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消費期限切れのパンを食べるのは控えよう! 劣化を見分けるポイントとは?

By - grape編集部  公開:  更新:

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いろんな種類のパンの写真

※写真はイメージ

「パンの消費期限が切れてしまった」「いつの消費期限か分からないパンがあるが、食べてもいいだろうか」「いつも消費期限を切らしてしまい、パンを捨ててしまっている」といったお悩みはありませんか。

パンは消費期限が短めの食品で、気が付いた時には食べられなくなっていたということもあるでしょう。消費期限とは、保存方法を守れば安全に食べられる期限のことです。消費期限切れのパンは、品質が落ちている可能性が高いため食べないようにしましょう。

本記事では、パンの消費期限に関する情報を網羅的に解説します。安全にパンを食べる方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

消費期限切れのパンを食べると体調を崩すリスクがある

NGのジェスチャーをする女性の写真

消費期限が切れたパンは、健康に影響を及ぼす可能性があるため食べないようにしましょう。消費期限は、安全に食べられる期限です。ただし、保存方法をしっかり守った場合に限られます。

パンが入った袋を一度開封したら、消費期限は適用されないため、注意しましょう。開封したパンは、すぐに食べきることをおすすめします。

消費期限とよく間違えやすい賞味期限は、適切な保存方法で保管した食品をおいしく食べられる期日のことです。傷むのが早いとされる食品には、消費期限が表示されています。パンだけでなく、弁当やケーキに記載されているのも消費期限です。

消費期限が切れたパンは、見た目に変化がなくても品質に問題が出ている可能性があります。食中毒など、身体の不調につながるおそれがあるため、消費期限が切れたパンを食べるのはやめておきましょう。

パンの消費期限の目安

ベーカリーで働く女性の写真

パンにもさまざまな種類があり、購入する場所によって消費期限を迎える日数に差があります。ここでは、パンの購入場所ごとに、消費期限の目安を紹介。消費期限が分からなくなってしまった場合や、どれくらいの目安で食べきればいいのか知りたい人は参考にしてみてください。

原則として、開封せずに保存方法を守った場合の消費期限を紹介しています。開封後は香りや食感が変わり、傷むのも早まるためすぐに食べ切りましょう。

スーパー・コンビニパンの消費期限は2~5日

購入先がスーパーやコンビニの場合、多くのパンの消費期限は2〜5日です。ただし、包装されて販売しているパンであれば消費期限の記載があるため、その期日に従います。また、冷蔵で売っているパンであれば、店頭に並んだ当日や翌日に消費期限を迎える商品もあるため、購入後はすぐに食べるのがおすすめです。

消費期限内に食べられたとしても、保存方法に記載のある温度や湿度などを守らずにパンを保管すると、傷むスピードが早まります。保管方法をしっかり守り、早めに食べましょう。

ベーカリーのパンの消費期限は3日以内

ベーカリーで購入したものであれば、種類によって異なりますが当日〜3日以内には食べるのがおすすめです。スーパーやコンビニのパンと違って、包装されておらず外気に触れている時間があるため、傷みやすい特徴があります。

惣菜のパンや、クリーム系が使われている商品は特に劣化が早く、当日もしくは遅くとも翌日までに食べましょう。暑い日の室内や湿度の高い場所に置いてしまうと、傷むスピードが早まるので注意が必要です。

手作りパンの消費期限は1日

手作りパンを楽しむ場合、原則として1日で食べ切るようにしましょう。販売されているものや、ベーカリーの商品より傷むのが早いためです。

スーパーやコンビニで売られているものやベーカリーの商品と同様に、温度や湿気に注意して保管しましょう。直射日光が当たる場所や、湿度が高いところでの保管は避けるのがポイントです。家庭で手作りする際は、24時間以内に消費できる量を作りましょう。

