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シンクのサビ取り方法7選 注意点や予防方法についても詳しく紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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シンクの写真

※写真はイメージ

「シンクに付いたサビが落ちない」「放置していたサビをどうにかして取り除きたい」という人は多いのではないでしょうか。

長年住むと、シンクにサビが付いてしまうのはよくあることです。

できるだけ早いうちにサビに気付けば簡単に掃除できますが、長い間放置していた場合、除去するのにコツが必要になります。

本記事では、シンクのサビ取り方法をレベル別に紹介。サビを取る際に気を付けることや、予防策も掲載しています。

初めてサビを取る人でも簡単にできる方法を把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。

【レベル別】シンクのサビ取り方法7選

重曹、クエン酸、掃除道具の写真

※写真はイメージ

シンクのサビ取りの方法を、以下の3つの段階に分けて紹介します。

  • 軽度のサビ
  • 中度のサビ
  • 強度のサビ

まずはシンクのサビを確認し、レベルに合わせてどの方法で除去するかを決めましょう。

軽度のサビ

最近発生したばかりのサビや小さいサビであれば、比較的簡単に除去できます。

よく活用されるサビ取りの方法は以下の2つです。

  • メラミンスポンジのみで落とす。
  • 重曹で落とす。

低コストで簡単にできる方法なので、ぜひ試してみましょう。

メラミンスポンジのみで落とす

サビが発生してまだ時間があまり経っていない場合は、メラミンスポンジで擦るだけで簡単に除去できます。

メラミンスポンジとは、メラミンフォームという素材を用いたスポンジのこと。きめ細かい網目状になっており、しつこい汚れを落とす時によく使われています。

メラミンスポンジは、100円ショップでも売られているため、低コストでサビ取りが可能。サビを落とす際は、水で濡らして円を描くように擦るのがポイントです。

メラミンスポンジにはそのまま使用できるタイプと、はさみで切ってから使うタイプのものがあります。それぞれ自分の好みに合わせて選びましょう。

重曹で落とす

メラミンスポンジだけで落とすのが難しい場合は、重曹もおすすめ。重曹は適度にやわらかく、水に溶けにくい粒子であるため、研磨剤として活用できます。

重曹によって多少しつこいサビでも落ちやすくなるでしょう。

サビ取りの手順は以下のとおりです。

  • シンクに付いている油汚れを落とす。
  • シンクが濡れた状態でサビの上に重曹をまぶし、10分ほど置く。
  • メラミンスポンジでやさしく擦る。

重曹は粒子がやわらかく、サビを取る際にシンクが傷付くリスクが低いので、ぜひ活用してみてください。

中度のサビ

重曹では取れないサビの場合、以下の方法を試してみましょう。

  • お酢で落とす。
  • クエン酸で落とす。

それぞれの効果やサビ取りの手順を詳しく把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。

お酢で落とす

料理に使うお酢でもサビを落とせます。お酢には酢酸成分が含まれており、主に赤サビを取るのに有効です。

酢酸成分によって、赤サビの原因である酸素と金属の化合物を分解してくれる効果があります。

以下の手順でサビを落としてみましょう。

  1. スプレーボトルの中にお酢を50㎖と水100㎖を入れて混ぜる。
  2. サビている部分にスプレーを吹きかけて30分ほど放置する。
  3. スポンジやメラニンスポンジで擦る。

お酢は、重曹では落としづらい赤サビを取るのにおすすめです。

クエン酸で落とす

クエン酸も赤サビを落とす効果があるので、家にある人は活用してみましょう。

クエン酸を活用する場合は、以下の手順でサビを除去します。

  1. クエン酸とぬるま湯、キッチンペーパーを用意する。
  2. クエン酸をお湯の中に入れて溶き、クエン酸水を作る。
  3. キッチンペーパーをクエン酸水で濡らし、サビに塗布する。
  4. 30分ほど放置した後に水で洗い流し、水分をふき取る。

