『保育士を取り巻く問題』に考えさせられる 「これは酷い」「初めて知った」の声
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- 出典
- @noynoyes
2019年5月8日、滋賀県大津市で、散歩中だった保育園児13人の列に車が突っ込み、園児2人の命が奪われる交通事故が発生。引率していた保育士が安全への配慮を徹底していたにも関わらず、一部の人々から批判の目が向けられました。
それに反発し、多くの人がTwitterで『保育士さんありがとう』というハッシュタグを付けたコメントを投稿。日ごろの感謝を伝えると共に、保育士の労働環境が過酷であることを訴える声も多数上がっています。
保育士と国の課題
野井湧水(@noynoyes)さんが大津市の事故を受けて漫画に描いたのは、『児童福祉施設最低基準』の問題点について。
「子どもの人数に対し、保育士が最低何人必要か」という基準を国が定めているのですが、そこにはある課題がありました。
国の定めた最低基準の職員配置では、「子どもの安全が十分に確保できる」とはいえません。
子どもの安全を考えた保育園や自治体の中には、保育士を最低基準より増員しているところもあるようです。しかし、保育園に入園する順番待ちをしている子どもが多い『待機児童問題』を解消するため、臨時的な処置として子どもの受け入れを余儀なくされてしまうことも。
すると、子どもの安全を確保できないまま保育士の負担が増し、劣悪な環境で働くことになってしまうのです。
野井さんの漫画には、以下のコメントが寄せられました。
・職員配置の人数がありえない。子育てしたことがない人が最低基準を作ったのか?
・自治体も保育園も子どもの安全を考えてるのに…悲しい。
・最低基準のはずが、いつの間にか「当たり前のこと」になっているなんて恐ろしい。
・現役の保育士だけど、国の基準ではとてもやっていけない。
大津市の事故で、保育士の仕事に人々の注目が集まっている時だからこそ、訴えたいことの1つ。
未来ある子どものためにも、保育士を取り巻く諸問題が解決することを願ってやみません。
[文・構成/grape編集部]