食材を入れる順番は… 食品メーカーが教える鍋の作り方に「初めて知った」 By - COLLY 公開:2024-03-18 更新:2024-03-18 料理 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 家族や友人と囲む鍋は、まさに絶品。作り手側にとっても『簡単なのに栄養満点』と、魅力たっぷりのメニューです。 よりおいしく仕上げるためのポイントを、業務用鰹節を専門に扱う小林食品株式会社(以下、小林食品)が運営する情報サイト『和食の旨み』より紹介します。 重要なのは食材を鍋に入れる順番 小林食品によると、鍋をおいしく仕上げるためのポイントは、具材を投入する順番とのこと。 スーパーなどで販売されている鍋つゆには『沸騰後に一度にすべて入れる』と書かれているケースも多いですが、ほんの少し順番を工夫するだけで、味わいが大きく変わるそうです。4つのステップを意識してみてください。 火を入れる前 火を入れる前の段階はだしが出やすい食材や、味が染みにくい食材を中心に投入しましょう。 具体的には、大根やニンジン、ゴボウといった根菜類が挙げられます。そのほか、白菜の白い軸の部分も火が通りにくいため、このタイミングで入れるとよいのだとか。 鶏肉や魚介類もだしが出やすいため、火にかける前から入れておくと、全体の味が底上げされるでしょう。 つゆが温まってきた段階 続いては、つゆが温まってきた段階です。 この段階では、煮込みすぎると食感が悪くなるもの、型崩れしやすくなるものを入れます。具体的には、キノコ類や木綿豆腐などがあたります。 煮崩れを防ぎつつ、しっかり中まで温めることができるでしょう。 つゆが沸騰してきた段階 つゆが沸騰してきたら、しっかりと火を通したいけれど、加熱しすぎるのは避けたい食材を入れていきます。 だしが沸騰してきたら、火を中火にして、牛肉・豚肉・つみれや牡蠣などを入れます。 肉の厚みにもよりますが、肉や牡蠣は火を通し過ぎるとかたくなるので、だしが沸騰したタイミングで入れるのがベストです。 和食の旨み(小林食品) ーより引用 鶏肉など、火を通してもあまり固くならず、だしが出るものに関しては火をかける前に入れましたが、固くなりやすいものに関しては、この段階で入れるがベストなようですね。 素材の特性に合わせて、入れるタイミングを調整しましょう。 食べる直前の段階 最後は食べる直前に入れる食材です。 もやしや白菜の葉、長ネギ、春菊、水菜など緑の野菜、絹ごし豆腐、わかめなど、さっと火を通すだけですぐに食べごろを迎える食材を入れて完成です。 和食の旨み(小林食品) ーより引用 おいしいお鍋を楽しんでみてください。 下ごしらえにもぜひこだわってみて 市販の鍋つゆを使えば、簡単にできる鍋料理。野菜の下ごしらえをていねいに行うと、よりおいしく仕上がるでしょう。 ニンジンや大根は、事前に下ゆでしておくのがおすすめです。野菜本来の甘みが際立つでしょう。大根は特に味が染み込みにくいので、隠し包丁を入れてください。ほんの少しの手間ですが、味が大きく変わります。 白菜は白い部分と緑の葉の部分で扱い方を変えるのがコツです。白く硬い軸の部分は、事前に下ゆでしておくと味が染み込みやすくなるでしょう。 鍋料理を作る際に、食材を入れる順番までは意識していなかった…という人も多いのではないでしょうか。それぞれの食材の特性を活かせば、味わいはより奥深くなります。おいしい鍋料理を、ぜひ親しい人たちと楽しんでみてください。 [文・構成/grape編集部] 出典 和食の旨み(小林食品) Share Post LINE はてな コメント
家族や友人と囲む鍋は、まさに絶品。作り手側にとっても『簡単なのに栄養満点』と、魅力たっぷりのメニューです。
よりおいしく仕上げるためのポイントを、業務用鰹節を専門に扱う小林食品株式会社(以下、小林食品)が運営する情報サイト『和食の旨み』より紹介します。
重要なのは食材を鍋に入れる順番
小林食品によると、鍋をおいしく仕上げるためのポイントは、具材を投入する順番とのこと。
スーパーなどで販売されている鍋つゆには『沸騰後に一度にすべて入れる』と書かれているケースも多いですが、ほんの少し順番を工夫するだけで、味わいが大きく変わるそうです。4つのステップを意識してみてください。
火を入れる前
火を入れる前の段階はだしが出やすい食材や、味が染みにくい食材を中心に投入しましょう。
具体的には、大根やニンジン、ゴボウといった根菜類が挙げられます。そのほか、白菜の白い軸の部分も火が通りにくいため、このタイミングで入れるとよいのだとか。
鶏肉や魚介類もだしが出やすいため、火にかける前から入れておくと、全体の味が底上げされるでしょう。
つゆが温まってきた段階
続いては、つゆが温まってきた段階です。
この段階では、煮込みすぎると食感が悪くなるもの、型崩れしやすくなるものを入れます。具体的には、キノコ類や木綿豆腐などがあたります。
煮崩れを防ぎつつ、しっかり中まで温めることができるでしょう。
つゆが沸騰してきた段階
つゆが沸騰してきたら、しっかりと火を通したいけれど、加熱しすぎるのは避けたい食材を入れていきます。
鶏肉など、火を通してもあまり固くならず、だしが出るものに関しては火をかける前に入れましたが、固くなりやすいものに関しては、この段階で入れるがベストなようですね。
素材の特性に合わせて、入れるタイミングを調整しましょう。
食べる直前の段階
最後は食べる直前に入れる食材です。
おいしいお鍋を楽しんでみてください。
下ごしらえにもぜひこだわってみて
市販の鍋つゆを使えば、簡単にできる鍋料理。野菜の下ごしらえをていねいに行うと、よりおいしく仕上がるでしょう。
ニンジンや大根は、事前に下ゆでしておくのがおすすめです。野菜本来の甘みが際立つでしょう。大根は特に味が染み込みにくいので、隠し包丁を入れてください。ほんの少しの手間ですが、味が大きく変わります。
白菜は白い部分と緑の葉の部分で扱い方を変えるのがコツです。白く硬い軸の部分は、事前に下ゆでしておくと味が染み込みやすくなるでしょう。
鍋料理を作る際に、食材を入れる順番までは意識していなかった…という人も多いのではないでしょうか。それぞれの食材の特性を活かせば、味わいはより奥深くなります。おいしい鍋料理を、ぜひ親しい人たちと楽しんでみてください。
[文・構成/grape編集部]