日本人はほとんど知らない 3.11で尽力してくれた、人口100人の村の存在
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多数の犠牲者を出した、2011年3月11日の東日本大震災。
被災地域は広範囲に及び、東北地方の6県はもちろん、関東の一部地域でも液状化現象をはじめとした被害が出ました。
当時、日本の支援のため、ヨーロッパにある小さな村が尽力してくれていたことをご存知でしょうか。
人口100人の小さな村
村の名前は、モンテネグロにある『ヤパン村』。『ヤパン』は現地の言葉で『日本』を意味します。
もともと、モンテネグロと日本は明治時代から親交があったといわれています。
2018年12月15日放送のバラエティ番組『世界ふしぎ発見』(TBS系)では、モンテネグロを特集。
また、番組の中で紹介された人口約100人のヤパン村は、震災発生後に村民が日本のために『あること』を行ってくれたといいます。
番組の取材に対して、ヤパン村の村民は東日本大震災が発生した当時の出来事を、このように語っています。
ヤパン村が日本に送ってくれた義援金は、約1万ユーロ(約127万円)。この額は、モンテネグロ政府が日本に送った義援金の10分の1にあたります。
なお、モンテネグロの平均月収は日本円で約4万円ほど。そんな経済状況の中、多額の義援金を集めるのは並大抵のことではなかったはずです。
当時のお礼として、2016年11月15日には、日本からヤパン村に桜の木が送られ、村民たちは桜が咲く日を楽しみにしているといいます。
日本人からは「もっと知られるべき」の声
番組放送をきっかけに、初めてヤパン村の存在や震災発生後に尽力してくれていたことを知った日本人は多く、ネット上には感謝の声が多く寄せられました。
・感謝の気持ちでいっぱいになります。
・こういうニュースこそ、日本のメディアは取り上げるべき。
・ヤパン村の人たちに恥じないよう、日本人としての誇りをしっかり持ちたい。
私たちの知らない場所で、日本を想ってくれている人たちがいる…彼らへの感謝を忘れずにいたいですね。
[文・構成/grape編集部]