『こと座流星群』がもうすぐピークに!
公開: 更新:

出典:YouTube

「肉眼でも見えるかも」と国立天文台が予想する 『レモン彗星』とは2025年10月下旬ごろ、肉眼でも観測できる可能性があるという、『レモン彗星』。 grapeは、そんなレモン彗星について、国立天文台に取材しました。

2年ぶりの『ブラックムーン』がいよいよ! 夜空に何を願う?特別なタイミングの新月を『ブラックムーン』と呼ぶことはご存じでしょうか。2025年の夏季には、6月25日、7月25日、8月23日、9月22日に新月となるため、8月の新月が『ブラックムーン』に当たるのだとか。同じ季節に4回の新月が見られる現象は、2023年5月以来なので、2025年8月23日はおよそ2年ぶりに『ブラックムーン』が訪れる機会なのです。
本州では、ほぼ桜の見ごろも終わる4月下旬。
1月に極大日(流星群のピーク)を迎えた『しぶんぎ座流星群』から、今年二つ目の流星群となる『4月こと座流星群』が極大日を迎えます。
流星群の観測しやすい時間帯や方法などについてご紹介します。
極大日は4月22日
2016年の4月こと座流星群は、4月22日のお昼14時頃に極大日を迎えます。流星のピークを観測することはできませんが、前後2,3日は観測しやすい日が続きますので、22日や23日の夜半から明け方までが狙い目です。
4月こと座流星群は、明るめの流星が流れやすいため、肉眼でも観測しやすい流星群。ただ、今年は極大日が満月と重なっているため、観測条件はあまりよくありません。
出典:YouTube
観測する際は、空が明るくなっている満月周辺を視界に入れないようにすると、多少見やすくなります。
約2,700年前から観測され続けている4月のこと座流星群は、毎年それほど多くの流星が流れるわけではありません。しかし、1945年には一時間に90個もの流星が流れるなど、突発的に流星の数が増加することもあり、目が離せない流星群の一つです。
ちなみに、4月22日の満月は、今年最も小さな満月となります。空が明るいなど、4月のこと座流星群が見にくい時は、小さな満月だけでも観測するといいかもしれませんね。
※画面端から端まで流れる光は、飛行機などで流星ではありません。