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ウスターソースがない時の代用品になる調味料9選!レシピや注意点・よくある疑問も解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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ウスターソース

「レシピ通りに料理を作りたいのに、ウスターソースがない」「代わりになるものを家にあるもので作る方法はない?」「代用品を使う時の分量は?」といった悩みを抱えていませんか。

ウスターソースは、野菜や果物をピューレ状にして熟成させた、辛口の液体調味料です。実は家庭にある中濃ソースやお好み焼きソースに調味料を加えれば代用できるため、ウスターソースがなくてもレシピ通りに料理を作れます。

そこで本記事では、ウスターソースの代用品や調味の仕方について、詳しく解説します。

ウスターソースがなくても料理をおいしく仕上げられるようになるので、ぜひ最後までお読みください。

ウスターソースはほかのソースでも代用できる

結論からいうと、ウスターソースは中濃ソースやとんかつソースでも代用が可能です。

ウスターソースは野菜や果物をピューレやペースト状にし、塩や酢・砂糖や香辛料を加えてさらに熟成させた調味料のため、ほかのソースに足りない調味料を加えることで味を近づけられます。

なお、ウスターソースは粘度によって以下の3種類に分類できます。

  • ウスターソース
  • 中濃ソース
  • 濃厚ソース

いずれもほかのソースで代用できるため、それぞれのソースが手元になくても調理が可能なことを覚えておくと、ソースを切らした時に役立ちます。

ウスターソースの代用品になる9つの調味料とレシピ

とんかつソースの写真

ウスターソースの代用品になる調味料は、大きく9つあります。具体的な使い方やレシピを、1つずつ確認していきましょう。

中濃ソース

ウスターソースにもっとも味が近いのが、中濃ソースです。ウスターソースとの違いは粘度と甘みで、やや辛味が足りないため、醤油を足すと近い味に仕上がります。料理によってはそのまま使っても、特に違和感なく使えることが多いため、代用品としてもっとも簡単に使える調味料です。

ウスターソース大さじ1の場合、中濃ソース小さじ2と醤油小さじ1で代用してみるとよいでしょう。

とんかつソース

中濃ソースの次におすすめするのが、とんかつソースです。ウスターソースに比べると粘度と甘みがあるのが特徴で、中濃ソースよりも甘味が強くなっているため、代用する時は甘みの分を調整すると近い味になります

甘味の調整には、醤油とお酢がおすすめです。ウスターソース大さじ1の場合、とんかつソース小さじ2、醤油と酢を小さじ1/2ずつ混ぜ、味を調整してみてください。

お好みソース

ウスターソースがない場合、お好みソースでも代用できます。お好みソースはウスターソースに比べると、オイスターエキスや鶏肉・豚肉などの肉エキス、昆布やしいたけなどが含まれています。

ウスターソースの代用品にする場合は、醤油、酢、こしょうを加えるとよいでしょう。酢のかわりにケチャップを使っても、ウスターソースに近い味に仕上げられます。

ウスターソース大さじ1の場合、お好みソース小さじ2、醤油・酢を小さじ1/2、こしょう少々で調整していきます。うまみ成分がある分お好み焼きの味を感じやすいので、どちらかというと洋より和の料理に使うのがおすすめです。昆布やしいたけなどのうまみ成分がほかの材料とうまく調和し、違和感ない味に仕上げられるでしょう。

焼きそばソース

焼きそばソースもウスターソースに近い味です。ウスターソースとの違いはオイスターエキスなどのうまみ成分が入っている点で、やや酸味や辛味が足りないため、調整が必要です。

醤油や酢などを足しながら調整してみると、ウスターソースの味に近づけられます。焼きそばソースは種類によって味に違いがあります。甘みや辛みが際立つものもあるため、使うソースの種類によって、醤油や酢を加える量を加減してみてください。

たこ焼きソース

たこ焼きソースも、お好みソースと同様に甘みが強いソースです。ウスターソースの代わりに使うには甘味が強すぎる点が難点ですが、お好みソースと同様に甘み調整することで代用できます。

オイスターエキスやこんぶエキス、魚肉エキス、ホタテエキスなどうまみ成分がたくさん入っているため、うまみが欲しい料理に使うとうまく活用できるでしょう。醤油や酢、こしょうを少しずつ加えて、味を調整してみてください。

焼肉のたれ

焼肉のたれも、ウスターソースと似たような原材料で作られているため、ウスターソースの代わりとしても使える調味料です。甘口や辛口などそれぞれの商品で味が異なるため、醤油を足しながら調整してみましょう。

焼肉のたれによく入っているゴマは、調整する時に取り除くと味の邪魔になりません。茶こしなどを使って取り除いてから、味を調整してみてください。

ケチャップ

ケチャップはトマトソースがベースとなった調味料のため、ウスターソースとはやや異なった味の調味料です。しかし、料理によっては代用品として使えます。

酸味と甘みが強い調味料なので、醤油や塩・こしょうを足しながら調整すれば近い味になります。ただし、どうしてもトマトの味が残りやすいため、代用品にする時は洋の料理に使うとよいでしょう。

オイスターソース

オイスターソースは、ウスターソースとは大きく異なるソースです。主な原材料はかきエキスのため、ウスターソースのようなフルーティーな味わいがなく、ソースとしては別物です。

主に中華料理に使われるソースなので、どうしてもほかの代用品がない時に使うとよいでしょう。おすすめは加熱料理で、ソースの味をそのまま味わう料理には使わないほうが無難です。

