袱紗(ふくさ)が無い時の代用品3選 包み方や渡し方も解説
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「友達の結婚式まで残り数日なのに袱紗(ふくさ)がない。どうしよう」
「袱紗を持ってくるのを忘れてしまった。代用できるものがないかな」
そうお悩みの人がいらっしゃるのではないでしょうか。
袱紗は祝儀袋や香典袋を包む布で、金封の汚れや折れを防ぐために必要なアイテム。冠婚葬祭におけるマナーとして所持していることが望ましいですが、頻繁に参加する機会がない人だと、購入していなかったり、持っていたけれど紛失してしまったりすることもあるでしょう。
しかし、自宅に袱紗がない場合でも、代用品で包むことでマナーとして問題なく結婚式や葬儀で渡すことが可能です。
そこで本記事では『袱紗の代用品』について解説します。
袱紗や代用品の色の選び方や、包み方についても詳しく把握できますので、マナーを守って冠婚葬祭に参加したいという人はぜひ参考にしてみてください。
袱紗(ふくさ)の代用品3選
袱紗は風呂敷よりも小さい、正方形に近い形をした布のことです。結婚式では祝儀袋、葬式では香典袋を包みます。
袱紗で祝儀袋や香典袋を包むのは、汚れが付いたり、水引が崩れたりするのを防ぐためです。
袱紗は本来、貴重品が入った箱の上にかけられた風呂敷のことでした。しかし現在では、冠婚葬祭のマナーとして欠かせない道具となっています。
ただし、冠婚葬祭は頻繁に参加する人も少ないため、当日や前日にないことに気づく場合や、当日持ってくるのを忘れてしまったということもあるでしょう。
本章では、袱紗の代用品になるものとして、以下の3つを紹介します。
袱紗がなくても上記のものをもっていたら安心して冠婚葬祭に参加できますので、ぜひ参考にしてみてください。
ハンカチ
袱紗の代用品として、多くのご家庭にある可能性の高いハンカチがおすすめです。ビジネスシーンやお出かけに必須のアイテムで、もっとも用意しやすいのではないでしょうか。
ハンカチを持っていない場合や、袱紗がなくなった場合でも、コンビニで購入できるので安心です。
袱紗の代わりに使う際は、折り目をなくしましょう。汚れを落とし、アイロンでしわを伸ばしてから袋を包んでください。
風呂敷
お弁当を包んだり、エコバックとして用いたりできる風呂敷でも、代用が可能です。
『風呂敷袱紗』というタイプの袱紗もあるので、冠婚葬祭に相応しい色や模様を選ぶと、周りの人から代用していることに気づかれにくいでしょう。
一般的な風呂敷だとサイズが大きいので、少し小さいサイズを選ぶことをおすすめします。できるだけ柄や模様のない無地の風呂敷を用意しましょう。
スカーフ
首に巻いたり、ヘアバンドに使ったりするスカーフでも代用が可能です。ただし、単色系のスカーフで柄やレース加工がないものを選んでください。
シワになりにくい素材を選ぶことで、包んだ時の仕上がりがよくなります。
袱紗(ふくさ)の代用品の色や柄の選び方
冠婚葬祭によって袱紗はマナーとして使用していい色や柄が異なります。
本章ではそれぞれでおすすめ色や柄とNGのものを紹介しますので、以下を読んで所持している代用品が問題なく使えるかを確認してみましょう。
慶事の場合
結婚式のような慶事の場合は、喜びを表す暖色系の色がおすすめです。
暖色系の色として、以下のようなものがあります。
逆に寒色系は沈んだ色なので結婚式には使ってはいけません。
柄については正式には入ってないほうが望ましいです。しかし、結婚式の場合は多少入ってもマナーとして問題ありません。
おすすめの柄として、以下のようなものがあります。
上記のように縁起のいい柄の袱紗や代用品を用意しましょう。
弔事の場合
葬式のような弔事は、慶事とは反対に以下のような寒色系の色がおすすめです。
寒色系は故人を偲ぶ気持ちや悲しみの気持ちを表します。
柄については無地のものを選びましょう。
ただし、ビジネスシーンで使うような地味な柄なら、使用してもいいとされています。
なお、紫色については慶事と弔事どちらで使っても問題ありません。
今後、結婚式や葬式に参加する機会があり、袱紗や代用品を用意しておきたい人は紫色のものを1枚用意しておきましょう。
袱紗(ふくさ)の代用品での包み方
祝儀袋と香典袋によって袱紗の包み方が異なります。
本章では代用品でもできる包み方を紹介しますので、手順を知らない人や忘れてしまった人は、ぜひ参考にしてみてください。
祝儀袋の場合
包んだら崩れるのを防ぐために、パールやビーズ系のコサージュなどを利用することをおすすめします。
香典袋の場合
祝儀袋と香典袋では、置く場所や折る順番が異なるため注意してください。
袱紗(ふくさ)の代用品の渡し方
