ペットボトル入りの牛乳を製造しない明治 その理由に「ハッとした」
公開: 更新:
白菜の表面に黒い点々を見つけたら… 「そうだったのか!」「初めて知った」「白菜に黒い点々が…!」。そんな状態になっていれば、傷んでいるのか腐敗しているのか、食べてもいいのか…とさまざまな疑問が浮かびます。黒い点々の正体や、食べられるのかどうかなどについてご紹介します。
エアコンをつけても部屋が寒い! 原因に「だからか」「納得した」「エアコンの暖房運転をしているのにいつまでも部屋が寒い!」。そんな時には確認してみるべき注意点があります。対策次第では改善することもあるため、まずは暖房運転をしても暖まらない原因を知っておきましょう。
- 出典
- 明治
キャップ付きで手軽に持ち運べるペットボトル飲料。いまやたくさんの種類が販売されていますが、『牛乳』が入ったペットボトルを見かけたことがありません。一体なぜなのでしょうか。
『衛生面』と『コスト』が理由
ペットボトルは一度開封して口を付けると、その時点から雑菌が繁殖しはじめます。ここに牛乳の栄養が加わると、そのほかの飲み物よりも雑菌が増える可能性が高いといわれているのです。
以上のことから、食品安全委員会では2006年まで牛乳のペットボトル販売を禁止していました。2007年からは許可がおり、ペットボトル販売をテスト的に始めた企業もあったようですが、市場には広がっていません。なぜなら、コストが高すぎるから。
通常のペットボトルには牛乳を入れて売ることが難しいので、専用の容器を作る必要があり、かかるコストが莫大になるのです。これがペットボトルの牛乳が販売されない大きな理由というわけです。
メーカーにとっても利点がない
これについて、株式会社明治の担当者にも聞いてみました。
「各メーカー様の意向があるかとは思いますが、弊社がペットボトルで牛乳を発売しない理由は“発売する利点がないから”です。ペットボトルは光を通しやすく、中身の光劣化による品質面でデメリットが大きいと考えられます。
また、販売するとなると表示上の制約も多く、万が一消費者の方が常温で飲んだり長時間放置した後で飲んだりしてしまうことによるリスクもあるからです。これからのことから、ペットボトル入りの牛乳を発売すること事態、消費者ニーズに合致しないと考えています。
ちなみに、コーヒー牛乳やフルーツ牛乳はしっかり殺菌(滅菌)しているため、常温保存が可能です」
菌の繁殖を抑えるためには一度で飲み切ることが必要ですが、そもそも500㎖や350㎖の牛乳を一気に飲む人はそう多くないでしょう。改めて考えると、牛乳をあえてペットボトルで飲む必要性はないのかもしれません。
おすすめの飲み方は
※写真はイメージ
ちなみに、瓶や紙パック、ストロー、コップなど、牛乳を飲む方法はいろいろとありますが、担当者のおすすめの飲み方はどれなのでしょうか。
「牛乳の新鮮な香りを楽しみながらごくごく飲みたいので、飲み口が広い瓶やコップが個人的には好きです。さらに、なるべく冷たく飲みたいので、ベストなのは瓶ですね」
ペットボトル入りの牛乳が発売されない理由は、ひとえに「消費者の安全を考えて」のこと。ぜひ、明治の担当者おすすめの『瓶入り牛乳』で、改めて牛乳のおいしさを味わいたいものです。
【お詫びと訂正 2024年5月3日18時30分】
記事のタイトルに誤りがございました。訂正し、お詫び申し上げます。
[文・構成/grape編集部]