食材を入れる順番は… 食品メーカーが教える鍋の作り方に「初めて知った」
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- 出典
- 和食の旨み(小林食品)
家族や友人と囲む鍋は、まさに絶品。作り手側にとっても『簡単なのに栄養満点』と、魅力たっぷりのメニューです。
よりおいしく仕上げるためのポイントを、業務用鰹節を専門に扱う小林食品株式会社(以下、小林食品)が運営する情報サイト『和食の旨み』より紹介します。
重要なのは食材を鍋に入れる順番
小林食品によると、鍋をおいしく仕上げるためのポイントは、具材を投入する順番とのこと。
スーパーなどで販売されている鍋つゆには『沸騰後に一度にすべて入れる』と書かれているケースも多いですが、ほんの少し順番を工夫するだけで、味わいが大きく変わるそうです。4つのステップを意識してみてください。
火を入れる前
火を入れる前の段階はだしが出やすい食材や、味が染みにくい食材を中心に投入しましょう。
具体的には、大根やニンジン、ゴボウといった根菜類が挙げられます。そのほか、白菜の白い軸の部分も火が通りにくいため、このタイミングで入れるとよいのだとか。
鶏肉や魚介類もだしが出やすいため、火にかける前から入れておくと、全体の味が底上げされるでしょう。
つゆが温まってきた段階
続いては、つゆが温まってきた段階です。
この段階では、煮込みすぎると食感が悪くなるもの、型崩れしやすくなるものを入れます。具体的には、キノコ類や木綿豆腐などがあたります。
煮崩れを防ぎつつ、しっかり中まで温めることができるでしょう。
つゆが沸騰してきた段階
つゆが沸騰してきたら、しっかりと火を通したいけれど、加熱しすぎるのは避けたい食材を入れていきます。
鶏肉など、火を通してもあまり固くならず、だしが出るものに関しては火をかける前に入れましたが、固くなりやすいものに関しては、この段階で入れるがベストなようですね。
素材の特性に合わせて、入れるタイミングを調整しましょう。
食べる直前の段階
最後は食べる直前に入れる食材です。
おいしいお鍋を楽しんでみてください。
下ごしらえにもぜひこだわってみて
市販の鍋つゆを使えば、簡単にできる鍋料理。野菜の下ごしらえをていねいに行うと、よりおいしく仕上がるでしょう。
ニンジンや大根は、事前に下ゆでしておくのがおすすめです。野菜本来の甘みが際立つでしょう。大根は特に味が染み込みにくいので、隠し包丁を入れてください。ほんの少しの手間ですが、味が大きく変わります。
白菜は白い部分と緑の葉の部分で扱い方を変えるのがコツです。白く硬い軸の部分は、事前に下ゆでしておくと味が染み込みやすくなるでしょう。
鍋料理を作る際に、食材を入れる順番までは意識していなかった…という人も多いのではないでしょうか。それぞれの食材の特性を活かせば、味わいはより奥深くなります。おいしい鍋料理を、ぜひ親しい人たちと楽しんでみてください。
[文・構成/grape編集部]