意外と知らない布団の寿命 買い替えの目安はどれくらい? By - ウチコト 公開:2017-07-09 更新:2018-05-24 寝具 Share Post LINE はてな コメント 現在使っている布団や枕、いつ購入したか覚えていますか?意外と意識していないかもしれませんが、寝具にも寿命があるんです。人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。長く使い込んだ寝具は、皮脂や汗で汚れていたり、中身がヘタっていることも。今回は、意外と知られていない<布団や枕の寿命>と<布団を長持ちさせるお手入れ方法>についてご紹介します。 布団の買い替えの目安はどれくらい? 布団は長く使い込むにつれてかさが減り、買った当初の高さよりも低くなったり、クッション性がなくなります。かさがなくなると保温性が悪くなったり、クッション性が低下すると、就寝時の姿勢保持力が低下してしまいます。また皮脂や汗などの不純物が生地や詰め物に付着するので、布団を清潔に保つためには定期的な買い替えが必要と言われています。布団の買い替え時期は、詰め物の種類によっても異なります。買い替え・打ち直しなどの目安を参考にしてみてくださいね。 綿(コットン)の布団 掛け布団は約5年、敷布団は約3年と言われています。綿の布団は、長年使用することで綿が硬くなりますが、これを解きほぐして打ち直すことでふっくらとさせることができます。一般的に、掛けふとんなら約5年、敷きふとんは3年前後が打ち直しの目安と言われています。 羽毛の布団 羽毛の掛け布団は、5年に1度程度痛み具合を点検し、に応じて仕立て直しやクリーニングをするのが良いそうです。 合成繊維(ポリエステル)の布団 掛け布団は5年、敷布団は3年前後が買い替えの目安と言われています。 羊毛(ウール)の布団 使用状況によって異なりますが、掛け布団は約5年、敷布団は約3年が交換の目安と言われています。使用しているうちにヘタリが生じることがあるので、使用感が気になったら、点検や交換を検討してもよいかもしれません。 枕の買い替え目安はどれくらい? 人間の頭の重さは、体重の約8%。また、首の部分は一晩に茶さじ一杯分の汗をかくそうです。重い頭を支える枕は、長期間使用すると中身がヘタって高さが低くなったり、汗や皮脂が付着するので、定期的に買い替えるのが良いようです。 素材別の買い替えの目安 ●フェザー(羽根)・・・2~3年●ウレタンフォーム(低反発など)・・・2~3年●わた・・・2~3年●パイプ素材・・・4~5年●そばがら・・・1~2年 <布団を長く使うためのお手入れ方法>日頃の注意点とは? 布団や枕の生地が傷むのを防いで、寝ている間にかく汗から布団を守るために、カバーやシーツをかけて使用しましょう。枕カバーやシーツは定期的に洗濯して清潔に保つことが大切です。畳や床に布団を敷いている場合は、布団の上げ下ろしを毎日行い、湿気によるダニやカビの繁殖を防ぐようにしましょう。 もっとこまめに洗うべき?シーツの洗い方を見直して気持ちの良い睡眠を! <布団を長く使うためのお手入れ方法>干すときの注意点 布団は汗などにより湿気が溜まりやすいので、定期的に天日干しをしましょう。天日干しをすることで湿気を逃がし、ふっくらとした弾力性や保温性を取り戻すことができます。天日干しすることで、羽毛布団はほぼ完全に、綿や合成繊維の布団は7〜9割前後回復するそうです。季節にもよりますが、午前10時〜午後3時頃の湿度が低い時間帯に天日干しするのがおススメです。布団の生地が傷むのを防ぐため、カバーやシーツをかけたまま干しましょう。 素材別の干す頻度と時間の目安 ●綿、合成繊維の布団・・・週に1〜2回程度、片面2時間位●羊毛の布団・・・週に1回程度、片面2時間位ずつ●羽毛の布団・・・月に1〜2回程度、片面1時間位ずつ <布団を長く使うためのお手入れ方法>収納時の注意点 布団は湿気の少ない場所に収納しましょう。敷布団は下に、掛け布団は上に収納します。