もう野菜を無駄にしない! エステー直伝の「劣化」と「腐敗」の見極め方が『分かりやすい』
公開: 更新:
ダイコンは「すりおろしません」 裏技に「コレすごい」「なめらかだ」大量のダイコンおろしを作ると、腕や指が痛くなってしまいがち。そのため作るのが面倒だと感じる人も多いでしょう。『おろし金でおろす』方法以外で、ふんわりなめらかなダイコンおろしを大量に作れる方法を紹介します。
粉末コーンスープにお湯は使わない? 全農おすすめの方法に「絶対にやる」「盲点だった」全国農業協同組合連合会(通称:JA全農)の広報部のXアカウント(@zennoh_food)は、コーンスープを本格的な味わいに仕上げる方法を紹介しています。
- 出典
- エステー公式サイト
安い時にまとめ買いし、冷蔵庫で保管していた野菜。「気付いた時にはシナシナになってしまっていた…」という経験はありませんか。
ただ単純にしなびているだけなのか、それともすでに腐敗してしまっているのか、見極め方で悩んだ時に役立つ情報をお届けします。消臭剤や芳香剤でおなじみのエステー株式会社の公式サイトで紹介されている、傷みかけ野菜の見分け方を参考にしてみましょう。
十分食べられる「劣化」と即処分したい「腐敗」
野菜がシナシナになってしまった時、まず見極めたいのが、野菜が「劣化」した状態にあるのか、それとも「腐敗」しているのかという点です。
劣化した状態とは、野菜の味や食感に変化はあるものの、まだまだ十分に食べられる状態。一方でとろみやぬめり、カビといったトラブルが発生している場合は、すでに腐敗していて、食べるとお腹を壊してしまいます。
エステーによると、主な野菜の見極め方は以下のとおりです。
【葉物野菜】
・劣化…黒ずみや乾燥、黄ばみやハリ感の低下
・腐敗…こもった臭いやツンとした臭い、ぬめりの発生
【キュウリ・ナス】
・劣化…ハリ感がなくなり、全体的にしなびる
・腐敗…先端がとろけ、ぬめりが発生
【タマネギ】
・劣化…皮がしわしわになり、中身はスカスカに、芽やカビが出る
・腐敗…酸っぱい臭いがして、ぬめりが発生
【ニンジン】
・劣化…表面がしなびて柔らかくなる
・腐敗…とろけやカビの発生
【トマト】
・劣化…ヘタがしなびて、身がぶよぶよする
・腐敗…汁が出てすっぱい臭いがする
劣化と腐敗を見極める際に、特にヒントになるのが、臭いやぬめりです。カビが生えているかどうかも、見極めポイントになるでしょう。
腐敗していても食べられる場合もある
劣化して風味が落ちている野菜は、加熱調理して濃い目の味付けに仕上げると、まだまだおいしく食べられます。エステーによると、「天ぷらやかき揚げといった揚げ物」がおすすめとのこと。油の風味が、野菜の風味を補ってくれます。
また腐敗が一部分だけであれば、取り除いて残った部分を食べられるケースも。カビやぬめり、とろみが発生している部分を、大きめにカットしてください。残った部分はしっかりと洗って、加熱調理します。
腐敗が始まっている野菜を放置すると、短時間で一気に傷んでしまうでしょう。できるだけ早めに処理し、食べ切ってしまうのがおすすめです。
余りそうなときは冷凍保存も
野菜ごとに工夫すれば、冷凍保存も可能です。
例えば、余らせてしまいがちなキャベツは、洗って水気を取り、食べやすい大きさにカットしてジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存が可能。冷凍後は生食には適しませんが、解凍の作業なしで、そのまま炒め物やスープに使えます。
タマネギは、スライスやみじん切りにしてジッパー付き保存袋に平らに入れて冷凍しておけば、解凍せずにそのまま炒め物などに使えます。冷凍すると火の通りが早くなるため、飴色タマネギを作る時には冷凍したものを使ったほうがスピーディに仕上がりますよ。
トマトはざく切りにして冷凍もできますが、ヘタの部分のみをくりぬいての冷凍保存もおすすめ。
冷凍することで皮がむきやすくなって便利です。トマトは柔らかくなってくると包丁で切りにくいですが、半解凍状態だと刃が入りやすいので、好きなサイズにカットして使えます。
生食には適しませんが、スープや炒め物、炊き込みご飯に入れたりもできます。
シナシナの野菜を上手に見極め、食べられる部分を無駄にしないことで、フードロス対策にもつながるでしょう。エステーが公開している詳細情報も参考にして、そして時には冷凍保存もして、野菜を上手に使い切る生活をスタートしてみませんか。
[文・構成/grape編集部]