ちくわは賞味期限切れでも食べられるのか解説! 傷んだちくわを見分ける2つのポイント
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「賞味期限切れのちくわは食べられるのかな」「食べても大丈夫か見分ける方法を知りたい」とお悩みの人はいるのではないでしょうか。
結論からいうと、賞味期限切れのちくわは食べないようにしましょう。ちくわにはさまざまな種類がありますが、いずれも傷みやすいためです。無理に食べると、食中毒を引き起こす可能性があります。
本記事では、ちくわの賞味期限が切れてしまった場合の対処法や判別方法を紹介します。どうしてもちくわが食べたいという人は、ぜひ最後までお読みください。
賞味期限切れのちくわは食べないのが安全
結論からお伝えすると、賞味期限切れのちくわは食べないようにしましょう。賞味期限とは、適切な保存環境において製品の品質を保証するものです。期限が過ぎても、即座に食べてはいけない状態にはなりません。
しかしちくわは傷みやすく、賞味期限がすぎたものを食べると体調を崩してしまう可能性があるため、食べないほうが無難です。
多少賞味期限が切れても、しっかり火を通すことで安全に食べられるという情報もありますが、すべての食品に当てはまるわけではありません。賞味期限切れのちくわを食べるのは、あくまで自己責任になります。
なお、賞味期限ではなく『消費期限』が切れている場合は、どんな食品でも食べてはいけません。消費期限は主に傷みやすい食品に記載されており、安全に食べられる期限を表しているため、必ず守るようにしましょう。
賞味期限切れで傷んだちくわを見分ける2つの方法
賞味期限が切れて傷んでいるちくわは、以下の2つの方法で見分けられます。
注意点は、期限が切れているかどうかに関係なく、保存状態が悪ければ食中毒を起こす可能性があるということです。特に、冷蔵庫に入れずに保管していた場合など、傷んでいるように見えなくても食べるのを避けたほうがよいケースもあります。
見た目
傷んでいるちくわには、主に以下のような変化が見られます。
上記以外にも、見た目になんらかの違和感がある場合は食べるのを避けましょう。
におい
傷んでいるちくわは、通常とは異なるにおいがする場合もあります。例えば、ツンとした酸っぱいにおいがする場合は、傷んでいる可能性が高いでしょう。
また、生臭さを感じる場合も要注意です。ちくわは魚のすり身で作られているので、保存状態が悪いと生臭いにおいを発する可能性があります。いずれにせよ、ヘンなにおいがするちくわは食べないようにしてください。
ちくわ種類ごとの賞味期限について
ちくわには、主に次のような種類があります。
材料や製造工程の違いによって名称が異なるだけで、魚のすり身を加熱して作られていることには変わりありません。そのため、どのちくわでも賞味期限は製造日から1週間以内、真空パックされている場合でも10日〜2週間ほどになっていることがほとんどです。
また、通販などで冷凍販売されているちくわは1年以上持つ場合もありますが、家庭の冷凍庫で同じくらい保存できるというわけではありません。
いずれも傷みやすいのは同じなので、開封後2〜3日以内に消費することを心がけましょう。特に、練り物の専門店などで販売されているちくわは当日中に消費するのが理想です。
賞味期限が切れた後のちくわの状態(4段階)
賞味期限が切れた食材を食べて体調を崩しても、自己責任となるため注意が必要です。それでも食べられるか知りたいのであれば、期限切れからの期間によって判断しましょう。
ただし、未開封のまま冷蔵保存されていることが前提です。開封済みかつ賞味期限が切れているちくわは、食べないようにしてください。
賞味期限切れから1日経過
未開封の状態でずっと冷蔵保存されていた場合、賞味期限切れ前のちくわと変わらないことがほとんどです。しかし、賞味期限は切れているため、絶対に安全とはいい切れません。
ちくわが傷みやすい食品であることも含めて、食べるなら加熱調理で少しでも安全性を高めるようにしましょう。
賞味期限切れから3日経過
