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タマネギを切る時、目が染みて涙が出てしまいがちです。特に大量のタマネギをみじん切りにする時には、「なんとかできれば…」と思っている人も多いのではないでしょうか。
食品・飲料メーカーとして知られるカゴメ株式会社公式サイトより、タマネギを切っても涙を出にくくするための裏技を紹介します。
まずはタマネギの準備を整えて
タマネギを切った時、目に刺激を感じる原因は「硫化アリル」という物質です。タマネギに含まれる香味成分の1つで、目や鼻に入るとツーンとした刺激をもたらします。
タマネギを切った時に涙が出るのは、この硫化アリルが周囲に飛散してしまうためです。物質を飛散させにくくするため、まずはタマネギの準備を整えておきましょう。ポイントは以下の2つです。
・切る前に冷蔵庫で冷やす
・水に浸ける
硫化アリルは揮発性の物質で、温度が高いと周囲に飛びやすくなります。タマネギの皮をむいた後、ラップにくるんで30分ほど冷蔵庫に入れておけば、飛散を予防できるでしょう。急いでいる時は冷凍庫も活用してみてください。
また水に浸けながら切るのもおすすめです。
タマネギを水に浸けている間、そのほかの作業を進めておけば時間も無駄にはなりません。
切り方も重要
タマネギのカットで不快な思いをしないためには、切る側の準備も重要です。カゴメでは、以下の3つのポイントを意識するよう伝えています。
・切れ味のいい包丁を使う
・力を入れすぎず、滑らせるようにして切る
・短時間で手早く作業を済ませる
切れ味のいい包丁を使えば、カットする際にタマネギの細胞を壊しにくくなります。硫化アリルの飛散量を減らせるため、ぜひ包丁のお手入れからスタートしてみてください。タマネギを潰さないように、力を入れすぎないことも重要です。
飛散量を完全にゼロにするのは難しいため、「涙が出る前に切る作業を終えてしまう」のもポイントでしょう。作業をスムースに終えられるよう、事前に環境を整えておいてください。
タマネギの大量みじん切りも、カゴメが教えるポイントを意識すれば楽に終えられるでしょう。子供のお手伝いにも、こちらの裏技を取り入れてみてください。不快な思いをしなくて済むため、「またやりたい」という気持ちも育てられるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]