society

「なぜこんなことに…」 海で目撃されたサメの『異様』な姿

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

休暇でカウノル湾を訪れていた生物学者のカプアさんとジョビーさんは、家族でシュノーケリングを楽しんでいました。

そこで2人は、太い釣り用ロープが絡まったまま泳いでいるジンベエザメを見かけます。

カプアさんもジョビーさんも、泳ぎにくそうな状態のジンベエザメを見過ごすことができず、助けることを決意。

しかし、ジンベエザメの体に絡まった釣り用ロープは直径10cm近くもあり、なかなか切れません。

しかも、もともとシュノーケリングを目的にして来ていたため、酸素ボンベの準備はなく、素潜りの状態。体力的にもきつかったことでしょう。

それでも2人は決して諦めず、潜水を繰り返して少しずつロープを切っていきます。

また、ジンベエザメもロープが切られている間はおとなしくしているのが、映像からも分かります。

そうして、ついにロープを切ることに成功した2人。そのままジンベエザメはゆっくりと泳いでいってしまいました。

海の生き物たちにとって、海洋ゴミの存在は命に関わる深刻な問題です。

人間が捨てたものだけでなく、もともと漁業で使われていた網やロープが放置され、そのまま海を漂うゴミになってしまう場合もあります。

また、漁具のほとんどがプラスチックでできているため、海中で分解されることはありません。つまり、人の手で回収されないかぎり、ほぼ永久的に海のゴミとして残り続けるのです。

今回のジンベエザメも、もしもカプアさんとジョビーさんが見つけなかったら、あのロープが命を落とす原因になっていたかもしれません。

海洋ゴミの存在は、世界各国が解決に向き合うべき問題の1つ。これ以上、罪のない命が危険にさらされないことを願います。


[文・構成/grape編集部]

ダルビッシュ有選手の画像

ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。

火野正平の写真

俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。

出典
Family Diving Trip Turns Into Rescue Mission to Free Whale Shark Entangled in Fishing Line

Share Post LINE はてな コメント

page
top