵庫で保存すると2〜3日は持ちますよ。 お好みで、マヨネーズや豆板醤を加えてみてもよいでしょう。自分だけのオリジナルな味付けを探してみてくださいね。 ささみのチーズ焼き ささみのチーズ焼きのレシピでは、基本の調理方法を使いません。材料と作り方はこちらです。 【材料(2人ぶん)】 ささみ:4本 ピザ用チーズ:30g 小麦粉:小さじ2 オリーブオイル:小さじ1 マヨネーズ:少々 塩:少々 ブラックペッパー:少々 【作り方】 ささみを観音開きにする。 開いたささみに塩と小麦粉をまぶす。 オリーブオイルをフライパンにひいて、ささみを焼く。 ささみの上にマヨネーズを塗る。 チーズをのせたら、フタをして蒸し焼きにする。 チーズが溶けてきたらブラックペッパーをまぶして完成。 観音開きとは、筋を取った面の中央に切り込みを入れて厚みが均等になるようにそぎ、左右が開いた状態にすることです。 カロリーが気になる場合は、チーズの種類を変えて作りましょう。低カロリーなチーズの例は、以下の通りです。 カッテージチーズ100g:99kcal モッツァレラチーズ100g:269kcal マヨネーズのつけすぎも、摂取カロリーが増える原因になります。分量には気をつけましょう。 ささみのサラダ ささみを使ったサラダのレシピは、ひと口サイズにカットされたコブサラダ風に作ることができます。 【材料】 ささみ:3本 大根:5cm キュウリ:2ぶんの1本 クレイジーソルト:適量 ワインビネガー(もしくは酢):適量 お好みのドレッシング:大さじ1杯 ブロッコリーやトマトなどの野菜:適量(※もしあれば) 【作り方】 ささみを基本の調理方法でゆでる。 大根とキュウリを1cm角に切る。 大根とキュウリに小さじ1杯の塩をふり、10分ほど放置して水分を出す。 水分が出てきたら、キッチンペーパーで水気を取る。 クレイジーソルトとワインビネガー(または酢)を入れる。 ゆでたささみを1cm角に切り、クレイジーソルトを振る。 大根とキュウリに加え、粗熱が取れたささみを皿に盛りつける。 ドレッシングをかけて、ブロッコリーやトマトなどの野菜を添えたら完成。 クレイジーソルトとワインビネガー(もしくは酢)だけでも十分ですが、お好みのドレッシングを組み合わせるのもおすすめ。 低カロリーのドレッシングを選ぶと、減量中でも罪悪感なく食べられるでしょう。味も見た目も楽しめそうな一品です。 ささみの脂肪燃焼スープ ささみを入れた脂肪燃焼スープのレシピです。以下の材料を使います。 【材料 (2人ぶん~)】 トマト缶:200g セロリ(小分け):2ぶんの1本 キャベツ:4ぶんの1個 タマネギ:4ぶんの1個 ささみ:4本~ 大豆の水煮:約50g 水:350㎖ 鶏がらスープの素:大さじ1.5杯 塩こしょう:少々 【作り方】 筋を取ったささみをひと口サイズに切る。 すべての野菜をサイコロ状に切る。 塩こしょう以外の食材と水、鶏がらスープの素を鍋に入れる。 沸騰するまで強火で加熱する。 沸騰してきたら、弱火に変えて野菜が柔らかくなるまで煮込む。 塩こしょうで味をととのえて完成。 このスープは冷凍保存ができるため、分量を増やして大量に作っておけば、いつでも温め直して食べられます。節約中の人にも嬉しい一品ですね。 味に飽きてきたら、鶏ガラスープの素をコンソメに代用してアレンジしてみると、ひと味違った仕上がりが楽しめますよ。 ささみカレー 子供から大人まで、多くの人に愛されている料理の1つ、カレーライス。牛肉や豚肉など、人によって具材の好みはさまざまでしょう。 そんなカレーライスにささみを使用すると、脂質を抑えたヘルシーな1品に仕上がります。材料と作り方はこちら。 【材料(1人ぶん)】 ご飯:200g タマネギ:4ぶんの1個 ニンジン:4ぶんの1本 ジャガイモ:2ぶんの1個 塩:少々 こしょう:少々ささみ:100g サラダ油:大さじ4ぶんの1杯 カレールー:20g 水:200cc おろしニンニク:小さじ2ぶんの1杯 おろしショウガ:小さじ2ぶんの1杯 【作り方】 タマネギはくし形切りに、ニンジンは乱切りにして、ジャガイモは十字に切った後、切り口を下にして、横3等分にする。 