カビ取り剤使用時は絶対に… 専門団体の注意喚起に「これは危ない」
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水筒に絶対入れないで 企業の呼び掛けに「ダメだったのか…」「これはやりかねない」2025年5月1日、キッチン道具を製造、販売する和平フレイズ株式会社がXアカウント(@waheifreiz)を更新。『水筒に入れてはいけないもの』について、注意を呼びかけました。
- 出典
- 日本中毒情報センター
カビ取り剤は、浴室の壁や床を掃除する際に重宝するアイテムです。含まれる成分がカビの除去に効果がある一方で、使い方を誤ると健康に悪影響を与えることがあります。
カビ取り剤を安全に使用できるよう、中毒情報のプロである『公益財団法人日本中毒情報センター』の公式サイトに掲載されている内容を見ていきましょう。
カビ取り剤を正しく使わないと…
カビ取り剤は、主成分として『次亜塩素酸ナトリウム』といった塩素系成分が使われている商品が一般的で、水回りに発生するカビに有効。しかし用法用量を守らず使用すると、中毒事故を引き起こす可能性があるそうです。
日本中毒情報センターでは、塩素系カビ取り剤による中毒事故について以下のように説明しています。
カビ取り剤を使用する際のポイント
中毒事故防止のためにも、カビ取り剤を使用する時には必ず以下のポイントに注意しましょう。
・使用する量や場所に関する注意を読む
・長時間の使用、一度に大量の使用を避ける
・窓や戸を開けて換気をしながら作業する
・カビ取り剤の使用中はマスクや眼鏡を着用する
・ほかの薬剤と混ぜたり同時に使用したりしない
カビ取り剤の使用は慎重に!
強力なカビを落とすのに便利な塩素系カビ取り剤ですが、塩素による刺激臭を感じやすいもの。
実際に、窓を少し開けた浴室でマスクを着用せず作業して体調を崩した、眼鏡を着用せず天井にカビ取り剤を噴射して目に入ってしまった、などのトラブルが日本中毒情報センターに寄せられていました。
そのほか、塩素系のカビ取り剤に酸性の薬剤を混ぜると、塩素ガスが発生してしまうといった危険性も。塩素ガスは大変有毒なので、取り扱いには十分注意が必要です。
なおカビ取り剤の中には、成分に塩素系を含まず、より安全に使用できる商品もあります。小さな子供やお年寄りと同居している場合は、非塩素系カビ取り剤の使用を検討するのもおすすめです。
安全にカビ取り剤を使用するには、十分な換気をした上で諸注意を守ることが大切。日本中毒情報センターが紹介している注意点を把握し、安全にカビ取り剤を使用してください。
[文・構成/grape編集部]