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コインランドリーの乾燥機を使う手順3ステップ! 利用するメリットや注意点を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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コインランドリーの写真

※写真はイメージ

「布団のような大きいものを乾燥機にかけたい」「雨続きだから乾燥機を使って洗濯物を乾かしたい」と、コインランドリーで乾燥機の使用を検討している人もいるのではないでしょうか。

コインランドリーの乾燥機は大容量なので、たくさんのものを一気に乾燥可能です。また、高温で乾燥させるため、殺菌やダニ退治の効果も期待できます。しかし、初めて乾燥機を使う場合は、乾かすのにかかる時間や操作方法が分からず、不安に感じることもあるでしょう。

そこで本記事では、コインランドリーで乾燥機を使う方法を解説します。コインランドリーで乾燥機を使う際の注意点や、効率的に乾燥させる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

コインランドリーで乾燥機を使う手順3ステップ

洗濯機に洋服を入れる写真

コインランドリーの乾燥機は、本体に設置されているパネルやボタンを操作して使用します。店舗によって手順は異なりますが、基本的な操作方法は同じです。洗濯・乾燥が一体になったタイプは、乾燥機単体のものと操作方法が異なります。

基本的な操作方法を押さえて、実際に利用する際に困らないようにしましょう。

洗濯物を乾燥機に入れる

まずは、乾燥機を選んで、乾かしたい洗濯物を入れていきます。コインランドリーに置いてある機械は以下の3種類です。

  • 洗濯機
  • 乾燥機
  • 全自動洗濯乾燥機

洗濯物を乾かす機能がある、乾燥機か全自動洗濯乾燥機を選びます。乾燥機は容量が大きい程、洗濯物が乾きやすいです。そのため、しっかりと乾かしたいなら、容量の大きな乾燥機を選びましょう。

ただし、洗濯物が少ない場合は無理に大容量の乾燥機を選ぶ必要はありません。洗濯物が容量の3分の1以下に収まる乾燥機を選ぶのがおすすめです。

また、洗濯物を乾燥機に入れる前に、以下の3点を確認しておきましょう。

  • 洗濯ネットから乾かしたいものを出してある。
  • 前の人が乾燥させたものが残っていない。
  • 乾燥機の中が汚れていない。

乾かしやすくするために、ネットから洗濯物を出した状態で乾燥機に入れます。コインランドリーは共有して使うので、前の人が乾燥させたものが残っていることも。トラブルを避けるために、使用する前は庫内を確認しましょう。

料金を支払う

乾かしたいものを乾燥機に入れたら、扉を閉めてからコースを選択し、料金を支払います。洗濯と乾燥が一体になっているタイプは、乾燥のみのコースを選びましょう。

支払いは現金か、店舗ごとに発行されるICカードでしか支払えない場合が多いです。現金で支払う場合、乾燥機本体には硬貨しか投入できない店舗もあります。お札しかない場合は、両替機を使う、ICカードを使うなどの対応が必要です。

乾燥にかかる料金は8~10分ごとに100円前後が相場。ほとんどの衣類は30分程度で乾くため、最低でも300円は必要です。布団のような厚みのあるものを乾燥させる際は、50分程度かかる場合も。乾燥時間を延長できるように、お金を多めに用意しておくのが重要です。

スタートボタンを押す

コースの選択と料金の支払いが完了したら、スタートボタンを押して乾燥を始めます。お金を入れると自動で乾燥が始まる機器もあるため、料金を支払う前に洗濯物を入れるように注意しましょう。

乾かすものによりますが、30分~1時間程で乾燥は終了します。追加の乾燥が必要な場合もあるため、時間は長めに見積もっておきましょう。

乾燥が終了すると、料金パネルに『cd』と表示され、クールダウンが始まります。クールダウンによって、乾燥時に上がった庫内温度が下がります。温度が高い状態で衣服を取り出すと、型崩れする可能性があるため『cd』という表示が消えるまで待ちましょう。

料金パネルに『End』と表示されたら、乾燥に必要な工程は終了です。乾燥機から洗濯物を取り出しましょう。

コインランドリーの乾燥機にかけられないものの見分け方

洗濯表示タグの写真

洗濯物の素材や作りによって、コインランドリーの乾燥機にかけられないものがあります。乾燥機にかけられるか判断する際は、タンブル乾燥の洗濯表示を確認しましょう。

タンブル乾燥は、洗濯物を回転させながら熱風を当てて乾かす方法です。業務用の乾燥機や家庭用のドラム式洗濯機に備わっています。洗濯表示にバツがついていたり、タンブル乾燥を避ける旨の文言があったりする場合は、乾燥機が使えません。

