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チョコレートが真っ白に!これはなぜ? 明治に聞いてみた

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

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チョコの写真

※写真はイメージ

あなたは買い置きしていたチョコレートが、白くなってしまったことはありませんか。

パッケージを開けて、白く変色したチョコレートが出てきたら驚いてしまいますよね。

なぜチョコレートが白く変色するのでしょうか。株式会社明治(以下、明治)に聞いてみました。

チョコレートが白くなる原因

――チョコレートが白くなるのはなぜ?

チョコレートが白く変色したり、まだらになったりするのは『ブルーム現象(ブルーミング)』といいます。これはチョコレートが温度や湿度の影響を受けることで起こる現象です。

ブルーム現象には『ファットブルーム』と『シュガーブルーム』の大きく2種類があります。

『ファットブルーム』は温度上昇でチョコレートの脂肪分であるココアバターが溶け、その後に冷えて固まることで白くなる現象です。

一方、『シュガーブルーム』は砂糖が原因で起こる現象です。チョコレートが結露すると、チョコレートに含まれる砂糖が水分に溶け出し、砂糖がチョコレートの表面で結晶化することで発生します。

――白くなったチョコレートはそのまま食べてもいい?

『ファットブルーム』や『シュガーブルーム』を起こしても、身体に差し障りはありませんが、風味は劣ります。

――白い状態から元に戻せる?

『ファットブルーム』はココアバターの結晶の変化が原因です。そのため、板チョコレートの場合は、チョコレートの温度調整作業(テンパリング)をすることにより、チョコレート中のココアバターを安定結晶にし、状態を戻すことができます。

一方で、『シュガーブルーム』は砂糖が再結晶化したものなので、状態を戻すことはできません。

チョコの写真

※写真はイメージ

――チョコレートの保存、保管での注意点やアドバイスはある?

上述の通り、チョコレートは温度や湿度の影響を受けやすいため、高温・多湿の場所を避け、28℃以下の涼しい場所で保存することが大切です。

チョコレートが白くなるのは、温度や湿度の変化が原因です。明治のアドバイスにあるよう、高温・多湿の場所を避けるなど、保管場所に注意しましょう。


[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]

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取材協力
株式会社 明治

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