はちみつと砂糖は互いに代用できる! 3つの違いや6つの注意点を解説
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「はちみつを使った料理を作ろうと思ったけれど家にない」「砂糖の代わりにはちみつを使っても大丈夫なのか気になる」「はちみつや砂糖を代用品として使う時に気をつけることがあるのか知りたい」といった悩みを抱えている人はいませんか。
料理で使うことが多い砂糖やはちみつは、いつの間にかストックがなくなっていることがあります。自宅に砂糖がある場合は、はちみつの代わりに活用できます。反対にはちみつがあれば、砂糖がない時に代用可能です。
本記事では、砂糖とはちみつの代用方法を紹介します。砂糖とはちみつの違いや代用する際の注意点も解説するので、ぜひ最後までお読みください。
はちみつと砂糖は互いに代用できる
はちみつと砂糖はそれぞれ代用が可能です。はちみつは、砂糖よりも甘く風味が豊かです。そのため、砂糖をはちみつの代わりに使う時は甘さが弱いので、分量を増やしましょう。
はちみつは芋けんぴやドーナツなど、お菓子を作る際に使うのがおすすめです。はちみつの甘さや風味がお菓子に絡み、おいしく仕上がります。
一方で砂糖は、どんな料理にも使える万能な調味料です。お菓子だけでなく、和食や洋食など幅広いジャンルで使えるため、代用品として活躍の幅は広いでしょう。
はちみつと砂糖を代わりに使う時の計算方法
砂糖をはちみつの代わりとして使用する場合は、分量を1.3倍にしましょう。砂糖のほうが甘さが弱いため、多めに使います。はちみつを10g使うレシピの場合は、1.3倍にする必要があるので、砂糖は13g用意しましょう。
レシピに砂糖30gと記載されているなら、1.3で割ればはちみつが23g必要と分かります。
大さじ小さじ表記の場合、同じ砂糖でも密度が異なるため重さが違います。以下の表に砂糖別の重さの違いを記載しました。
砂糖をはちみつで代用する場合は、重量を元に使う量を求めましょう。
はちみつの代用になる砂糖3選
はちみつの代わりになる砂糖は、主に以下の3種類です。
普段の料理で使うことが多い砂糖ですが、どのような違いがあるか詳しく見てみましょう。
上白糖
上白糖とは、砂糖の主成分であるショ糖の結晶に、転化糖液(甘味料)をふりかけたものです。グラニュー糖よりも甘く、しっとりしていて焼き色がつきやすい特徴があります。和食や洋食などの料理やお菓子など、あらゆる場面で使いやすいです。
特に、マドレーヌやカステラなど、しっとりしているお菓子には上白糖を使うのがおすすめ。万能性が高く、値段も安価なため、使い勝手のよい調味料といえます。
グラニュー糖
グラニュー糖とは、ショ糖を結晶化させたあとに、乾燥させて作られる砂糖です。お湯に溶けやすく、紅茶やコーヒーに合います。焼き色をつけたくないスポンジケーキなどのお菓子作りにも向いています。ただし、家庭で楽しむ分には上白糖とグラニュー糖どちらを使っても問題ありません。
三温糖
三温糖とは、上白糖を作る時に出る糖液を煮詰めたものです。グラニュー糖や上白糖より長い時間をかけて作成しています。結晶が茶色い理由は、加熱により表面にカラメル色がついたためです。
三温糖は製造工程に手間がかかるため、ほかの砂糖と比べると値段が高いです。また、三温糖を使用した料理は香ばしい香りやコクが強いため、照り焼きや煮物などへの使用に向いています。
はちみつと砂糖の3つの違い
はちみつと砂糖の違いについて、以下の3つの視点から解説します。
はちみつと砂糖は互いに代用できますが、違いを把握しておきましょう。
甘味の強さ
はちみつにはブドウ糖と果糖(いずれも単糖類)が含まれており、砂糖より甘さがあります。糖は以下の3種類があります。
単糖類、二糖類、多糖類の順に甘さが強いです。砂糖は、ブドウ糖と果糖がつながった二糖類に属しています。また、二糖類の結晶を大さじなどですくうと空間ができるため、同じ1杯でも分量が異なります。はちみつで代用する際は、砂糖の重量を元に分量を決定しましょう。
また、はちみつのほうが甘さを感じやすく、お菓子に使うとプラスに働くこともありますが、風味が強いので合わない料理も。和食などの料理に使う場合、仕上がりの風味が変化します。料理の味を損なわないために、代用品の特徴を理解した上で、選択しましょう。
含まれている糖質
はちみつに含まれるブドウ糖と果糖は、身体に吸収されて素早くエネルギーに置き換わるため、スポーツをする人にもおすすめ。砂糖に含まれる二糖類は、単糖と単糖が結合した糖で分解に時間がかかるため、単糖類と比べると吸収が緩やかです。