3日経った場合はより注意が必要になります。ちくわは傷みやすいため、未開封であっても3日すぎてしまえば食中毒を起こすリスクが高まっている状態です。
賞味期限だけ見て判断せず、自身で傷んでいないか判断することが重要になります。さらに日数が経過すれば、食中毒のリスクはより高まっていきます。
賞味期限切れから1週間経過
1週間経過しても、見た目やにおいが変わらないこともあります。しかし、実際に食べると食感などに違和感を感じる可能性があるので、安全とはいえません。
食中毒を起こすリスクが高くなっているため、食べないほうが賢明です。
賞味期限切れから1か月以上経過
賞味期限が切れて1か月以上経過していることが分かった時点で、廃棄しましょう。ちくわは傷みやすい食品なので、どれだけしっかり保存していても限度があります。
必ず食中毒が起こるわけではありませんが、リスクを負ってまで食べるべき状態ではありません。
ちくわの賞味期限が切れそうな場合は冷凍保存する
何かしらの事情により、購入したちくわを賞味期限までに消費できない場合には、冷凍すれば3週間〜1か月ほど保存可能です。しかし、冷凍保存は傷むスピードを遅らせているだけなので、いずれにせよ早めに消費しましょう。
解凍する際は、冷蔵庫で自然解凍すると風味が落ちにくいのでおすすめです。加熱する場合は、そのまま調理しても問題ありません。
ただし、一度冷凍させたちくわは傷みやすくなっているため、解凍後に再度冷凍保存することは避けましょう。
そのままの形で保存する場合
パッケージの開封前なら、そのまま冷凍庫に入れてしまってよいでしょう。しかし、すでに開封済みだったり1本ずつ解凍して使ったりする場合は、以下のような処理をすることで傷みにくくなります。
金属製のトレイに載せて冷凍庫に入れれば、冷凍されるまでの時間が短縮され、傷みにくくなります。
切ってから保存する場合
ちくわを料理などで切って使う予定がある場合は、切った状態で冷凍保存すると便利です。以下の手順で保存しましょう。
また、金属製のトレイに乗せると急速冷凍させられるため、風味や味が落ちにくくなるでしょう。
賞味期限が近いちくわを食べる時におすすめのレシピ5選
ちくわは傷みやすい食品のため、賞味期限が切れそうなら加熱調理して消費しましょう。おすすめのレシピを5つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.ちくわの韓国風トッポギ
キムチトッポギは誰でも簡単にできる料理です。ちくわの穴に餅を詰めて、甘辛いタレをからめるだけで作れます。
材料
作り方
コチュジャンがなければ、豆板醤などほかの調味料でも代用可能です。
2.ちくわときのこの炊き込みごはん
焼ちくわのダシときのこで作る炊き込みご飯は、うまみたっぷりです。炊き込みご飯なので、材料をアレンジして作っても問題ありません。
材料
作り方
必ず水を入れた後に、きのこと調味料を入れましょう。先に材料を入れてしまうと、水の量が減ってご飯がパサパサになってしまう可能性があります。
3.特製ちくわのねぎ焼き
ねぎ焼きにちくわを使うと、もちもちの食感になります。
材料
作り方
味付けはポン酢やしょうゆ、マヨネーズなどお好みで問題ありません。
4.本格おでん
ちくわはおでんに入れるのもおすすめです。材料をすべてそろえる必要はないので、お好みで具材を加えてみましょう。
材料
作り方
材料はお好みでこんにゃくや卵などを加えても大丈夫です。素材に竹串を通して、柔らかくなっているか確認しましょう。
5.ちくわ入り具だくさん豚汁
寒い季節は、ちくわを使った豚汁がおすすめです。ちくわから出る風味で、普通の豚汁よりも味わい深くなります。
材料(4人分)
作り方
ちくわ賞味期限切れのまとめ
賞味期限は風味や味などの品質を保証するものなので、期限がすぎてもすぐに食べてはいけない状態にはなりません。しかしちくわは傷みやすく、賞味期限が切れれば食中毒を起こすリスクが高まるため、期限切れのものは食べないようにしましょう。
早めに冷凍保存に切り替えれば、ある程度は長持ちさせられます。購入した時点で賞味期限をしっかり確認し、いつまでに消費するか決めておくことが大切です。
[文・構成/grape編集部]