しばらく使わない布団は、天日干しをしてからカバーやシーツをはずして湿気の少ない場所に保管しましょう。来客用など普段使わない布団も、カビやダニの繁殖を防ぐために定期的に天日干しをしましょう。 <布団を長く使うためのお手入れ方法>洗うときの注意点 布団の生地が部分的に汚れた場合は、その部分をつまみ洗いし、すぐに乾燥させましょう。布団によってはご家庭で洗濯できるものも(ウォッシャブル)あります。洗濯する前に布団の取扱説明書を確認しましょう。ご家庭で洗濯できないものは、専門業者や寝具専門店に依頼するのがオススメです。 ご家庭での洗濯方法 1. 洗濯機を使う場合は「布団コース」や「大物コース」を選択する2. 十分にすすいだ後は、洗濯機か手絞りで軽く脱水をする3. 風通しのよい日陰に干し、十分に乾燥させる。 この時詰め物が片寄っていたら、軽く叩いて直しましょう。※ 羊毛・羽毛布団は中性洗剤を使い、30℃以下の水温で洗いましょう。ポリエステルなどの合成繊維の布団は、合成洗剤を使用し、40℃以下の水温で洗うことを推奨されています。 おわりに 意識することが少ない布団の寿命ですが、布団の機能と清潔さを保つためには定期的なお手入れや買い替えが必要のようです。心地よい睡眠時間を送るために、ぜひ心がけてみてくださいね。参考:一般社団法人 寝具寝装品協会参考:西川産業株式会社「まくらの寿命は?」 東京ガス「ウチコト」 東京ガス「ウチコト」は、家事(ウチのコト)で役立つちょっとしたコトをお届けしています。料理、洗濯、掃除、子育て、省エネ等、お家に役立つコト&コツが満載です。 ⇒http://tg-uchi.jp/ 関連記事 【最低限やっておきたい】クローゼット掃除・整理の3つのコツとポイント 傷みやすいオクラの<保存方法>と<切る時のちょっとした工夫> 知っておこう! <食パンのカビ>の発生の理由&もし食べてしまったら 出典 【意外と知らない布団の寿命】買い替えの目安はどれくらい? Share Post LINE はてな コメント
現在使っている布団や枕、いつ購入したか覚えていますか?意外と意識していないかもしれませんが、寝具にも寿命があるんです。人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。長く使い込んだ寝具は、皮脂や汗で汚れていたり、中身がヘタっていることも。今回は、意外と知られていない<布団や枕の寿命>と<布団を長持ちさせるお手入れ方法>についてご紹介します。
布団の買い替えの目安はどれくらい?
布団は長く使い込むにつれてかさが減り、買った当初の高さよりも低くなったり、クッション性がなくなります。かさがなくなると保温性が悪くなったり、クッション性が低下すると、就寝時の姿勢保持力が低下してしまいます。
また皮脂や汗などの不純物が生地や詰め物に付着するので、布団を清潔に保つためには定期的な買い替えが必要と言われています。
布団の買い替え時期は、詰め物の種類によっても異なります。買い替え・打ち直しなどの目安を参考にしてみてくださいね。
綿(コットン)の布団
掛け布団は約5年、敷布団は約3年と言われています。
綿の布団は、長年使用することで綿が硬くなりますが、これを解きほぐして打ち直すことでふっくらとさせることができます。
一般的に、掛けふとんなら約5年、敷きふとんは3年前後が打ち直しの目安と言われています。
羽毛の布団
羽毛の掛け布団は、5年に1度程度痛み具合を点検し、に応じて仕立て直しやクリーニングをするのが良いそうです。
合成繊維(ポリエステル)の布団
掛け布団は5年、敷布団は3年前後が買い替えの目安と言われています。
羊毛(ウール)の布団
使用状況によって異なりますが、掛け布団は約5年、敷布団は約3年が交換の目安と言われています。使用しているうちにヘタリが生じることがあるので、使用感が気になったら、点検や交換を検討してもよいかもしれません。
枕の買い替え目安はどれくらい?