手順1で切った具材を水にさらした後、水気を切る。 ささみをひと口サイズに切って、塩こしょうを振る。 鍋にサラダ油を入れ、中火で熱したら、手順2の具材を投入して炒める。 水を加え、煮立ったら手順3のささみを入れてさらに煮る。 煮立ったら、アクを取ってからおろしニンニクとおろしショウガを入れてフタをし、ジャガイモが柔らかくなるまで弱火で煮る。 火を止めて、カレールーを加えて溶かす。その後、中火で3分ほど煮る。 器にご飯を盛り付け、手順7のカレールーをかけて完成。 カレーライスの具材にささみを使用すると、一般的なものと比べて脂質を抑えることができます。ダイエット中にカレーが食べたくなったら、ささみ入りを検討してみてくださいね。 ささみとネギ塩レモンのそうめん 最後に紹介するのは、ささみを使ったそうめんのレシピです。ネギ塩とレモンを加えて、さっぱりとした味わいを楽しみましょう。 【材料(1人ぶん)】 レモン:2ぶんの1個 ささみ:50g 酒:小さじ1杯 ◎細ネギ:適量 ◎塩:適量 ◎ごま油:大さじ2ぶんの1杯 ★鶏がらスープの素:小さじ2ぶんの1杯 ★塩:適量 ★こしょう:適量 ★水:300cc そうめん:2束 【作り方】 用意したレモンのうち、半分は薄切りにし、もう半分は果汁を搾り取る。 ボウルに入れたささみに酒を振って揉み込む。細ネギは小口切りにし、別のボウルに◎印の材料を入れて混ぜる。 また別のボウルを用意し、★印の材料と、手順1で用意したレモン果汁を加えて混ぜ、30分ほど冷蔵庫で冷やしてスープにする。 湯を沸かした鍋で、ささみを2分ほどゆでたら取り出し、租熱を取ったら食べやすい大きさにほぐす。 手順4と同じ鍋を使い、アクを取った後にそうめんをゆでる。 器にそうめんを盛って、手順3のスープをかけ、スライスしたレモン、ささみ、ネギ塩を添えたらでき上がり。 食べやすい味付けでありながら、ささみを用いることによって、タンパク質をしっかりと摂取できることも、このレシピの特徴の1つです。 夏バテしそうな暑い日や、食欲があまりわかない時などに作ってみてはいかがでしょうか。 ささみのタンパク質量を確認して適切な量を摂取しよう ※写真はイメージ ささみ100gあたりのタンパク質は23.9gです。対して鶏むね肉は100gあたり23.3gであるため、ささみのほうがより多くのタンパク質を摂取できます。 タンパク質は身体を動かすためのエネルギーを作る働きがあるため、ダイエットや筋トレをしていない人も、十分に摂取しましょう。特に、ダイエット中の人や筋肉を増やしたい人は、積極的に摂りたい栄養素です。 ただし、一度に体内に取り込めるタンパク質量は決まっています。食事回数を増やし、こまめに摂取するのがおすすめです。ささみを上手に活用して、効率よくタンパク質を摂取しましょう。 関連記事 栄養まるごといただき! タンパク質たっぷりの『ささみスナック』を作ってみました! ささみの筋はこう取る 企業の解説に「意外と簡単だった」 セブンイレブンのサンドイッチ、たんぱく質が摂れる人気商品はコレ! [文・構成/grape編集部] 具材なしの『まかないパスタ』 調味料だけでも「ダントツでうまい」冷蔵庫に何もない…。 醤油とバター、オリーブオイルで? 冷凍うどん、余ってない? ありそうでなかったアレンジに家族が大喜び!本記事では冷凍うどんで作ることができるレンチンカルボナーラの作り方を紹介しています。 Share Post LINE はてな コメント
「ささみにはどれくらいのタンパク質が含まれているのか」「タンパク質が多く含まれる鶏肉の部位はどこか」「ささみを使った料理のレシピを知りたい」と思っている人は、多いのではないでしょうか。
筋肉をつけるためにトレーニングしている人や、ダイエットをしたいと考えている人にとっては、効率よくタンパク質を摂取することが重要です。