また、タンブル乾燥ができるものでも、60℃までの温度制限がある場合は、低温コースで乾燥させる必要があります。

乾燥機にかけられないものを乾かしてしまうと、生地が縮む、シワだらけになるなどの問題が生じることも。乾燥機にかけてから後悔しないように、必ず洗濯表示を確認しましょう。乾燥機にかけられないものの具体例は以下のとおりです。

  • ニットやセーター
  • 羊毛布団
  • 皮製品
  • カーテン
  • ビーズクッション

布団や枕などの寝具も、種類によっては高温乾燥が適しておらず、傷んで使えなくなってしまう可能性があります。乾燥機にかけられるものでも、温度が決まっている可能性があるため注意が必要です。

コインランドリーの乾燥機でかかる時間と温度設定

コインランドリーの写真

洗濯物を乾かす際に必要な時間は、乾燥させたいものの種類と温度設定によって異なります。低温で乾かすと時間がかかり、高温で乾燥させる程、時間は短くなる傾向に。しかし、高温で乾かす程、生地は傷みやすくなるため、衣服の素材などに注意が必要です。

日常生活で出る洗濯物を含め、多くのものが中温で約30分乾燥機にかければ乾かせます。アイテム別の乾燥時間と温度設定の目安は以下のとおりです。

  • Tシャツ:中温で約20~30分
  • ジーンズや厚手の服:中温で約40~50分
  • バスタオル:高温で約20~30分
  • 毛布:中温で約40~60分
  • 布団:低温で約50~80分
  • カーペット:中温で約20~30分

素材によって乾燥させる時の適温は異なるため、必ず洗濯表示を確認しましょう。また、乾燥時間に迷ったら、目安の時間よりも10分ほど長く乾かすのがおすすめです。

乾燥させるものの厚みによって、必要な時間は異なります。生乾きにならないように、乾燥機にかけた後は手で触って、乾いているか確認しましょう。

コインランドリーの乾燥機を使うメリット3選

洗濯機に洋服を入れる写真

コインランドリーの乾燥機は、家庭用のものと異なり、大容量で高温乾燥が可能です。そのため、家庭では乾燥させるのが難しい大きな洗濯物もストレスなく乾かせます。さらに、殺菌など業務用ならではのメリットも。便利な点を理解した上で、利用してみてください。

大量のものを乾燥できる

コインランドリーの乾燥機は、容量が14kg~25kgのものが多いです。一方で、家庭用の洗濯機に付属している乾燥機能の容量の目安は3kg~5kg。つまり、コインランドリーの乾燥機は、家庭用の4倍近くの量の洗濯物を乾燥できます。乾燥機内のスペースに余裕があるほど温風が循環しやすく、乾くまでの時間が早いです。

また、1回でまとめて乾かせるため、乾燥にかかる時間を短縮できます。例えば、1週間分の洗濯物を乾かす場合、自宅で4回に分けていたものを、コインランドリーでは1回の運転で乾燥可能です。

1回当たりの乾燥時間は変わらないため、必要な時間を4分の1に短縮できます。そのため、布団のように大きなものや、たくさんの衣類を乾燥させる際は、コインランドリーにある乾燥機を利用するのがおすすめです。

殺菌やダニ退治ができる

コインランドリーの乾燥機は80℃以上の高温で乾かすため、熱に弱い菌やダニを退治できます。ダニは60℃以上で死滅するので、乾燥機内の温度下では生きていられません。また、乾燥時の遠心力でホコリやダニの死骸を振り落とせます。

定期的に布団などの寝具を乾燥機にかけると、ダニの繁殖を抑える効果も。寝具や衣類を清潔に保つために、コインランドリーの乾燥機を定期的に利用してみましょう。

ふわふわの仕上がりになる

コインランドリーの乾燥機は業務用なので、家庭用のものと比較して温度が高く、風量も多いです。大きな庫内で、生地に空気を含ませるように温風を吹き当てて乾かします。また、高温で乾燥させるので、繊維が立ち上がり、ふっくらとした仕上がりに。

柔軟剤を使った時以上にやわらかく仕上げられて、長期間の使用でへたってしまったタオルなどは、ふんわりとします。特にタオルや寝具は、定期的にコインランドリーで乾燥機にかけるのがおすすめです。

コインランドリーの乾燥機を使う時の4つの注意点

ドラム式洗濯機の中で回る洗濯物の写真

コインランドリーの乾燥機は大容量で、洗濯物を短時間で乾かせます。ただし、注意しないとカビやシワが生じることも。一定以上の時間は乾燥機にかけ、乾燥後はすぐに取り出すのが重要です。コインランドリーで乾燥機を使う前に、注意点を理解しておきましょう。

