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ベーキングパウダーの代用品7選! 代用できないものやおすすめレシピも紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「お菓子を作りたいけどベーキングパウダーがない」「ベーキングパウダーを買いに行くのが面倒」と、お悩みの人はいるのではないでしょうか

ベーキングパウダーは重曹や天ぷら粉などで代用できます。ほかにも、ベーキングパウダーの代用品は、5種類あります。自宅内を探せば、何かしらの代用品が見つかるかもしれません。

そこで本記事では、ベーキングパウダーの代用品や、代わりが見つからずにベーキングパウダーを買った時に、余りで作れるレシピなどを紹介します。

ベーキングパウダーを買いに行かずとも、お菓子を作る手段を探したい人はぜひ参考にしてください。

ベーキングパウダーの代用品7選

パンケーキを作っている写真

ベーキングパウダーの代用品を以下の7種類紹介します。

  • 重曹
  • ドライイースト
  • ホットケーキミックス
  • 炭酸水
  • ヨーグルト+重曹
  • 天ぷら粉
  • セルフライジングフラワー

代用品ごとの特徴や使い方を解説するため、参考にしてください。

重曹

重曹は生地を膨らませる性質を持っており、ベーキングパウダーとして代用できます。重曹を使うと、生地の表面がしっとりした焼き上がりになりますよ。

ただし、生地の中は少し硬くなる可能性があります。また、重曹には若干の苦味もあります。苦味を消すには、お酢やレモンなどを加えるのがおすすめです。

重曹を使う際の分量の目安は、ベーキングパウダーの半分です。ベーキングパウダーが大さじ1と書かれているなら、重曹は大さじ2分の1入れるとよいでしょう。

掃除用の重曹は汚れを落としやすくするために添加物が入っていたり、不純物が含まれていたりするので、食用を使ってください。

ドライイースト

パンの製造に使われているドライイースト。生地を膨らませる性質を持っているため、ベーキングパウダーとして代用できます。分量の目安は、ベーキングパウダーと同じです。ベーキングパウダーが大さじ1なら、ドライイーストも大さじ1です。

ただし、ドライイーストは砂糖を使ってガスを発生させる点を理解しておく必要があります。砂糖を含まない生地に使っても、膨らみにくいため注意しましょう。

ホットケーキミックス

ホットケーキミックスにはベーキングパウダーが含まれています。そのため、ベーキングパウダー単体ではなく、薄力粉とベーキングパウダーを合わせたものとして使えます。分量の目安は、薄力粉と同量です。

ホットケーキミックスを使えば薄力粉とベーキングパウダーを入れる必要がなくなり、お菓子作りの手間が減ります。

ただし、ホットケーキミックスの味に近くなる点には注意しましょう。また、砂糖が入っているため、ベーキングパウダーの代用品にする際は砂糖の量を減らして調整する必要があります。

炭酸水

そもそもベーキングパウダーが膨らむ理由は、ガスが発生するからです。炭酸水でも同様にガスが発生するため、ベーキングパウダーとして代用できます。レシピに書かれているすべての液体を炭酸水に置き換えるのがいいでしょう。

例えば、牛乳と水がそれぞれ100㎖なら、炭酸水は200㎖です。

ただし、すべての液体を炭酸水に置き換えると、牛乳に含まれている旨みがなくなるため、仕上がりの味が淡白になってしまう可能性があります。また、炭酸水はベーキングパウダーほど膨らみません。

そのため、少量の膨らみしか必要としないパンケーキに使うのがおすすめです。

ヨーグルト+重曹

ヨーグルトと重曹を組み合わせれば、ベーキングパウダーとして代用できます。分量の目安は、ベーキングパウダーが小さじ1なら重曹は小さじ4分の1で、ヨーグルトは約120㎖です。

ヨーグルトとひと口にいってもさまざまな味が売られているため、好みのフレーバーを使ってみてはいかがでしょうか。

天ぷら粉

天ぷら粉にはベーキングパウダーや卵、小麦粉などが使われています。そのため、ホットケーキミックス同様に生地そのものとして代用できます。分量は、小麦粉と同程度置き換えましょう。

