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桜餅ってそうだったの? 種類の違いに「知らずに生きてきた」

By - COLLY  公開:  更新:

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お皿に並べられた桜餅

※写真はイメージ

『桜餅』は、小麦粉やもち米から作られた生地で小豆餡を包み、さらに塩漬けにした桜の葉を巻いて作られた和菓子です。春に食べられる和菓子として思い浮かべる人が多いでしょう。

そんな桜餅には2つの種類があることを知っていますか。関東風と関西風に分けられていて、地域ごとに親しまれています。

本記事では『京都製菓製パン技術専門学校』の公式サイトで紹介されている、2種類の桜餅について詳しく見ていきましょう。

桜餅の種類

桜餅の種類は大きく分けて以下の2つで、材料も見た目も異なります。

関東風桜餅(長命寺桜餅)

関西風桜餅(道明寺桜餅)

関東風桜餅(長命寺桜餅)

※写真はイメージ

『長命寺桜餅』とも呼ばれている関東風の桜餅は、東日本を中心に食べられています。小麦粉・白玉粉・砂糖で作った生地を薄く焼き、その生地でこしあんを2つ折りに包んでいるのが特徴です。

お墓参りで長明寺を訪れる人への『おもてなし』として出されていたものが、桜の木が植えられたことによって、お花見の名物として知られるようになったといわれています。

関西風桜餅(道明寺桜餅)

※写真はイメージ

『道明寺桜餅』ともいわれている関西風の桜餅は、もち米を使った道明寺粉に小豆餡がすっぽりと包まれて、丸い形をしてい流のが特徴です。

長命寺の桜餅が江戸地方で人気だったことから、それを参考に作ったのが始まりともいわれています。

『関西風』とはいわれていますが、北は北海道、南は九州・沖縄地方まで多くの地方で親しまれているようです。

桜餅の保存方法

桜餅の賞味期限は2〜3日程度と短く、傷みやすいのでなるべく早いうちに食べましょう。

時間が経ってしまうと、桜餅の水分が飛んだり酸化したりしてしまい、味が落ちてしまいます。

「賞味期限が短いなら冷凍保存すればよいのでは…」と思うかもしれません。

『京都製菓製パン技術専門学校』の公式サイトでは、桜餅の保存に関する注意点について説明しています。

桜餅の保存方法は、常温で保管することです。

そのまま保存して、できるだけ早く食べてください。

また冷凍保存すれば日持ちもしそうですが、冷凍すると水分が飛んでしまったり、もち米が固くなって味も落ちてしまうので向いていません。

もちろん冷凍保存できないわけではありませんが、味がかなり落ちてしまう恐れがあるのです。

京都製菓製パン技術専門学校公式 ーより引用

もし桜餅が2種類とも手に入るのであれば、両方を食べ比べしてみると楽しいかもしれません。

ぜひ桜の季節に、関東風と関西風の違いを楽しみながら味わってみてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
京都製菓製パン技術専門学校公式

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