脱水をかけてから乾燥機に入れる

脱水をせずに、水滴が垂れるほど濡れた洗濯物を乾燥機に入れると、乾くのに時間がかかります。乾燥時間が長くなると、乾かすのにかかる料金が増えてしまうことも。

また、コインランドリーの乾燥機には、排水機能が設置されていないものもあります。水が乾燥機内に貯まると、漏電して機械が止まる可能性があるので要注意です。乾燥機を使用する時は、事前に脱水をかけるか、水滴が垂れない程度に絞るようにしましょう。

20分以上は乾燥させる

乾燥機で乾かす時間は、最低でも20分は必要です。20分未満に設定すると、洗濯物が乾ききらず、カビや生乾きの原因になります。また、乾燥機に入れたものが乾ききっていないと、家で再度干す手間が生じてしまうことも。乾燥機から出した直後は洗濯物が温かく、乾き具合が分かりにくいので、少し冷ましてから確認しましょう。

乾燥後に長時間放置しない

乾燥終了後に、長時間タオルや衣類を乾燥機に放置しておくと、シワがつく原因に。なぜなら、布は熱が冷める時に形が定着するためです。服や布団を乾燥機内に折り畳まれたまま放置すると、冷める過程でシワがつきます。

乾燥機を使って乾かす時間を短縮しても、シワを伸ばす手間が生じてしまうことも。また、長時間洗濯物を放置すると、乾燥機が空くのを待っている人に迷惑をかけてしまいます。マナーの観点からも、乾燥後は早めに洗濯物を乾燥機から取り出しましょう。

途中で開ける時は火傷に注意する

コインランドリーの乾燥機は、乾かす途中で扉を開けられます。乾燥中の庫内温度は高く、特に金属部分は熱くなっているため、開ける際には注意が必要です。布団などを裏返す際は、ファスナーなどの金属部分が熱を帯びている可能性が高いため、特に注意しましょう。

また、コインランドリーの乾燥機は、扉を開けると自動で運転が停止するタイプと、ボタンを押して運転を止めないと開けられないタイプがあります。扉を開けて止めている最中も運転タイマーは止まらないため、洗濯物を裏返したら早めに戻して再開させましょう。

コインランドリーで乾燥機を効率的に使うための3つのポイント

洗濯機に洋服を入れる写真

コインランドリーの乾燥機は、ひと手間加えると、乾くまでの時間を短縮できます。乾燥時間が減ると、乾かすのにかかる費用を抑えられるだけでなく、時間短縮も可能です。コインランドリーで乾燥機を利用する前に、早く乾かすポイントを理解しておきましょう。

大容量の乾燥機を使う

容量の大きな乾燥機を使うと、時間を短縮できます。大容量の乾燥機は、小型のものよりも強力な温風を送れるのが特徴です。また、乾燥機内の空間が広いため、温風が効率よく循環します。まんべんなく洗濯物に風が当たるため、乾くまでの時間を短縮可能です。

反対に、容量の3分の1以上の洗濯物を入れると、なかなか乾きません。大容量の乾燥機を使ったり、2回に分けて乾かしたりすると、結果的に早く終わって安く済ませられます。

残熱のある乾燥機を使う

庫内の温度が高いと、洗濯物を早く乾かせます。直前までほかの人が使っていた乾燥機は、庫内に熱が残っている可能性があります。コインランドリーの店内が空いている時は、余熱が残っている乾燥機を選びましょう。

乾いたタオルを入れる

乾いたタオルを入れて洗濯物と一緒に乾燥させると、乾かす時間を短縮可能です。乾燥機の中で洗濯物などが回転する時に、タオルが水分を吸い取ります。タオルは乾燥機の中で広がるので温風を受けやすく、ほかの洗濯物よりも早く乾きます。コインランドリーで乾燥させる際は、バスタオルのような大きなタオルを一緒に入れると、効率的に乾かせるのでおすすめです。

コインランドリーの乾燥機で効率的に乾かそう

タオルの写真

コインランドリーの乾燥機は、家庭用のものと比較して大容量なので、早く乾き、殺菌やダニ退治などの効果も期待できます。簡単に使えますが、温度設定や乾燥時間などは乾かしたいものや量によって調整しましょう。

また、乾燥機にかけられないものもあるため、乾かす前に洗濯表示を確認するのがポイント。コインランドリーはほかの人も利用するので、洗濯物を乾燥機に長期間放置しないなど、注意点も押さえておくのがおすすめです。

コインランドリーの乾燥機を正しく使用して、効率的に洗濯物を乾かしましょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
政府広報オンライン オフィシャルサイト

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