そこで本記事では、ささみに含まれるタンパク質の量や、タンパク質を効率よく摂取する方法、ささみを使ったレシピなどを紹介します。
今後のトレーニングや食生活に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
ささみのタンパク質量
※写真はイメージ
タンパク質はトレーニングをしている人や、強度の高い運動をしている人だけでなく、多くの人にとって必要な栄養素です。
身体の15〜20%を占めるタンパク質は、筋肉や髪の毛などを生成するほか、身体を動かすためのエネルギーを作る働きがあります。
そんなタンパク質が多く含まれる食品の1つとして知られているのが、ささみです。ささみに含まれるタンパク質量は以下の通り。
ささみを調理すると、タンパク質の量が変化します。
上の表にある通り、ささみ100gには23.9gのタンパク質が含まれていますが、ゆでた場合は29.6gに、焼いた場合は31.7gにそれぞれ増加します。
ささみにはタンパク質以外にもさまざまな栄養素が含まれているため、次の項で詳しく見ていきましょう。
ささみに含まれるタンパク質以外の栄養素
※写真はイメージ
ささみに含まれる栄養成分は、以下の通りです。
高タンパクでありながら脂質が低いため、食事のカロリーを抑えたい人も罪悪感なく食べられるでしょう。
ささみとそのほか部位のタンパク質量を比較
※写真はイメージ
ささみは鶏むね肉の裏側にある貴重な部位で、1羽あたり2本しか取れません。牛や豚でいうヒレの部分に該当します。
ニワトリが羽を動かす時に動かすため脂肪分が少なく、淡白な味でありながら甘みが感じられるのが特徴です。
ここからは、ささみとほかの部位のタンパク質量を比較します。鶏むね肉や鶏もも肉にはどれほどのタンパク質が含まれているのかを確認してみましょう。
鶏むね肉
鶏むね肉は羽を動かす時に使われる部位で、ささみと同様に脂肪分が少なめです。タンパク質の含有量はささみのほうが多いものの、それほど大きな差はありません。
ささみや鶏むね肉はヘルシーかつタンパク質を摂取しやすく、淡白な味わいです。また、加熱するとパサつきやすいため、調理方法を工夫する必要があります。
鶏もも肉
鶏もも肉はももから足にかけて付いている部位で、ほどよい脂肪分や油を含むため、シンプルな調理方法でもおいしく食べられる部位です。
ただし、タンパク質はささみのほうが多く含まれています。こちらの表をご覧ください。
タンパク質をたくさん摂取したい人は、鶏もも肉よりささみを選ぶとよいでしょう。
ささみに含まれるタンパク質を効率よく摂取する3つの方法
※写真はイメージ
ささみに含まれるタンパク質を効率的に摂取するには、適切な食べ方を押さえておくことが重要です。
この項では、タンパク質を効率よく摂取するための方法を3つ紹介します。筋肉を付けたり、減量したりする時にも必要な情報ですので、必ずチェックしておきましょう。
普段の生活において必要なタンパク質量も分かるため、トレーニングをしていない人もぜひ参考にしてみてください。
数回に分けて食べる
タンパク質は一度にたくさん摂取しても、体内に取り込める量が限られています。効率よくタンパク質を摂取するには、複数回に分けましょう。
身体に取り込めるタンパク質の量は、食事1回につき体重×0.7gほど。例えば、体重50kgの人が1回の食事で摂取できるタンパク質量は、およそ35gとなります。
このように、一度にたくさんタンパク質を摂取しても、すべて吸収できるわけではありません。なお、1日あたりのタンパク質摂取量の目安は以下の通りです。
筋肉量を増やしたい人は、トレーニングしない人と比べてタンパク質を多く摂取する必要があります。
3食で摂取しきれない場合は、間食にささみを取り入れてもよいでしょう。1回の摂取量に注意しながら、こまめにタンパク質を摂取するのがおすすめです。
トレーニングの2時間前および終了後30分以内に食べる
トレーニングの2〜3時間前に高タンパクなささみを食べると、トレーニング中のエネルギー不足を防げます。
