鶏手羽から出てくる『赤い液体』 日本食鳥協会に聞いた正体は…
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- 一般社団法人 日本食鳥協会






鶏手羽を加熱調理している際に、肉から血のような赤い液体が染み出てくることはありませんか。
また、でき上がった鶏手羽の料理を食べていて、骨の周りに赤黒いものが付着していることもあります。
この『赤い液体』はなんなのでしょうか。
鶏手羽から出る赤黒い液体は…
一般社団法人 日本食鳥協会(以下、日本食鳥協会)に、『鶏手羽から出る赤い液体』の正体を聞いたところ、以下の回答がありました。
赤い液体は、骨から染み出た髄液(ずいえき)です。
手羽先や手羽元、手羽中といった骨が付いている鶏肉を加熱調理をした際に、鶏肉の骨の中に残った髄液が染み出ることがあります。
髄液は骨の中にある血液の基となる成分。通常は赤みを帯びた液体ですが、熱が加わることで赤黒く変色して固まります。
では、この髄液は口にしても問題ないのでしょうか。
日本食鳥協会によると「十分に加熱をしていれば、食べても問題ありません」とのことでした。
目安としては、加熱後、赤い液体が赤黒く固まった状態になったら食べても大丈夫です。
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ちなみに、0℃前後の温度帯を保ったチルドの鶏手羽は、加熱調理をしても、あまり髄液が出にくいとのこと。一方、冷凍の鶏手羽は、熱の伝わり方の加減で髄液が出やすいそうです。
しっかりと火を通せば食べられるものの、「髄液が出るのは避けたい」という人は、チルドの鶏手羽を選ぶといいかもしれませんね。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]