1時間窓を全開にして、冷房を16度で運転すると… 「めっちゃ効果あった」
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- 出典
- ダイキン工業
エアコンのフィルターは掃除したし、内部クリーン機能も使った。
掃除は完璧なはずなのに、エアコンから変なにおいがする!
意外と悩んでいる人が多い、エアコンからの異臭問題。自分でエアコンを掃除しても、においがなくならないことがあります。
「専門業者に掃除を依頼するのも面倒くさいし」と悩んでいると、ネット上で便利な裏技を発見!
かなり簡単な方法で、エアコンのにおいを軽減することができるのだそうです。
その方法とは…。
なんとも不思議な方法ですが、「効果があった」という声が多く上がっています。
なぜこのような方法でにおいを軽減させることができるのでしょうか…詳しく調べてみました。
メーカー非公式だけど効果抜群!
一般的にエアコンを自分で掃除してもいいといわれている場所は、フィルターだけです。
それよりも内部は、故障の原因となるので自分で掃除をすることは避けたほうがよいでしょう。
※写真はイメージ
ですが、エアコン内部にある『熱交換器』にはたくさんのフィンが付いており、ほこりが溜まりやすくなっています。このほこりが、においの原因になったり、カビを発生させたりしていることがあるのです。
提供:ダイキン
においの元がある場所は分かりました。ただ、自分で掃除できない場所では、どうすることもできません。
そこで役立つのが、先ほどの裏技。
冷房の設定温度を16度や18度など、エアコンで一番低い温度にして1時間運転する。その際、窓は全開にする。
省エネが叫ばれている現代において、なんとも非常識極まりないエアコンの使いかたですが、この方法を試すと「においが軽減される」というのですから驚きです。
なぜにおいが軽減される?
この裏技で重要なのは、先ほども出てきた熱交換器です。
『熱交換器』とは、取り込んだ空気を冷たくしたり、温かくしたりする部品。
提供:ダイキン
冷房を使うと、エアコンに取り込まれた熱い空気と熱交換器との間に温度差ができて結露水が発生します。
暑い部屋に氷の入った冷たいコップを置いておくと、水滴が大量に付くのと同じ現象です。
※写真はイメージ
今回の裏技の肝がここにあります!
窓を開けっぱなしの状態で、最低温度の冷房を使うと、いつまでも温度差が大きなままエアコンを運転することになり、普段以上に結露水が発生するのです。
大量に発生した結露水は、熱交換器に入り込んだほこりと一緒ににおいの元を洗い流し、エアコンのホースから外へ排出されていきます。
そのため、通常では掃除ができない熱交換器に溜まったにおいが軽減されるのです。
※写真はイメージ
湿度や気温が高い夏に行うと、より結露水が発生しやすくなるので効果的でしょう。
また、温度差を使って熱交換器に結露水を発生させればいいので、たいていのエアコンで使える裏技のようです。しかし、注意点もいくつかあります。
多くの人が「効果があった」と太鼓判を押す方法ですが、メーカーが推奨しているわけではありません。
ほかにも、このような注意点があります。
注意点
・エアコンによっては、元から熱交換器を洗浄する機能が付いている。
・全力で冷房を使うので、1時間で数百円程度の電気代がかかることもある。
・結露水はほこりを含んでいるため、水を排出するホースを詰まらせる可能性がある。
・フィルターにほこりを溜めないように、しっかりと掃除をしておくこと。
・においを完全に取りたい時は、専門業者に頼んだほうがよい。
こういったことに気を付ければ、かなり簡単で手ごろな方法といえそうです。
エアコンのにおいが気になる人は、この夏に一度試してみるのもいいかもしれません。
気になるにおいはエアコンだけじゃない
エアコンのにおいの取りかたは分かりましたが、ほかにも気になるにおいがあります。
それは…。
部屋のにおい!
特に湿度の高い梅雨や夏の時期になると、「においが気になる」という人は多くいます。
そんな時に役立つのが、空調機の大手『ダイキン』がお勧めするこちらの方法です。
住まいのにおいは湿度で除去
住まいのにおいは、主に料理をするキッチンで発生します。
例えば、間取りが『1K』や『1LDK』の部屋に住んでいた場合。キッチンと部屋が仕切られていないと、換気扇から外に出て行かなかったにおいが、そのまま壁やソファなどに染み付いてしまいます。
提供:ダイキン
くつろげる空間のはずが「なんだか変なにおいがする」では、いまいち落ち着きません。
そこで使えるのが、先ほどの方法。
2時間ほど室内の湿度を60%まで加湿。その後、2時間エアコンで除湿運転をする。
なんと、湿度を上げてから除湿すると部屋のにおいが軽減するというのです。こちらの理由も詳しく見ていきましょう。
におい分子と水分子は同じ大きさ
普段は壁などに染み込んでいる『におい分子』。湿度が高くなると『水分子』が壁に入り込もうとするため、『におい分子』が壁から押し出されてきます。
湿度の高い梅雨や夏時期に、部屋のにおいが気になるのはこのため。これは、におい分子が水分子と同じくらいの大きさだから起きる現象です。
厄介な現象ですが、この原理を利用すれば住まいのにおいを除去することができます。
まず、2時間ほど室内の湿度を60%くらいまで加湿しましょう。空間の水分子が多くなると、入れ替わるようににおい分子が壁などから出てきます。
その後2時間ほど、エアコンで除湿運転をすると浮き出てきたにおい分子は、水分子と一緒に除去されます。
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梅雨時期など、元から湿度が高い時は、除湿するだけでもにおいを取り除くことができるそうです。
梅雨や夏は湿度が高くて嫌な季節ですが、換気や除湿をうまく使って、住まいのにおいをしっかり除去しちゃいましょう!
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[文・構成/grape編集部]