また、トレーニング終了後30分以内にタンパク質を摂取することで、筋肉の増強につながります。摂取するまでのスピード感が大切なので、トレーニングが終わったらすぐに食べられる状態にしておくとよいでしょう。
減量中の人は、運動で消費したカロリーが無駄にならないように調理方法を工夫してみてください。
揚げ物などの油を使ったレシピや、調味料をたくさん使う味付けをしている場合は、カロリーを摂取しすぎてしまう可能性があります。
トレーニングの前後は、タンパク質を補給する重要なタイミングです。調理方法や味付けは、シンプルなものにしておくとよいでしょう。
タンパク質以外の栄養素もバランスよく摂取する
タンパク質を分解し吸収させるためには、ビタミンB群や酵素が必要です。タンパク質だけを摂取していても、うまく身体に吸収されていない可能性があります。
ビタミンB群はタンパク質の分解と吸収を助けるだけでなく、疲労回復効果も見込めるため、積極的に摂りましょう。
筋肉量を増やしたい人は、運動前に炭水化物とタンパク質を摂取してエネルギー源を蓄えるのがおすすめ。栄養をしっかりと摂取しておくと、筋肉増強の効果が高まるでしょう。
運動やトレーニングをしない人も、タンパク質の吸収を助けるために、1日に必要な栄養をまんべんなく摂るのがおすすめです。
ささみでタンパク質を取る時の注意点
※写真はイメージ
ささみは低脂質かつ低カロリーな食品ですが、調理方法によって摂取するカロリーや栄養素が変動します。特に減量中の人は気をつけましょう。
ささみの調理方法別カロリーは、以下の通りです。
フライのように、油をたくさん使う料理を食べると摂取カロリーが増加します。一方、ゆでて食べると摂取カロリーを抑えることができます。
ただし、一緒に食べる食品や使用する調味料によっては、合計の摂取カロリーが高くなる可能性があるため注意しましょう。
基本的なささみの調理方法
※写真はイメージ
ささみの特徴や食べるタイミングなどについて理解を深めたところで、ここからは基本的な調理方法を紹介します。
調理に入る前に、下処理としてささみの筋取りをしましょう。筋の取り方は以下の通りです。
筋は取らなくても食べられますが、固くて噛み切れない可能性があります。
なお、スーパーマーケットなどで販売されているささみには『筋引ささみ』『筋取ささみ』など、あらかじめ筋が取り除かれているものもあります。この場合、下処理をする必要はありません。
電子レンジで加熱する方法
電子レンジでささみに火を通す際は、酒と塩こしょうを用意しましょう。必要なものと加熱方法は以下の通りです。
【必要なもの(ささみ2~3本ぶん)】
【ささみの加熱方法】
ささみは熱を通しすぎるとパサパサになりやすいため、加熱時間には十分注意しましょう。
ポイントは、余熱を使って中まで火を通すこと。火が通っているかが心配な場合は、ささみを切ったり裂いたりして、生の部分がないかを確認します。火が通っていなければ、少しずつレンジで加熱してください。
鍋でゆでる方法
ささみを鍋でゆでて火を通す際は、以下の材料を使います。
【材料(ささみ3本ぶん)】
作り方は、以下の通りです。
余熱で火を通した後は、生焼けになっている部分がないかを確認しましょう。
塩と酒の代わりに、塩麹を使う方法もあります。ささみを塩麹に30分〜1時間漬けこんでから火を通すと、パサつきがなく仕上がるためおすすめです。時間がある時に試してみてください。
ささみを使ったダイエット中におすすめレシピ7選
※写真はイメージ
基本の調理方法で作ったささみを食べるだけでは、どうしても飽きてしまいますよね。
ここからは、減量中でも食べられるアレンジレシピを紹介します。ささみを使った料理のレパートリーを増やしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
ささみのナムル
火を通したささみに手を加えると、韓国の和えものであるナムルのように仕上げることができます。材料と作り方は以下の通りです。