消費期限に関わらず食べてはいけないパンを見分ける3つのポイント

キッチンで悩む女性の写真

パンの保存方法を誤ると、短期間で劣化が進んでしまうため、消費期限内でも食べられない状態になることがあります。悪くなったパンを食べて健康に影響が出ないように、食べてはいけない状態を把握しておくことが大切。消費期限が分からなくなってしまった場合にも、参考となる情報です。

ここでは、食べてはいけないパンを見分ける3つのポイントを紹介します。消費期限切れと分かっているパンは、食べないことが無難です。消費期限を迎えていないパンを食べてもよいか判断する際の参考にしてみてください。

見た目

まずは、パンの表面に違和感がないか確認します。以下のような特徴がないか確認してみてください。

  • 白くフワフワしたものがある。
  • 青い斑点や黒い小さなポツポツしたものが付いている。

白くフワフワしたものは、白カビである可能性があります。購入時点ではなかった青い斑点や黒い小さなポツポツしたものが出てきた場合も、カビを疑いましょう。変色部分を取り除いたとしても、目に見えない部分までカビが付着している可能性があります。

また、糸を引いているところがある場合も危険なので廃棄しましょう。ロープ菌が繁殖しているなら、焼いても食べられる状態にはなりません。カビや菌がついたパンを食べると、腹痛や下痢などを起こすおそれがあります。

におい

見た目に違和感がなくても、においで食べてはいけない状態かどうかを判断できます。

  • 酸っぱい臭い。
  • ツンとした臭い。
  • いつもと違う臭い。

上記のような、異臭が感じ取れる場合は食べるのはやめて廃棄しましょう。

味・食感

においと同様に、食べた時に酸っぱいと感じたら、パンの腐敗は進んでいます。また、酸っぱさだけでなく、苦味を感じたら注意が必要です。

長期間の保存により乾燥してしまっていれば、おいしさも損なわれているでしょう。においや見た目で違和感に気が付かなかった場合でも、口に入れて味が違うと感じたら、すぐに食べるのをやめて廃棄することをおすすめします。

消費期限内にパンを食べるのが難しい場合の保存方法3選

出来立ての食パンから湯気が上がっている写真

消費期限のパンを食べきれない場合に、おすすめの保存方法を紹介します。パンの保存方法は、以下の3つです。

  • 常温保存
  • 冷蔵保存
  • 冷凍保存

中でも、冷凍保存がおすすめです。ただし、パンの種類によっては、冷凍保存が適さないこともあります。店頭で販売されているパンの場合は表示を確認し、最適な方法で保存しましょう。保存方法によって消費期限が延ばせる場合がありますが、早めに食べ切れると安心です。

常温保存

パンの一般的な保存方法は常温です。包装されていないパンであれば、冷めているのを確認してポリ袋やラップで包み、乾燥を防ぎます。ベーカリーで購入したり、手作りしたりしたパンで、焼き立ての場合は、冷めるまで待ってから密閉しましょう。

スーパーやコンビニで購入した菓子・惣菜パンは、すでに個包装されているため、そのまま保存しても問題ありません。ただし、食パンなど一度開封したものは、ポリ袋に入れたりラップをかけたりして、小分けで保存する必要があります。直射日光や湿度の高い場所は避け、涼しい場所で保管しましょう。

冷蔵保存

フルーツや生クリームなどを使ったパンは、冷蔵保存がおすすめ。水分の多いパンは、常温保存すると菌が繁殖しやすく、劣化が早いためです。

ただし、常温保存でよいパンを冷蔵庫に入れるのは避けましょう。なぜなら、冷蔵庫に入れて0〜4℃の低温で保存すると、パンのおいしさを損ねてしまうからです。菌の発生や繁殖を防げるメリットはありますが、パンの主成分であるデンプンの老化が進んでしまいます。

パンが固くなり味が落ちてしまうためおすすめできません。常温保存でよいパンは冷蔵保存を避け、消費期限内に食べるか冷凍保存しましょう。

冷凍保存

消費期限内で食べられないことが分かった際は、早めに冷凍保存を検討しましょう。冷凍保存には、細菌の増殖を防ぎ、食感や風味を保ちやすくなる効果があります。パンの主な成分であるデンプンに含まれる水分を保つことで乾燥を防げるため、おすすめの保存方法です。