以上の方法で赤サビを落とせます。

また、クエン酸を使用する場合は、塩素系の洗浄剤や漂白剤などと絶対に混ぜないように注意してください。

クエン酸と塩素系洗浄剤や塩素系漂白剤が混ざると、人体に有害のあるガスが発生する可能性があります。

排水溝内で混ざり合っても危険なため、クエン酸でサビを落とす際は使用前後に念入りにすすいだり、日にちをずらしたりし、有毒ガスが発生しないよう十分に注意しましょう。

強度のサビ

クエン酸でも除去できない強固なサビを取る方法として、以下の3つがあります。

  • クリームクレンザーで落とす。
  • サビ取り専用の洗剤で落とす。
  • ハウスクリーニングに依頼する。

長年放置して取れなくなったサビに悩んでいる人は試してみましょう。

クリームクレンザーで落とす

重曹やクエン酸では除去できないサビは、クリームクレンザーを使うことで落とせる可能性があります。

クリームクレンザーは、研磨剤が入った洗剤のことです。汚れを浮き上がらせる効果のある界面活性剤と研磨剤が組み合わされており、しつこい汚れを落とすのにおすすめです。

使い方は、クリームクレンザーをスポンジに馴染ませて擦るだけ。メラミンスポンジで代用しても問題ありません。

クリームクレンザーを使用した後は、雑巾で水分をしっかり拭き取って乾燥させます。

クリームクレンザーはホームセンターでも売られており、手軽に購入できるのでぜひ試してみてください。

サビ取り専用の洗剤で落とす

クリームクレンザーで取り除けないほど浸食している場合、サビ取り専用の洗剤を使って除去します。

専用のサビ取り剤は研磨力や洗浄力が強く、サビを取りやすいのが特徴です。ただし、洗浄力が強すぎるあまり、シンクの保護膜を剥がしてしまう可能性も。

できるだけ剥がれるのを防ぐには、サビの部分だけに塗ることが大切です。トラブルが起きないよう、洗剤に記載されている手順どおりに扱いましょう。

洗剤によっては強力な漂白剤を利用している可能性もあり、人体に影響が出る可能性があるので、必ずゴム手袋を着用してください。

ハウスクリーニングに依頼する

サビ取り用の洗剤でも落とせない場合は、ハウスクリーニングに依頼することも考えましょう。

プロに頼むことで、自分では落とせない汚れを除去してもらえます。隅から隅まで汚れを落としてくれるので、衛生的にもよくなるでしょう。

ただし、自身で除去するよりも膨大な費用がかかってしまうのがデメリット。できるだけ費用を抑えるには、複数の業者に見積もりを取ってから選びましょう。

シンクのサビ取りをする時の注意点3選

シンクの写真

※写真はイメージ

シンクのサビ取りの際は、以下のことに注意してください。

  • 強く擦りすぎない。
  • つけ置きの時間は長すぎないようにする。
  • 強力な洗剤同士を混ぜないようにする。

シンクの劣化や安全対策について記載していますので、ぜひお読みください。

強く擦りすぎない

シンクの表面が傷付かないよう、強く擦りすぎないようにしましょう。

シンクの多くは、サビないように保護膜が貼られていますが、衝撃によって破れることがあります。破れてしまうと、サビが発生する要因になるので気を付けなければなりません。