セルフライジングフラワー

セルフライジングフラワーとは、ベーキングパウダーや塩が含まれた小麦粉のことです。レシピに書かれている小麦粉をセルフライジングフラワーに置き換えれば、ベーキングパウダーとして代用できます。

ベーキングパウダーの代用品にならないもの4選

マヨネーズの写真

インターネットでベーキングパウダーの代用品を調べていると、以下の調味料でも代わりになると記載されています。

  • マヨネーズ
  • 片栗粉・薄力粉
  • コーンスターチ

しかし、上記の調味料をベーキングパウダーとして代用することはおすすめしません。理由は、調味料単体で生地を膨らませる役割がないためです。お菓子作りで失敗しないためにも、ベーキングパウダーの代用品にならないものをおさえておきましょう。

マヨネーズ

マヨネーズの原材料は、卵やお酢です。生地を膨らませる成分が配合されておらず、ベーキングパウダーとして代用できません。

ただし、重曹との組み合わせであれば、代用できます。

片栗粉・薄力粉

片栗粉や薄力粉の見た目はベーキングパウダーと似ていますが、代用品にはなりません。片栗粉の原材料であるでんぷんに、生地を膨らませる要素はないためです。また、薄力粉は粘り気を出せますが、片栗粉と同じく膨らみません。

コーンスターチ

コーンスターチの原材料もでんぷんのため、生地を膨らませる要素がなく、代用品になりません。コーンスターチはとろみをつけるために使われるため、クリームを作る際などに活用するのがおすすめです。

そもそもベーキングパウダーとは

白い粉の写真

ベーキングパウダーとは、炭酸水素ナトリウムや第一リン酸カルシウムなどを主成分とする膨張剤です。ベーキングパウダー自体に味や香りがなく、ほかの材料のよさを邪魔しません。その性質から、パンケーキやマフィン作りなど、幅広いお菓子作りに活躍します。

ベーキングパウダーの3つの役割

ベーキングパウダーの役割は以下の3つです。

  • 生地を膨らませる。
  • 食感をサクサクにする。
  • 焼き色をつける。

ベーキングパウダーに含まれた成分が水に反応することでガスが発生して、生地が膨らみます。加熱することで、膨らむスピードが上がることも特徴です。そして、膨らむ過程でできた生地の中の気泡が、サクサクの食感に仕上げてくれます。

また、ベーキングパウダーに含まれている重曹には、生地にきれいな焼き色をつける効果があります。お菓子作りが好きな人は、ベーキングパウダーを自宅に備えておくと役立つシーンが多いでしょう。

ベーキングパウダーと重曹の違いは『膨らむ性質』と『味』

ベーキングパウダーと重曹の違いは、膨らむ性質と味です。

前述のとおり、ベーキングパウダーは水に反応することでガスが発生して膨らみます。さらに、加熱させると、生地が膨らむスピードが上がります。ベーキングパウダー自体に、味や匂いはありません。

一方で重曹は、加熱によって発生した炭酸ガスに反応して、生地が膨らみます。また、重曹には若干の苦味があります。

ベーキングパウダーとベーキングソーダの違いは『成分』

ベーキングパウダーとベーキングソーダの違いは、成分です。成分が違えば、必然と役割も異なります。

ベーキングパウダーは『炭酸水素ナトリウム』や『第一リン酸カルシウム』などが主成分です。生地を全体的に膨らませる役割があります。

一方でベーキングソーダの成分は『炭酸水素ナトリウム』のみです。生地が横に膨らんでいくのが特徴で、若干の苦味があります。

自宅にあるベーキングパウダーが使えるか確認する方法

透明の器に入った粉に水を入れている写真

長い間お菓子を作っておらず、自宅にベーキングパウダーを余らせている人もいるでしょう。その場合、自宅に置いてあるベーキングパウダーがまだ使えるか気になるはずです。使えるか確認するには、ボウルに大さじ3のお湯とベーキングパウダー2分の1を入れて混ぜましょう。