冷凍保存すると、約2週間〜1か月保存が可能になります。よりおいしい状態で保存するには、1つひとつをラップで丁寧に包み、フリーザーバックなどに入れ、空気を抜きましょう。

個包装されているものは、袋から出してラップに包み、フリーザーバッグに入れます。空気に触れると乾燥が進み、食べる時にパサついた食感となるためです。

冷凍保存に向いているパンは、以下のような水分量が少ないものです。

  • 食パン
  • ロールパン
  • フランスパン

など

一方で、生クリームやマヨネーズが使われている惣菜パンや、フルーツなどの生ものを使ったパンは冷凍保存には向いていません。なぜなら、解凍する時に水分が出てくるため、パンの食感やおいしさが損なわれてしまうからです。冷凍することで日持ちするようになりますが、できるだけ早く食べ切るようにしましょう。

冷凍保存したパンの食べ方3選

オーブントースターでパンを焼く写真

ここでは、冷凍保存したパンを解凍して食べる方法を3通り紹介します。冷凍したパンをおいしく食べるためのコツやポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

自然解凍する

自然解凍する時は、密閉した状態で行います。水分が飛んで、パンがパサついてしまうことを防ぐためです。常温での自然解凍がおすすめですが、夏場や暑い場所ではパンが傷んでしまうため、冷蔵庫に入れましょう。冷蔵庫に入れる時間が長いと、乾燥が進むため注意が必要です。

パンの大きさにもよりますが、2〜3時間ほどで解凍できます。解凍したパンは、トースターで焼いてから食べましょう。

トースターで加熱する

凍ったパンをトースターで加熱する際は、トーストする前に表面に霧吹きなどで水分を含ませてから焼きましょう。水分を含ませることで、トースターで加熱した時に固くなりにくくなります。

パンに霜が付いている場合は、取り除いてから焼きましょう。なぜなら、霜がついたまま焼くと、においが残ってしまうからです。約150℃の予熱したトースターで焼くと、パンの水分が飛ぶのを抑えられ、カリッとした仕上がりになります。

パンの種類によっては、焼き方にも注意が必要です。例えば、バターなどの油分が多いパンは焦げやすいという特徴があります。糖分が多いパンも同様です。特に、凍ったままだと表面が焦げてしまうため、一度自然解凍してからアルミホイルを被せてトースターで焼きましょう。

電子レンジで加熱する

一度電子レンジで解凍してから、トースターで焼くとおいしく仕上がります。あくまでも、解凍する目的で使い、完全に温めるのは避けましょう。なぜなら、保存によって乾燥が進んでいる状態のパンを、電子レンジで温めると水分が逃げてしまうためです。

食感が悪くなり固くなってしまうため、おすすめしません。どうしても電子レンジを使う必要があるなら、ラップをしたまま耐熱のジップロックなどに入れて温めましょう。

適切に保存して消費期限内においしくパンを食べよう

パンを食べる女性の写真

パンの種類によって異なりますが、当日から約5日間が消費期限の目安です。消費期限が切れたパンを食べると、健康被害が起きる可能性があります。消費期限とは、適切に保存した時に品質が保たれた状態で食べられる期限のことです。保存方法を事前に確認し、適切に保管しましょう。パンの保存方法は、以下の3種類です。

  • 常温
  • 冷蔵
  • 冷凍

パンの種類に応じて適切に保存し、おいしさを維持させましょう。冷凍保存をすれば、常温で保管する場合の消費期限より日持ちします。大量に買ったり消費期限に間に合わなかったりする場合は、すぐに冷凍保存するのがおすすめです。

適切にパンを保存して、安全な状態で消費期限内においしく食べましょう。


[文・構成/grape編集部]

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