生シイタケのおいしさをアップさせるコツ JA直伝の手軽なひと手間が「参考になる」
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※写真はイメージ

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食卓の友・生シイタケ。栄養価が高く、多く出回る季節はもちろん、一年を通して楽しめるおいしい食材です。その生シイタケのおいしさと栄養価を上げるひと手間を、農作物のプロともいえるJAが教えてくれています。
30分でおいしさと栄養価がアップするひと手間とは
生シイタケはうま味が多く、加熱するだけでもじんわりと口のなかでおいしさが広がります。あの香りとうま味がたまらないと感じる人も多いでしょう。
うま味のもとはしいたけに含まれている「グアニル酸」です。加熱によって増加するだけではなく、昆布だしやカツオだしと合わせると、相乗効果でさらにおいしさがアップします。
生シイタケを食べるには、加熱でグアニル酸を増加させるだけではなく、さらにおいしく、かつ栄養価まで高めるとっておきの方法もあるのだそう。特別な方法ではなく、誰でもできる手軽な方法です。
日光に短時間当てるだけでおいしさも栄養価もアップするとは驚きです。天気のよい日にひなたぼっこがてらやってみたくなりますね。
また、食べる前に1~2時間当てるのもよいそうです。「今日の夕飯は生シイタケを使おう」と思い立った時にサッと外に出すだけで効果があるのは嬉しいことでしょう。
栄養素(ビタミンD)が増える理由
手軽にできるのは嬉しいのですが、なぜビタミンDがアップするのかが気になるのではないでしょうか。それは生シイタケに含まれている「エルゴステロール」に秘密がありました。
エルゴステロールはいわばビタミンDの前身で、エルゴステロールに紫外線を当てるとビタミンDに変化するのだそう。「日光に当てるとビタミンDが増える」はこれが理由だったのですね。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。骨粗鬆症予防や骨の成長など、あらゆる年代に嬉しい効果が期待される栄養素です。
また、グアニル酸はうま味アップだけではなく、血液をサラサラにする効果も期待されています。生シイタケを加熱したり、日光に当てたりするだけで、多くの人が健康効果を期待できるのならぜひトライしてみたくなりませんか。
お味噌汁の具や煮物、肉詰めなど、無限のレシピで活躍する生シイタケ。せっかくなら、30分ほど日光に当ててから、おいしくいただきましょう。
[文・構成/grape編集部]