新聞広告にごはんのイラスト 下に書かれていた『メッセージ』が胸に迫る
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東日本大震災から10年という節目を迎えた、2021年3月11日。
一人ひとりが改めて、当時の出来事や想いを思い出していることでしょう。
システムキッチンのメーカーであるクリナップ株式会社(以下、クリナップ)も、福島県いわき市にある8か所の工場が被災。
10年越しに、当時の感謝を伝えるメッセージを新聞広告として掲載しています。
変わらない想い
食べることは生きること。たくさんの人の毎日を、クリナップはキッチンから支えてきました。
そんなクリナップが、被災した際には逆に多くの人たちに助けられたといいます。
読むと、胸に自然と温かいものが込み上げる広告をご覧ください。
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うれしい時も、悲しい時も。
どんな時でも、生きていればお腹はすく。
なにか食べなきゃ。力をつけなきゃ。
そして人はキッチンに立つ。
クリナップは、そんな大切な場所を
つくらせてもらっています。
10年前、福島県いわき市にある
私たちの工場は被災しました。
復旧作業中に余震が起こり、
心が折れそうになった私たちの支えは、
本当は困るのに「できるまで待つよ」と
言ってくださったお客様たち、
そして一緒に被災した地元の皆さんでした。
つらい時に互いを思い、支えようとする心。
困難を乗り越える力はそれなんだと、
その時、胸に刻みました。
そして10年後、奇しくも私たちは
再び試練の中にいます。
きっとみんなで乗り越えたいから、
思いやる言葉をかけあいたい。
クリナップはこれからも、
大切な場所をつくり続けていきます。
出荷再開まで、約1か⽉かかったクリナップ。
復旧の途中で、震度6弱という余震に作業を台なしにされた時の悲しみは、察するに余りあります。
そんな極限状態の中、自身も大変だったはずの人たちがクリナップを支えました。人と人とのつながりが見える広告に、胸を打たれますね。
広告は全部で6パターン。「ありがとう。あしたにむかって、いただきます。」以外に、「あしたがくるよ、さ、ごはんにしよう。」「あったまったら、ちからがでたよ。」というメッセージのバージョンもあります。
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広告を見た人からは、「被災者ではないけど、やはり今日は特別な日」「心にしみました」「これはいい広告」などのコメントがネット上に投稿されています。
毎日の生活を大切に。「思いやり、助け合いながら、みんなと明日を作っていきたい」と、改めて思わされます。
みんなも感謝を伝えていこう
クリナップは、普段なかなかいえないキッチンやごはんにまつわる感謝の投稿を募集する『伝えよう、キッチンのありがとうキャンペーン』も実施中!
参加方法は簡単で、キャンペーンアカウントをフォローし、『#キッチンのありがとう』を付けてエピソードを投稿するだけでOK。
ベストエピソードに選ばれた人には、最高級ステンレスシステムキッチン『CENTRO』をはじめ豪華賞品がプレゼントされます。
あなたも震災から10年という節目に、大切な人との食卓を見つめ直してみてはいかがですか。
[文・構成/grape編集部]