新聞紙の思わぬ活用法 警視庁公式Xの投稿に「ありがたい情報」
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![床に重ねられた古新聞](https://grapee.jp/wp-content/uploads/2024/04/colly_7106thumb1.jpg)
※写真はイメージ
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- 出典
- @MPD_bousai
アウトドアシーンで活躍する『紙薪』を知っていますか。
紙薪とは、文字通り新聞紙を使って作る薪で、着火剤として役立ちます。アウトドアだけでなく災害時にも活躍するので、ぜひ作ってみてください。
着火剤代わりに使える『紙薪』
キャンプやバーベキューで火を起こす時に『着火剤』を利用している人は多いでしょう。
着火剤はアルコールやガソリンなどを含み、木炭や薪などを燃やしやすくしてくれるため、着火剤があれば火起こしの時間を短縮することができます。
しかし、便利だからこそ「買ってくるのを忘れて用意できなかった!」という時は困ってしまうでしょう。そんな時に備えて、新聞紙を使って着火剤の代用品『紙薪』を作っておくといざという時に役立ちます。
非常時に使えるアイデアをポストしている『警視庁警備部災害対策課』のX公式アカウント(@MPD_bousai)から、『紙薪』の作り方を見てみましょう。
※投稿をXで確認できます。
『紙薪』の作り方
新聞紙で作ると聞くと「すぐに燃え尽きてしまいそう」と思いますが、木と同じくらい安定した火力を得ることができるそうです。それでは、詳しい作り方を紹介します。
用意するのは、水を入れたバケツと、1日ぶんの新聞紙、棒状のものです。
まず、水の入ったバケツの中に新聞紙を入れ、粉々にします。水に新聞紙を溶くようなイメージですね。
その後、溶いた新聞紙を絞りながら、棒状のものに巻き付けて形成したら、棒を引き抜き、乾燥させます。これで、『紙薪』は完成です。
なお、紙薪を作る作業中はインクで手が汚れるため、気になる人はビニール手袋などをするといいでしょう。新聞紙をちぎる時は、できるだけ細かくすると形成する時にくっ付きやすいようです。
何かと便利な新聞紙はぜひストックを
完成した紙薪に火をつけると、しっかりと炎が上がり、やがて炭のようになっていくのだとか。もちろん、火の扱いには十分に注意しましょう。
また、作った紙薪の大きさにもよりますが、完全に乾くのに数日かかるのでキャンプやバーベキューに持って行く場合は、出かける前に作りためておくことをおすすめします。
新聞紙で作る紙薪は、アウトドアに使えるだけでなく災害時にも活躍します。紙薪があれば調理をしたり暖を取るのに役立つため、新聞紙は多少のストックを常に置いておくといいかもしれません。
工作のように新聞紙をビリビリ破くのも粘土のように形作るのも、子供にとっても大好きな作業でしょう。子供と紙薪作りを楽しみながら、災害についても学び、万が一の時に備えましょう。
[文・構成/grape編集部]