単糖類は吸収まで数分の速さで行われる一方で、二糖類は10分から1時間かかります。糖質は太るものというイメージがありますが、エネルギー源になるため、多量摂取しなければ問題ありません。
カロリー
100gあたりのはちみつのカロリーは、294kcalです。一方で砂糖は、種類によってカロリーが若干異なります。砂糖100あたりのカロリーは、以下のとおりです。
はちみつのほうがカロリーが低く、砂糖よりも少ない量でもしっかりと甘みが感じられます。そのため、はちみつを砂糖の代わりに使えば、ダイエットにもつながるでしょう。しかし、たくさん使うほど高カロリーになるので注意しましょう。
はちみつや砂糖を代用する際の6つの注意点
はちみつや砂糖を代用する時の注意点は、以下の6つです。
はちみつと砂糖は互いに代用できますが、違いを把握しておかないと、大きな事故につながる可能性も考えられます。それぞれの違いを把握し、気をつけながら使用しましょう。
1歳未満の子供にはちみつを与えない
1歳未満の子供にはちみつを与えると、ボツリヌス症にかかる可能性があります。ボツリヌス症とは、神経や筋肉が麻痺する疾患のことで、感染すると以下の症状が現れます。
1歳未満の腸内環境は、ボツリヌス菌が繁殖しやすい状態のため注意が必要です。多くの場合は完治しますが、亡くなるケースもあるので、1歳未満の子供にはちみつを与えてはいけません。
料理の味が変わることがある
砂糖とはちみつでは風味や甘さが異なるので、料理の味が変わることがあります。はちみつは砂糖よりも風味や甘さが強いため、料理の味の変化を感じやすいです。また砂糖やはちみつは、それぞれの種類によっても味が違います。
例えば、はちみつは原料の花によって蜜の味や香りが違い、料理の味に影響することも。はちみつの種類の一例は、以下のとおりです。
それぞれに味の特徴があります。アカシアはちみつは上記の中でも風味が抑えられているため、多くの料理に馴染みやすいです。
分量に注意する
はちみつを砂糖の代わりに使う時は、レシピに記載されている重量の3分の1にしましょう。はちみつは、砂糖よりも甘みが強いです。砂糖と同量にすると、甘みが強くなりすぎて料理の味を損ねてしまうことも。
例えば、それぞれを大さじ1杯で比較した場合、砂糖は13gですが、はちみつは21gです。砂糖は結晶同士の間に空間が生まれるため、密度が低いです。はちみつの代わりに砂糖を使う場合は、3倍の重量が必要ということを覚えておきましょう。
はちみつは60度以上で加熱すると栄養が失われる
はちみつは、60度以上で加熱すると、ビタミンや酵素などの栄養が失われます。はちみつに含まれる栄養素の一例を以下の表にまとめました。
オーブンで加熱したり、鍋で煮込んだりすると、はちみつに含まれる栄養素が失われます。はちみつの栄養素を余すことなく摂取するなら、加熱は控えたほうがよいでしょう。はちみつが固まっていて使いにくい時は、50度程度で湯煎すると使用しやすくなります。
万が一60度以上に入れたとしても甘さは失われないため、砂糖の代わりとして活用する分には問題ありません。
期待通りの仕上がりにならない可能性がある
はちみつには、小麦粉の膨らみに関わるグルテンの形成を妨げる酵素が含まれているため、パンやケーキなどの仕上がりに影響することがあります。また、はちみつは砂糖より水分量が多いため、生地がベタついてしまい、食感が変わる可能性も。
ほかにも、クッキーなど小麦粉を使うお菓子を作る際は、はちみつを使っても問題ないかを事前に確認するのがおすすめです。はちみつを砂糖の代わりとして使用する際は、仕上がりが期待通りにならないことに留意しましょう。
アレルギーがないか確認する
はちみつには花粉が含まれているため、アレルギー反応を起こす可能性があります。アレルギー体質の人は、少量の摂取でも体調の変化を感じることも。アナフィキラシーショックを引き起こして、最悪の場合亡くなることもあります。料理を食べる人がはちみつを摂取しても問題ないかを、事前に確認しましょう。
はちみつや砂糖を代用しておいしい料理を作ろう
はちみつと砂糖は、互いに代用できます。はちみつのほうが甘さが強いため、砂糖の代わりに使用する場合は重量を3分の1に抑えましょう。
砂糖やはちみつの種類によっては、代用することで味が変わったり、仕上がりの見た目が異なったりすることがあります。また、砂糖は種類によって密度が異なるため、調べたうえで分量を決めるのがポイントです。
砂糖の代わりにはちみつを使う際は、アレルギーがないか確認を行うことや乳幼児に与えないようにするなど注意点を守りましょう。最悪の場合、命にかかわります。そして、代用品と料理の相性によっては、おいしさに大きな影響を及ぼします。食品の特徴を押さえたうえで、料理に活用しましょう。
[文・構成/grape編集部]