袱紗の渡し方も結婚式と葬式で異なります。
結婚式の場合は、以下の手順で渡してください。
葬式の場合は、袱紗を持つ手や回転させる方向が異なります。
葬式では最初は右手で袱紗を持って左手で開きましょう。
時計回りで回すところは反時計回りにしてください。
最後に「この度はお悔やみ申し上げます」や「ご愁傷様です」などのひと言を伝えて渡します。
ただし、宗派によってかける言葉が違うので注意しましょう。
袱紗(ふくさ)を持っていないとマナー違反になることがある
袱紗は必須アイテムというわけではなく、代用品で包んだとしてもマナー違反になるわけではありません。
しかし、袱紗を持ってないからといって、何も包まずに香典を持参する場合は、マナー違反となることがあります。
特に葬式の場合は香典袋が汚れる可能性もあるため、遺族に対して失礼です。祝儀袋も大切に扱うことで相手に対して礼儀を伝えられるため、マナーとして袱紗を用意しておきましょう。
袱紗(ふくさ)を購入できる場所
袱紗は以下のようなお店で購入できます。
百貨店やスーツ専門店では、100%絹糸の生地でどこにでも使える袱紗を購入できる可能性が高いです。品ぞろえも豊富で品質が高いため、長く使えるものが欲しいという人におすすめ。
ショッピングモールの場合は、雑貨店や呉服売り場、文房具店などもあるので、取り扱っているお店を見つけやすいでしょう。雑貨店や文房具店では幅広いデザインの袱紗が売られています。
ホームセンターやコンビニの場合は、文房具コーナーで売られているかもしれません。ただし、ない可能性もあるので、ほかのお店で見つかるまで探し続けなければならないこともあります。あったとしても袱紗の種類が限られているデメリットも。
仏壇・仏具店に行けば良質な弔事用の袱紗が売られているので、必要になった際に足を運んでみてください。
時間に余裕のある場合はECサイトで購入することも検討しましょう。
袱紗(ふくさ)の種類4選
袱紗の種類には、包むタイプと挟むタイプの2つに分類でき、以下のように計4つの種類があります。
・爪付き袱紗
・台付き袱紗
それぞれの種類について詳しく解説しますので、袱紗を買いたいと考えている人は参考にしてみてください。
風呂敷袱紗
風呂敷袱紗は一般的な正方形の1枚布でできた袱紗。通常の風呂敷よりもサイズが小さいのが特徴です。使用後はコンパクトに畳めるので、持ち運びが簡単なのがメリット。
正式な袱紗とされていることからもっとも無難なタイプで、年配の人が多い場所での利用も問題ありません。
ハンカチや風呂敷と同じ包み方で祝儀袋や香典袋をくるんで使います。
爪付き袱紗
爪付き袱紗は、正方形の布に留め具がついている袱紗です。留め具は爪と留め糸で構成されており、包んだ後に糸を引っかけることで、開かないようにできます。
かばんの中に入れても袱紗がほどけることがなく、安心して持ち運びが可能です。
風呂敷袱紗と同じ手順で包めます。
台付き袱紗
台付き袱紗も包むタイプの袱紗の1つで、祝儀袋や香典袋を乗せやすいような台がついているのが特徴。
台付きは4つの隅に黒を固定するためのゴムがついており、型が崩れるのを防げます。
使いやすさとマナーのバランスから台付きを選んだほうがよいことも。
袱紗によっては表面と裏面で模様が異なるリバーシブルのものがあり、冠婚葬祭に合わせて色を選べるようになっています。
金封袱紗
金封袱紗は長財布のような形状をしたケースタイプの袱紗。包むタイプとは異なり、開閉が楽なため、冠婚葬祭に慣れていない人におすすめです。
2つ折りになっており、香典袋や祝儀袋を挟んで閉じるだけで持ち運べます。右開きの袱紗が慶事用で、左開きが弔事用です。どちらも表書きが読める向きで袋を入れましょう。
祝儀袋を渡す際は右手で開いて取り出し、時計回りに回転させ、表書きが見えるようにします。弔事の場合は左手で開き、反時計回りに回転する必要があるので注意しましょう。
金封袱紗は若い人を中心に使われていますが、年配の人からはあまりいい印象を持たれないため、参加者の年齢層に合わせて使ってください。
袱紗(ふくさ)がない時はハンカチや風呂敷で代用しよう
袱紗はハンカチや風呂敷、スカーフなどで代用できます。シワや折り目をアイロンで取り、きれいにした状態で代用しましょう。
包み方はあまり難しいわけではありませんが、慶事と弔事で包み方の手順が異なるため、注意が必要です。
また、色や柄は結婚式や葬式それぞれの雰囲気に合ったものを選んでください。
ただし、袱紗を使わずに渡すのはマナー違反になることがあるので、できるだけ用意しておきましょう。風呂敷袱紗や金封袱紗などさまざまな種類があるため、冠婚葬祭に参加する相手に合わせて購入してみてください。
[文・構成/grape編集部]