使用済みペットボトルを再利用してはいけない理由 意外なリスクに「これは危ない」
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ペットボトル飲料を飲み終わった後、洗って再利用する人も多いのではないでしょうか。
限られた資源を有効活用するために注目されるリユースですが、使い方によっては思わぬトラブルの原因になってしまう恐れがあります。
各種キッチンアイテムを販売する『くらし屋公式ショップ | 便利キッチン雑貨紹介』(kurashiya_official)のInstagram投稿より、注意が必要なリユース方法について解説。
ぜひ参考にしてみてください。
洗剤や薬剤の保存に使うのは要注意
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
キャップ付きで手軽に開け閉めできるペットボトルは、飲料以外の保存用ボトルとしても有能です。透明で中身を確認しやすいこともあり、洗剤や薬剤の保存容器としてリユースしようと考える人もいるのではないでしょうか。
しかしこの方法は、誤飲の恐れがある非常に危険な行為です。自分は間違いなく『洗剤』と認識していても、家族も同じとは限りません。ペットボトル=飲料と誤解し、勢いよく飲んでしまうリスクがあるでしょう。
洗剤や薬剤の中には、人体に悪影響を及ぼすものも少なくありません。一度に大量摂取すれば、命を落とす恐れもあります。
「マジックで中身を大きく書いているから大丈夫」という人や、「保存場所に工夫している」という人もいるでしょうが、幼い子供の場合、書かれた文字や状況を適切に判断できるとは限らないでしょう。
大人であっても、「ついうっかり」というケースも考えられます。最初から、洗剤や薬剤の保存には使わないのがベストです。
水筒としての再利用もNG
飲料用のペットボトルだからこそ、「飲み終わった後に新たに飲み物を入れて、水筒としてリユースする」という人もいるでしょう。くらし屋公式ショップのInstagram投稿によると、実はこちらもNGです。
持ち運びに便利な500㎖以下のペットボトルは、飲み口に直接口を付けて飲むスタイルが一般的。唾液に含まれる雑菌がペットボトル内で繁殖し、食中毒の原因になる恐れがあります。
直接口を付けていない場合でも、底に残った少量の水が原因で、雑菌が繁殖するケースは少なくありません。複雑な形状で内部を完全に乾燥させるのが難しいからこそ、「洗ったから大丈夫」と安易に考えるのも危険です。
また水やお茶を入れて凍らせて飲むのもNG。凍らせたペットボトルは、変形・破損するリスクがあります。解凍時に中で雑菌が繁殖する可能性もあるため、避けてください。
「ペットボトルをリユースすれば、環境的にもメリットがいっぱい」と思いがちですが、使い方によっては非常に危険です。自身や家族の健康を守るためにも、リスクに関する知識も事前にしっかりと身につけておきましょう。
リユース以外にも、形を変えて活用する『リサイクル』や購入量を減らす『リデュース』など、環境のためにできる取り組みは多くあります。使用済みペットボトルのその後について、家庭内でのルールを再確認してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]