高額の薬を捨てる老人「治療する気がないなら病院くるな」の声に考えさせられる
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- 出典
- @mhlworz
日本国民全員が公的医療保険に加入し、互いの医療費を補い合う『国民皆保険制度』
現在、病院の窓口で支払う金額は、70歳未満であれば医療費の3割。後期高齢者は1から2割。昨今の高齢化にあたり、年間医療費は例年35兆円を超え、大きな問題になっています。
そんな中で、薬を飲まずに捨てているという患者さんを持つ、臨床医である羆(@mhlworz)さんの苦言が話題になっています。
33万円。それだけの健康保険料を払うために、若い人がどれだけ汗水たらして働いていると思いますか
捨てられていたのは、肺がんの薬であるジオトリフ。
命に関わる薬を飲まずに捨てるという事実もそうですが、33万円という金額にも驚かされます。
若い世代の方は「自分の一ヶ月の給料より高い!」と思う方も多いのではないでしょうか。この金額の7割から9割を、他の誰かが払っていると思うとやりきれない気持ちになります。
飲まない理由は何なのか
薬を捨ててしまった患者さんですが、何か理由があったのかもしれません。しっかり、患者さんの意見に耳を傾けることの重要性を説く方も多くいらっしゃいます。
理由があったのかもしれませんが、薬をもらっても捨ててしまう人が多くいる以上、薬の大切さが伝わっていない現状があるのかもしれません。
少子高齢化が進む中でこのような出来事が続いていけば、年金問題と併せてさらに大きな問題へと発展しかねません。
処方された薬は「他の誰かに助けてもらって自分の手元にあるかもしれない」という事実をしっかり認識して、大切にしていきたいものです。