剥いた玉ねぎの皮、どうしてる? 料理に使えるから捨てないで!
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煮てよし、炒めてよしの常備野菜として愛されている玉ねぎ。
できることなら食材を余すことなく使いたいところですが、玉ねぎの皮は特に使い道がなく、捨てる人も多いでしょう。
そんな玉ねぎの皮には、ケルセチンという成分が含まれており、抗酸化作用や生活習慣病の予防にも効果があるのだとか。
栄養があるものの捨ててしまいがちな玉ねぎの皮ですが、おいしい出汁として活用することができるようです。
実際に玉ねぎの皮を使って出汁をとり、簡単にできる料理を作ってみました。
玉ねぎの皮で出汁を取る方法
まずは基本となる玉ねぎの皮で出汁をとっていきます。
水出しでひと晩じっくり置く方法もあるようですが、本記事では煮出しでスピーディに出汁をとりました。材料は以下の通りです。
【材料】
・玉ねぎの皮 3個分
・水 1ℓ
・酢 小さじ3ぶんの1くらい
・砂糖、塩 少々
まず最初に、玉ねぎの皮を水を入れたボウルに移します。
次に、酢と水を加えて手で軽くもみながらよく洗っていきましょう。
ちなみに酢には殺菌作用だけでなく、うまみをプラスする効果があるようです。
洗い終えたら水をよく切り、サイズの大きい皮は出汁が出やすいように割いておきます。
ボウルから鍋に移し替えたら、水と砂糖、塩を投入し、弱火で10分ほど煮詰めましょう。
6分程度煮た段階で、だんだんと水の色が茶色に変化してきました。
10分経つ頃には、玉ねぎのいい香りが湯気とともに立ち込めています。
少し味見をしてみると、ほんのり甘みがあり、かすかに玉ねぎの風味を感じました。これで玉ねぎの出汁が完成!
玉ねぎの皮でとった出汁で味噌汁作り
完成した出汁を使って料理を作っていきましょう。まず1品目は、味噌汁です。
作り方は、普段味噌汁で使う出汁を玉ねぎの皮でとった出汁に替えるだけ。いったん具を入れずに汁だけ飲んでみると…。
何も入れていないのに玉ねぎの味がふわっと広がる、優しい味噌汁になっていました!この後、ワカメやネギを入れて飲んでみたら、期待を裏切らないおいしさに。
これなら普段の味噌汁の水の代わりに、玉ねぎの皮の出汁を使うと、よりおいしくなるかもしれません。
玉ねぎの皮でとった出汁で炊き込みご飯作り
次に作るのは、炊き込みご飯です。玉ねぎの皮でとった出汁の味を感じたいため、特に具を入れずに作ってみました。材料は以下の通りです。
【材料】
・米 1合
・玉ねぎの皮からとった出汁 180㎖
普段ご飯を炊く要領で、1合分の水を玉ねぎの出汁に替えて炊飯します。
いざ、炊飯器を開けてみると、うっすらと色付いたご飯が…!
食べてみると「いつもよりも甘いかな」くらいではありましたが、クセがなく栄養を摂れるというのはメリットといえるでしょう。
最後に、玉ねぎのおいしさを堪能できる親子丼を作ってみました。材料は以下の通りです。
【材料】
・卵 2個
・鶏むね肉 150g
・玉ねぎ 2ぶんの1個
・玉ねぎの皮でとった出汁 160㎖
・みりん 大さじ4杯
・醤油 大さじ3杯
・顆粒和風だし 小さじ2ぶんの1
玉ねぎの皮でとった出汁を煮立たせ、刻んだ玉ねぎ、鶏肉を入れていきます。
グツグツとしてきたら、溶き卵をかけて完成です!
それでは、玉ねぎの皮の出汁で炊いたご飯の上に乗せていきましょう。
親子丼の完成です!
玉ねぎの甘みを存分に生かした親子丼は、噛めば噛むほどうまみが増して最高の丼になりました!
玉ねぎを大量に使った際には、捨てる前の皮で出汁をとってみてはいかがでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]