【材料(2人ぶん)】
【作り方】
ごま油のカロリーや脂質が気になる人は、お好みで量を調整してみてください。キュウリを千切りにしたら、後は簡単なので手軽に作れますね。
ささみのごま味噌焼き
ささみのごま味噌焼きは、ささみをホイル焼きにして作るのが特徴。以下の材料を用意して作ってみてください。
【材料(2~3人ぶん)】
【作り方】
味噌ダレが焦げやすいため、加熱する際はなるべく目を離さないでください。もしくは、アルミホイルを被せて蒸し焼きにしてもよいでしょう。
火が通りにくいと感じたら、ささみをひっくり返して再度焼けばOKです。冷蔵庫で保存すると2〜3日は持ちますよ。
お好みで、マヨネーズや豆板醤を加えてみてもよいでしょう。自分だけのオリジナルな味付けを探してみてくださいね。
ささみのチーズ焼き
ささみのチーズ焼きのレシピでは、基本の調理方法を使いません。材料と作り方はこちらです。
【材料(2人ぶん)】
【作り方】
観音開きとは、筋を取った面の中央に切り込みを入れて厚みが均等になるようにそぎ、左右が開いた状態にすることです。
カロリーが気になる場合は、チーズの種類を変えて作りましょう。低カロリーなチーズの例は、以下の通りです。
マヨネーズのつけすぎも、摂取カロリーが増える原因になります。分量には気をつけましょう。
ささみのサラダ
ささみを使ったサラダのレシピは、ひと口サイズにカットされたコブサラダ風に作ることができます。
【材料】
【作り方】
クレイジーソルトとワインビネガー(もしくは酢)だけでも十分ですが、お好みのドレッシングを組み合わせるのもおすすめ。
低カロリーのドレッシングを選ぶと、減量中でも罪悪感なく食べられるでしょう。味も見た目も楽しめそうな一品です。
ささみの脂肪燃焼スープ
ささみを入れた脂肪燃焼スープのレシピです。以下の材料を使います。
【材料 (2人ぶん~)】
【作り方】
このスープは冷凍保存ができるため、分量を増やして大量に作っておけば、いつでも温め直して食べられます。節約中の人にも嬉しい一品ですね。
味に飽きてきたら、鶏ガラスープの素をコンソメに代用してアレンジしてみると、ひと味違った仕上がりが楽しめますよ。
ささみカレー
子供から大人まで、多くの人に愛されている料理の1つ、カレーライス。牛肉や豚肉など、人によって具材の好みはさまざまでしょう。
そんなカレーライスにささみを使用すると、脂質を抑えたヘルシーな1品に仕上がります。材料と作り方はこちら。
【材料(1人ぶん)】
【作り方】
カレーライスの具材にささみを使用すると、一般的なものと比べて脂質を抑えることができます。ダイエット中にカレーが食べたくなったら、ささみ入りを検討してみてくださいね。
ささみとネギ塩レモンのそうめん
最後に紹介するのは、ささみを使ったそうめんのレシピです。ネギ塩とレモンを加えて、さっぱりとした味わいを楽しみましょう。
【材料(1人ぶん)】
【作り方】
食べやすい味付けでありながら、ささみを用いることによって、タンパク質をしっかりと摂取できることも、このレシピの特徴の1つです。
夏バテしそうな暑い日や、食欲があまりわかない時などに作ってみてはいかがでしょうか。
ささみのタンパク質量を確認して適切な量を摂取しよう
※写真はイメージ
ささみ100gあたりのタンパク質は23.9gです。対して鶏むね肉は100gあたり23.3gであるため、ささみのほうがより多くのタンパク質を摂取できます。
タンパク質は身体を動かすためのエネルギーを作る働きがあるため、ダイエットや筋トレをしていない人も、十分に摂取しましょう。特に、ダイエット中の人や筋肉を増やしたい人は、積極的に摂りたい栄養素です。
ただし、一度に体内に取り込めるタンパク質量は決まっています。食事回数を増やし、こまめに摂取するのがおすすめです。ささみを上手に活用して、効率よくタンパク質を摂取しましょう。
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[文・構成/grape編集部]