夏が来るたびに会う、かき氷が好きな男性 その数十年間に「泣いた」「素敵な話」
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- 出典
- @SantaUonome
過去の連載作品『しあわせゴハン』をTwitter上に投稿し反響を呼んでいる、漫画家の魚乃目 三太(@SantaUonome)さん。
セリフなしで描かれる、詩情あふれる作品の世界観が人気を博しています。
しあわせゴハン『お弁当』
しあわせゴハン『かけそば』
しあわせゴハン『みそ汁』
今回、魚乃目さんが投稿したのは『しあわせゴハン』シリーズの『かき氷』編です。
夏になると、多くの人が食べたくなるかき氷。ある女性は、夏が訪れるたびにお気に入りの店でかき氷を食べていました。
しあわせゴハン『かき氷』
夏が来るたびにお気に入りの店で目にする、宇治金時のかき氷が大好きな男性。
彼への想いは通じなかったものの、女性は夏が来るたびに男性の姿を見ることを楽しみにしていました。
初めて男性と出会ってから数十年の時が経ち、ある夏の日、女性は老いた身体でお気に入りの店に足を運びました。しかし、そこには男性の姿は見当たりません。
もう会うことはない男性を偲び、かき氷を2つ注文した女性。机に置かれた宇治金時のかき氷は、いまは亡き男性に届いているのではないでしょうか。
【ネットの声】
・「あの時、勇気を出して想いを伝えていれば…」という心の声が聞こえてきて切ない。
・ほろ苦さと甘さが織りなす、まさに宇治金時のような恋ですね。
・セリフがないのに、登場人物の想いやその場の雰囲気が伝わってきた。素敵な作品。
切なくも美しいストーリーは、多くの人の心を打ちました。
[文・構成/grape編集部]