人間の頭の重さは、体重の約8%。また、首の部分は一晩に茶さじ一杯分の汗をかくそうです。
重い頭を支える枕は、長期間使用すると中身がヘタって高さが低くなったり、汗や皮脂が付着するので、定期的に買い替えるのが良いようです。
素材別の買い替えの目安
●フェザー(羽根)・・・2~3年
●ウレタンフォーム(低反発など)・・・2~3年
●わた・・・2~3年
●パイプ素材・・・4~5年
●そばがら・・・1~2年
<布団を長く使うためのお手入れ方法>日頃の注意点とは?
布団や枕の生地が傷むのを防いで、寝ている間にかく汗から布団を守るために、カバーやシーツをかけて使用しましょう。枕カバーやシーツは定期的に洗濯して清潔に保つことが大切です。
畳や床に布団を敷いている場合は、布団の上げ下ろしを毎日行い、湿気によるダニやカビの繁殖を防ぐようにしましょう。
もっとこまめに洗うべき?シーツの洗い方を見直して気持ちの良い睡眠を!
<布団を長く使うためのお手入れ方法>干すときの注意点
布団は汗などにより湿気が溜まりやすいので、定期的に天日干しをしましょう。天日干しをすることで湿気を逃がし、ふっくらとした弾力性や保温性を取り戻すことができます。天日干しすることで、羽毛布団はほぼ完全に、綿や合成繊維の布団は7〜9割前後回復するそうです。
季節にもよりますが、午前10時〜午後3時頃の湿度が低い時間帯に天日干しするのがおススメです。
布団の生地が傷むのを防ぐため、カバーやシーツをかけたまま干しましょう。
素材別の干す頻度と時間の目安
●綿、合成繊維の布団・・・週に1〜2回程度、片面2時間位
●羊毛の布団・・・週に1回程度、片面2時間位ずつ
●羽毛の布団・・・月に1〜2回程度、片面1時間位ずつ
<布団を長く使うためのお手入れ方法>収納時の注意点
布団は湿気の少ない場所に収納しましょう。敷布団は下に、掛け布団は上に収納します。
しばらく使わない布団は、天日干しをしてからカバーやシーツをはずして湿気の少ない場所に保管しましょう。
来客用など普段使わない布団も、カビやダニの繁殖を防ぐために定期的に天日干しをしましょう。
<布団を長く使うためのお手入れ方法>洗うときの注意点
布団の生地が部分的に汚れた場合は、その部分をつまみ洗いし、すぐに乾燥させましょう。
布団によってはご家庭で洗濯できるものも(ウォッシャブル)あります。洗濯する前に布団の取扱説明書を確認しましょう。ご家庭で洗濯できないものは、専門業者や寝具専門店に依頼するのがオススメです。
ご家庭での洗濯方法
1. 洗濯機を使う場合は「布団コース」や「大物コース」を選択する
2. 十分にすすいだ後は、洗濯機か手絞りで軽く脱水をする
3. 風通しのよい日陰に干し、十分に乾燥させる。
この時詰め物が片寄っていたら、軽く叩いて直しましょう。
※ 羊毛・羽毛布団は中性洗剤を使い、30℃以下の水温で洗いましょう。ポリエステルなどの合成繊維の布団は、合成洗剤を使用し、40℃以下の水温で洗うことを推奨されています。
おわりに
意識することが少ない布団の寿命ですが、布団の機能と清潔さを保つためには定期的なお手入れや買い替えが必要のようです。心地よい睡眠時間を送るために、ぜひ心がけてみてくださいね。
参考:一般社団法人 寝具寝装品協会
参考:西川産業株式会社「まくらの寿命は?」
東京ガス「ウチコト」
東京ガス「ウチコト」は、家事(ウチのコト)で役立つちょっとしたコトをお届けしています。料理、洗濯、掃除、子育て、省エネ等、お家に役立つコト&コツが満載です。 ⇒http://tg-uchi.jp/
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