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- 出典
- 昭和産業
揚げ物の調理で使った油はどうしていますか。すぐに処理するのはもったいないため、何度か使っている人もいるのではないでしょうか。
ただ、油は何回でも再利用できるわけではありません。油が劣化しているか見極めるポイントを紹介します。
揚げ油は何回再利用して使えるのか
揚げ物を作るには多くの油を使用するため、「1回使っただけで捨てるのはもったいない」と、何回か再利用する人も多いでしょう。しかし、油の再利用には限界があります。
食用油や製粉、冷凍食品などの製造販売を行っている食品メーカーの『昭和産業』の公式サイトによると、油を揚げ物に使う際に何回くらい再利用して使えるのかについて、以下のように解説しています。
揚げ油を再利用できる回数は『2~3回』といわれていますが、大切なことは回数よりも『油の状態』を確認して判断することです。
それでは、油を捨てる目安となる油の状態について詳しく解説します。
色が濃くなっている
新鮮な油はきれいな金色ですが、使い古した油は色が濃くなり茶色っぽくなります。特に、肉や魚を揚げると油が汚れやすく劣化を早めるようです。
嫌なニオイがする
油を何度も使い回すと、加熱した時に胸焼けしそうな嫌なニオイがしてきます。料理の味や香りが損なわれてしまうため使うのをやめましょう。
粘りが出る
油は古くなると粘りが出るようになります。温度が下がると粘りがあるか分かりやすくなるため、低温になったら菜箸などでかき混ぜて粘りがないか確認しましょう。
泡が出てくる
材料を入れて加熱すると全面に小さな泡が出てきて、食材が見えなくなってしまう場合は劣化しているといえます。
煙が出てくる
新鮮な油は200℃くらいまで熱しても煙は出ませんが、劣化した油は180℃程度で白い煙が出てきます。
油の劣化は、光や空気、熱などによって酸化することが原因です。状態が悪くなった油を使うと、胸焼けしたり吐き気がしたりすることもあるため、油の状態を必ず確認してから使用しましょう。
油を再利用する場合、何回まで使えるかについて解説しました。一般的には2~3回といわれていますが、大切なのは油の状態を確認することです。おいしい料理を作るため、色やニオイなどに異変を感じたら使うのをやめましょう。
[文・構成/grape編集部]