一度開けた缶詰の保存、どうしてる? 缶のまま保存がNGの理由
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保存に便利な缶詰。忙しい時の献立にも大活躍ですね。一度開けた缶詰の中身はどう保存していますか? 使い切れれば問題ありませんが、余ってしまった時には、保存方法や保存期間に迷いますよね。今回はそんな<開けた缶詰の保存>についてご紹介します。
<開けた缶詰の保存の前に>「缶詰は長期保存できる?」
缶詰は、1800年代イギリスで発明されたとか。ナポレオンの時代、兵士の食料確保の目的で考えられたそうです。
缶詰は空気を除いて密閉し、真空の状態にして加熱殺菌し、中を無菌状態にします。無菌状態で食物を腐敗させる菌や微生物がいないため、長期保存できるんですね。
開けた缶詰の保存はどうする?
缶詰は日持ちするというイメージがありますが、それは未開封での状態のこと。缶詰の中身に保存料は使われていないそう。一度開けると中身は腐りやすくなるので、注意が必要です。
缶の素材により、開けた缶詰の保存方法は異なります
一般的に缶詰の素材は鉄製のブリキ缶(鉄にスズメッキしたもの)か、アルミ製。入れる中身によって内側がコーティングされます。
魚や野菜の缶詰は、主に内側を樹脂でコーティングしたもの、果実の缶詰は内面塗装していないブリキ缶(鉄にスズメッキしたもの)が使用されています。
このコーティングがあるかどうかで、保存上の注意点が異なるのでご注意ください。以下に詳しくご紹介していきます。
なお、果物の缶詰で内側をコーティングをしない理由ですが、果物などに含まれている酸素をスズが吸収し、果物などの中身の品質が変化することを防いでくれるためだとか。これは世界共通の仕様だそうですよ。
スズの濃度に関しては食品衛生法で規定されていて、溶け出た微量のスズは人体に蓄積しないで、排泄されてしまうことがわかっているようです。
出典:公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会「缶詰、びん詰、レトルト食品Q&A (安全性)」
一度開けた缶詰の保存方法