悪質クレーマーに頭を下げる、男性店員 その後の展開に24万人から反響
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本来、クレームは意見や要望を伝えるもの。しかし、度を過ぎた要求をする『モンスタークレーマー』は後を絶ちません。
2019年9月23日、産業別労働組合『UAゼンゼン』がYouTubeに1本の動画を投稿。
『UAゼンセン』はモンスタークレーマーから全国の労働者を守るため、サービスを提供する側と受ける側が共に尊重される社会を目指していると言います。
動画の舞台は、あるスーパーマーケット。理不尽な怒りをぶつける客に対し、2人の店員は何度も頭を下げて謝罪します。
帰り道で子供に「パパ、お仕事楽しかった?」と聞かれ、「うーん、忘れちゃった」と返す店員の男性。
動画は最後に「僕にも家族がいて、人生があります」というメッセージが表示されます。
『UAゼンセン』の調べによると、業務中に悪質クレームなどの迷惑行為に遭ったことがある人は、なんと70%。
客からの迷惑行為は主に暴言や説教、脅迫、セクハラ、土下座の強要などがあたり、中には犯罪に値するものもあるといいます。
この動画はネットで拡散され、24万件を超える反響がありました。
・売る立場と買う立場は対等なのに。「金を払う方が偉い」なんて考えは古い。
・働く人も誰かの子供であって、大切な人なんだよな。人間だと思っていない人が多すぎる。
・普通の客にとってもモンスタークレーマーは邪魔です。行きすぎた迷惑行為は通報していいと思います。
当たり前のことですが、店員は機械ではなく人間です。また、客も神様ではなく人間です。
度が過ぎる迷惑行為に頭を下げ続けるのではなく、時にはハッキリと「NO」といえる社会になっていくといいですね。
[文・構成/grape編集部]