保護膜を破らないよう、できる限り優しく丁寧に擦るようにしましょう。サビが落ちない場合は、無理に力を入れるのではなく、洗剤の種類や掃除方法を変えることが大切です。

例えば、スポンジで落とせなければ、力強く擦らなくてもサビが落ちやすいメラミンスポンジに変えましょう。

スポンジの擦り方も、傷防止のために気を配るのが大切。上下左右に直線方向に擦ろうとすると力が入りやすくなるため、円を描くように使用することをおすすめします。

つけ置きの時間は長すぎないようにする

重曹やクエン酸などを使った場合、何時間もつけ置きするのはやめましょう。長時間放っておくと、シンクの素材を傷めてしまう可能性があります。

つけ置きする際は、30分から1時間程度にしてください。また、つけ置きした後は洗剤が残らないよう、十分に水で洗い流しましょう。

つけ置きの時間に気を付けることで、素材が傷付いてサビやすくなるのを防げます。

強力な洗剤同士を混ぜないようにする

クリームクレンザーやサビ取り専用の洗剤は強力であるものの、誤った使い方をすると、身体に悪影響を与えるので注意が必要です。

特に塩素系の洗剤と酸性の洗剤を混ぜると、有毒なガスが発生する可能性があるため気を付けましょう。

漂白剤を使って落ちなかったとしても、しっかりと洗い流し数日置いてから使うようにしてください。

なお、洗剤によっては臭いが強いものもあり、気分が悪くなることもあるので、換気しながら使用することをおすすめします。

シンクにサビが発生する原因3選

汚れたシンクの写真

※写真はイメージ

シンクにサビが発生する原因として、以下の3点があります。

  • ほかの金属製品からのもらいサビ。
  • 傷による保護膜の剥がれ。
  • 塩素系の漂白剤による耐性の低下。

それぞれ詳しく紹介しますので、サビの発生を抑えたい人はぜひお読みください。

ほかの金属製品からのもらいサビ

鉄製のフライパンや金属たわしなどのサビが、シンクに付いてしまうことが原因の1つです。

ほかの製品からもらったサビの場合、すぐに落とせば大きな問題ないですが、長時間放っておくとステンレスにもサビが浸食して落ちにくくなってしまいます。

ステンレス自体は錆びにくい素材ですが、放置するとサビが内部まで浸食するため気を付けましょう。

傷による保護膜の剥がれ

シンクは保護膜がコーティングされていますが、剥がれることでサビが発生しやすくなります。

新品のシンクの場合、保護膜によってステンレスが直接水に触れないため、あまり錆びることはないでしょう。

しかし、金属たわしで擦ったり包丁の刃がシンクに当たってしまったりなど、強い衝撃が入ると保護膜が剥がれてしまいます。

一度剥がれてしまうと自然に修復することはないので、放置していると傷付いたか所からサビが浸食してしまいます。

塩素系の漂白剤による耐性の低下

塩素系の漂白剤は、食器の殺菌や洗浄に使われていますが、洗浄力が強くステンレスの保護膜が剥がれる原因になり得ます。耐食性が低下して錆びやすくなるため注意が必要です。

漂白剤を使った後に、すぐ十分な水で洗い流せば問題ありません。しかし、シンクに直接塩素系の洗剤や漂白剤を使って長時間放置すると、保護膜が剥がれてしまう可能性があります。

漂白剤を使用する際は、ステンレスにかからないようにすることが大切です。

シンクのサビ取りの手間を減らす予防方法3選

シンクを拭く写真

※写真はイメージ

シンクのサビ取りの手間を減らすには、予防もしっかりと行いましょう。予防方法として、以下の3つがあります。

  • シンクに付いた水滴はふき取る。
  • 金属製品をステンレス上に放置させない。
  • 定期的にシンクをコーティングする。

シンクのサビ取りの手間を減らすためにも、以下を読んで予防策を実施してみましょう。

シンクに付いた水滴はふき取る

シンクを使った後は、できるだけ水滴はふき取るようにしましょう。

サビは水によって鉄と酸素が反応して発生し、水気が多い場所ほど錆びやすくなります。水の中に塩分が含まれていた場合、よりサビが浸食しやすいので注意が必要です。

シンクでは調理や皿洗いによって調味料や食べかすなどの塩分が付着しやすく、錆びやすい環境になっています。

できるだけサビが発生しないようにするには、シンクの汚れを洗い流して水分をふき取るようにしましょう。

金属製品をステンレス上に放置させない

もらいサビを防止するためにも、金属製品はシンクから離れた場所に置きましょう。

サビの付いた金属製品をシンクに近付けると、もらいサビが発生します。

特に水洗いした空き缶を乾かす際にシンクの上に置くのは要注意です。放置してしまうと、空き缶からサビが移る可能性があります。

もらいサビを受けないよう、できるだけ空き缶は別の場所に置いて乾かしましょう。ほかにもフライパンや料理ばさみ、金属製トングなどのアイテムも収納場所を決めて置くことをおすすめします。

定期的にシンクをコーティングする

ステンレスのサビを防ぐために、防錆剤を使うこともおすすめ。防錆剤によって金属の表面に膜を張るため、酸素や水がステンレスと接触するリスクを減らせます。

シンクをどれだけ大切に使用していたとしても、保護膜が傷付いてしまうことがあります。防腐剤を利用して、よりサビが発生しにくい環境を整えましょう。

防錆剤にはスプレーやクリームなどのタイプがあります。それぞれ成分が少し異なるため、シンクに合うかどうかを説明書を読んでから判断することが大切です。

シンクのサビ取りをしてキッチンを清潔に保とう

シンクの写真

※写真はイメージ

シンクのサビ取りは、サビのレベルによって除去する方法が変わります。軽度であれば、メラミンスポンジや重曹を使うことで簡単に落とせるでしょう。

しつこいサビの場合は、クエン酸やお酢を利用してみてください。どうしても落ちない場合は、クリームクレンザーやサビ取り専用の洗剤を活用しましょう。

また、サビを落としたら再発防止のために、予防することも大切です。シンクを使用した後は水滴をふき取り、金属製のキッチンアイテムを別の場所に保管して錆びにくい環境を整えましょう。

また、シンクのサビ取りにクエン酸を使用する場合は、塩素系洗浄剤や塩素系漂白剤などと混ざらないよう、注意が必要です。

クエン酸を始め、各パッケージに書かれた注意書きは、必ずチェックするようにしてください。

いつまでも衛生的に使えるシンクにするためにも、普段から予防とこまめなサビ取りをすることをおすすめします。


[文・構成/grape編集部]

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