オイスターソース大さじ1に、酢を小さじ1足して調整してみましょう。

醤油とリンゴジュース

代用品となるソース類がなければ、醤油とリンゴジュースを使ってもウスターソースの味を出せます。材料として使うのは、リンゴジュースと醤油、酢、塩、こしょうです。

鍋にリンゴジュースと醤油を入れ数分間煮詰め、塩や酢、こしょうを加えて味を整えます。作成に手間や時間がかかるため、どうしても代わりになるものが見つからない場合に作ってみるとよいでしょう。

ウスターソースの代用品を使う時の3つの注意点

味見をしている女性の写真

ウスターソースの代用品として、ほかの調味料を使って料理をする時の注意点は3つあります。料理によっては全く異なる味になってしまう場合もあるため、失敗しないためにも必ず確認しておきましょう。

味見をしながら少しずつ調整する

ウスターソースの代用品としてどの調味料を使う場合も、味見をしながら納得のいく味になるまで少しずつ調整しましょう。比較的味が近い中濃ソースなども、メーカーによって味が異なり、紹介したレシピでは思ったような味に仕上がらない場合があるためです。

甘味や酸味など、足りない味を少しずつ足しながら好みの味に近づけていくと、おいしい代用ソースが作れるでしょう。

代用品を作ってから調味料として使う

初めてウスターソースの代用品を作る時や、味の調整に自信がない場合は、あらかじめ別に代用品を調味してから料理に使うようにしてください。調理しながら調整しようとすると、甘味や酸味、辛味など、どの味を追加すればいいのか分かりにくくなります。素材の味が入ることでなんの味が足りないのかが判別できなくなり、味の調整が難しくなってしまうためです。

ソースだけを別に作っておいて、納得のできる味になってから料理に使うようにすると失敗しにくくなります。味が似ている中濃ソースを使う時も、やはり別で調味してから使うと、よりおいしく仕上がるでしょう。

料理によって代用品を変える

ウスターソースの代用品を使って料理をする時は、料理によって近い代用品を選ぶとよいでしょう。例えば、揚げ物などの調味料としてそのまま使う時と、加熱料理でコクを出したい時、洋の料理か和の料理かで使い分けると失敗しにくくなります。

基本的には、味の近い中濃ソースやとんかつソースで代用するのがおすすめです。材料などの相違点がそれほどないため大きな失敗になりにくく、味の調整も比較的しやすいからです。

それ以外のソースを使う時は、レシピに含まれているほかの材料等を見ながら、代用品にするソースを選ぶとよいでしょう。特にうまみ成分が似ているものを代用品に選ぶと味がまとまりやすくなり、違和感なく仕上がるはずです。

ウスターソースでよくある疑問

ソースの写真

この項では、ウスターソースでよくある疑問について、お答えしていきます。ソースについて理解が深まると、代用品を使う時のヒントになるので、ぜひ参考にしてください。

ウスターソースと中濃ソース・とんかつソースなどの違いは?

ウスターソースは、さらっとしていて粘度の低いソースで、程よい辛味があるのが特徴です。一方、中濃ソースは中間に位置しており、程よい甘みと酸味が感じられます。とんかつソースは、中濃ソースにさらに粘りと甘みが加えられたソースです。

日本ではウスターソース類として規格が定められており、粘度や塩分、野菜や果実の含有率も以下の表のように決められています。

ソース名 野菜及美果実の含有率 食塩分
ウスターソース 10%以上 11%以下
中濃ソース 15%以上 10%以下
濃厚ソース 20%以上 9%以下

ウスターソースの原材料は?自分でも作れる?

ウスターソースの原材料は、野菜と果物、スパイスです。もちろん自分で作ることも可能です。ウスターソースを作る時によく使われる材料は、以下の通りです。

  • トマト
  • 玉ねぎ
  • セロリ
  • リンゴ
  • プルーン
  • デーツ
  • みかん
  • 砂糖
  • 醤油
  • 香辛料

2〜3日熟成させる必要があるので材料があってもすぐに作ることはできませんが、自作すると野菜やフルーツの旨みが際立ち、フレッシュでとてもおいしいので、自家製のものを作っておいてもよいでしょう。

簡単な作り方は以下の通りです。

  1. 玉ねぎや人参、しょうがを細かく切るもしくはすりおろす。
  2. すりおろした野菜とトマト缶、水、砂糖、醤油、酢、塩、香辛料を入れて数分煮込む。
  3. 冷蔵庫で一晩寝かせて濾す。

家にあるもので簡単に作れるだけでなく、工程もそれほど難しいわけではないので、機会があればぜひ作ってみてください。

ウスターソースがなくても代用品でレシピ通りに作れる!味を見ながら調整しよう

ウスターソースの写真

ウスターソースを切らしていても、中濃ソースやとんかつソースなどがあれば、代用品として使えます。レシピ通りに料理を作れるので、ウスターソースがないからといって慌てたり、スーパーや近くのコンビニに買いに行ったりする必要はありません。

代用品を作る時は、味見をしながら少しずつ調味料を足して味を調整するのがおいしく仕上げるコツです。代用品に使うソースによっては、それぞれのソースに使われているうまみ成分が味の邪魔になる場合があるため、料理によって使い分けるのがおすすめです。

どの調味料で代用する場合も、代用ソースをそのまま鍋などに入れるのではなく、別で代用品の味を調味してから使うようにすると、ウスターソースと変わらない味で仕上げられます。面倒でも別皿などで調味してから、ソースの代わりとして使ってみてください。


[文・構成/grape編集部]

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