すぐに泡が立てば、使えます。逆に、すぐに泡が立たなければ膨らまない可能性があり、捨てるのが無難です。廃棄する場合は、代用品でカバーしましょう。

ベーキングパウダーを使ったお手軽レシピ3選

焼き上がったマフィンの写真

ベーキングパウダーを使ったお手軽レシピを以下の3品紹介します。

  • チョコバナナマフィン
  • パウンドケーキ
  • オートミールを使ったパンケーキ

ベーキングパウダーが自宅に余っている人や代用品が見つからずにこれから買いに行く人は、ぜひ本記事で紹介するレシピを参考にしてください。

チョコバナナマフィン

チョコバナナマフィンのレシピ(6個分)は以下のとおりです。

  • 無塩バター:100g
  • 上白糖:100g
  • ハチミツ:30g
  • 卵:100g
  • 薄力粉:200g
  • ベーキングパウダー:小さじ2
  • 牛乳:100㎖
  • チョコチップ:40g
  • バナナ:1本

作り方は以下のとおりです。

  1. ボウルに常温の無塩バターを入れる。
  2. 無塩バターを混ぜながら、上白糖を2回に分けてボウルに入れる。
  3. ハチミツを入れて混ぜる。
  4. ボウルを混ぜながら、卵を2回に分けて入れる。
  5. 薄力粉とベーキングパウダーをまぶしてから、混ぜる。
  6. 牛乳を入れて、しっとりするまで混ぜる。
  7. バナナを好みのサイズに切って入れる。
  8. チョコチップを入れて混ぜる。
  9. ボウルの中身をカップに映していく。
  10. 180度のオーブンで25分焼く。

ポイントは、バターをしっかり混ぜることです。ふわっとしたマフィンに仕上がります。

パウンドケーキ

パウンドケーキのレシピ(1台分)は以下のとおりです。

  • 無塩バター:100g
  • グラニュー糖:100g
  • 薄力粉:100g
  • ベーキングパウダー:2g
  • 卵黄:2個
  • アーモンドスライス:好みの量

作り方は以下のとおりです。

  1. 無塩バターをボウルに入れて混ぜる。
  2. グラニュー糖を入れて混ぜる。
  3. 卵を入れて、さらに混ぜる。
  4. ボウルを混ぜながら、卵を2回に分けて入れる。
  5. ボウルに薄力粉とベーキングパウダーをまぶして、しっとりするまで混ぜる。
  6. 型に生地を流していく。
  7. 上から、アーモンドスライスを好みの量まぶす。
  8. 180度のオーブンで40分前後、焼く。

ポイントは、オーブンを180度で予熱しておくことです。また、バターと卵を室温にしておくと、分離しづらくなります。手間はかかりますが、よりおいしく仕上げたい人は事前準備を意識してみてください。

オートミールを使ったパンケーキ

オートミールを使ったパンケーキのレシピ(1人前)は以下のとおりです。

  • オートミール:50g
  • ベーキングパウダー:2g
  • 卵:50g
  • 牛乳:100㎖
  • サラダ油:小さじ1
  • 有塩バター:5g
  • メープルシロップ:大さじ1

作り方は以下のとおりです。

  1. オートミールとベーキングパウダーをボウルに入れて、混ぜる。
  2. 卵と牛乳を入れて、液体状になるまで混ぜる。
  3. 加熱したフライパンにサラダ油を半分入れて馴染ませる。
  4. 生地をフライパンに注いで3分ほど焼く。
  5. 裏返して5分ほど焼く。
  6. 同じ手順でもう一枚作る。
  7. お皿に盛り付けて、メープルシロップをかけて完成。

本レシピは、オートミールを使っているためヘルシーです。糖質制限中でも食べるなら、メープルシロップを糖質ゼロのハチミツに変えてみてください。

ただし、オートミールを使っているがゆえ、生地が膨らみにくいです。

ベーキングパウダーを代用してお菓子を作ろう!

シフォンケーキの写真

ベーキングパウダーの代用品は7種類あります。それぞれ特徴が異なるため、用途に適したものや使いやすいものを選びましょう。もし自宅でベーキングパウダーを見つけた人は、お湯を活用して使えるかどうかを確認するのがおすすめです。

代用品を使わない場合は、ベーキングパウダーを使って手軽に作れるレシピも参考にお菓子作りを楽しんでみてください。


[文・構成/grape編集部]

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