末期がんの母の夢を叶えたい 息子が6週間で200万円近く稼いだ方法とは?
公開: 更新:
6年間、撮影した写真を1枚にすると? 光景に「泣いた」「鳥肌が立った」絵本の1ページのような家族写真を撮り続けている、Masaya(@88Masaya)さん。息子さんが生まれた2019年から毎年、ある場所で家族写真を撮影しているといいます。
赤ちゃんが見つめるオモチャに爆笑! ひいおじいちゃんが買ったのは?ベビーベッドに横になっている、まだ赤ちゃんの甥っ子。ベッド周辺に何もオモチャがなかったため、見かねた曾祖父が「暇そうで、かわいそうやから」と、100円ショップで買って吊るしたオモチャが?
アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアで中学校の教師をしているダスティン・ヴィターレさん。
彼の母親であるグロリアさんは、2020年に末期がんと診断されました。
海外メディア『Good News Network』によると、グロリアさんには長年の夢があるのだそう。
それは家族と一緒にエジプトを訪れてギザのピラミッドを見ること。
その母の夢を知ったダスティンさんは、なんとかして叶えてあげたいと思い、エジプト旅行のための旅費を稼ぐ方法を考えます。
彼が情熱を持っていることは3つあるのだとか。『学校で歴史を教えること』『家族』そして『チーズステーキ』。
このチーズステーキとは『フィリー・チーズステーキ・サンドイッチ』のこと。
長いロールパンに、炒めた薄切り肉と溶けたチーズを挟んだフィラデルフィアの名物料理です。
サンドイッチを売って母親の夢を叶えたい!
ダスティンさんは「手作りのサンドイッチを売ってお金を作ろう」と思い立ちます。そして家族と協力して、特製のフィリー・チーズステーキを販売することにしたのです。
彼のサンドイッチが買えるのは週末のみ。朝4時からパンを焼き始め、ダスティンさんと彼の妻、義理の両親、兄弟姉妹、さらに友人たちも加わり、おいしいサンドイッチを作り続けました。
新鮮なパンに、チーズが絡まったたっぷりのお肉が入った、ダスティンさんのサンドイッチは大好評。
さらに地元の有名なシェフが彼のサンドイッチをInstagramで絶賛したことから、注文が爆発的に増えたといいます。
そして彼らがサンドイッチを売り始めてから6週間後には1万8千ドル(約195万円)を売り上げ、目標にしていたエジプト旅行の費用が集まったのです。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
彼のサンドイッチは1つ15ドルなので、1万8千ドルを稼ぐには1千200個のサンドイッチを売ったことになります。すごい数ですね。
ダスティンさんの作るサンドイッチがあまりにもおいしいため、「店を出したら?」という声も聞かれるのだとか。
しかし彼は教師の仕事が大好きなので、転職するつもりはないそうです。
ダスティンさんとグロリアさんのエジプト旅行は2021年後半に行く予定とのこと。
母親の夢を叶えるために全力を尽くした孝行息子のダスティンさん。
家族で訪れるピラミッドは、グロリアさんにとって最高の思い出になることでしょう。
[文・構成/grape編集部]