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神田川で秋の花探し 漢字は難しいけれど見慣れた花『芙蓉』や『白粉花』が鮮やかに

By - 押阪 忍  作成:  更新:

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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独り言』にお付き合いください。

秋の花探し
アナウンサー押阪忍の『美しいことば』

春の花探しも 以前書きましたが、秋の花を求めて 近くの神田川沿いのお宅の庭を眺めながら歩いてみました。

先ず飛び込んで来たのが、遊歩道の脇に咲いている 濃い黄色のカンナです。夏の花で 拙宅では既に咲き終わりましたが、まだ2~3のつぼみを残し、しっかりと自己主張をしているかのように咲いていました。

カンナ

5~6メートルばかり歩くと、お住まいの垣根から 背丈の小さい赤い花がのぞいています。白粉花オシロイバナです。子供の頃、この花をつぶすと白粉オシロイのような白い汁が出てきて、「これをオシロイ花と言うのだよ…」と伯母から聴いた事を覚えています。

白粉花

暫く歩くと、拙宅にもありますが木槿ムクゲが咲いています。3メートルぐらいの高さで、五弁の白に 中が赤のお馴染みの花です。薄紫色の八重もありますが、この白と赤が一番親しみがあるようですね。植木屋さんはこの花を『日の丸』と呼んでいました。韓国では国花のように親しまれている花です。

木槿

更に歩くと見慣れた花、芙蓉フヨウが淡紅色の花を幾つもつけて咲いています。見慣れたというのは拙宅にもあるのですが、この遊歩道の芙蓉は、高さも2メートルと 緑の枝葉を大きく拡げ、淡紅色の花の隣に 白の花もついとして植えられています。

朝咲いて夕方に萎む一日花ですが、朝一番で咲いた芙蓉は 花先もピンとして、なかなか見栄えがあります。

芙蓉

この芙蓉で夕暮れを迎え、秋の『花探索』は終わりと致しました。

実は探し求めていた『コスモス』は、残念ながら何処にも見当たりませんでした。もうコスモスは、お花屋さんに行かないと 咲いていないのかもしれませんね…。

枝ぶりの 日ごとにかはる 芙蓉かな  芭蕉

<2018年10月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2018年現在、アナウンサー生活60年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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