その洗い方、ちょっと待って! 生肉が触れたまな板を洗うときは?
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- 出典
- 東京都保健医療局
普段から料理をしていると、生肉を調理する機会があるもの。
生肉を使った料理はレパートリーが豊富で、おいしいですが、しっかり火を通して調理することが大切ですよね。
肉を生のまま口に入れると、食中毒菌によって発熱や腹痛などを起こす恐れがあります。
生肉を調理する時は?
医療提供体制の整備などを業務とする、東京都保健医療局は、食品の安全に関するさまざまな情報をウェブサイトで公開しています。
消費者からの食品に関する質問が記載されたページには、以下のような問いが掲載されていました。
「家庭で生肉を調理する際に、どのようなことに気を付ければよいですか?」
東京都保健医療局は、生肉を加熱調理する際に気を付けるべきポイントを、以下のように解説しています。
生肉は、中の色に変化が見られるまで十分に加熱しましょう。
肉の中心部が75℃で1分間以上になるように熱すると、食中毒菌を死滅できるのだとか。
また、二次感染を防ぐためにも、生肉は最後に調理するとよいのだそうです。
さらに同局は、以下の2点も挙げています。
肉を焼く時は、食べる用とは別に、生肉専用の箸やトングを用意しましょう。
まな板を用いる際も同様で、果物などのそのまま食べる食品に使う用と、肉や魚などに使う用で分けるとよいそうです。
さらに、生肉が触れた調理器具は、中性洗剤でよく洗い、消毒することを推奨しています。
熱湯で消毒する際は、ゆっくりかけたり、煮沸したりするとよいそうです。
また、調理器具を洗い終わっても、油断は禁物。生肉を触った手にも当然、菌は付きます。
手に付いた菌は水洗いだけでは落ちないため、石けんを十分に泡立ててからなじませ、流水でよく流しましょう。
菌やウイルスなどは、口以外にもさまざまな経路から体内に侵入します。直接口に入れなくても、菌に触れた手で鼻などを触り、体内に入ってしまったら、意味がありません。
調理中のみならず、調理後の対策もしっかりと意識し、安全においしい肉料理を作りたいものです。
[文・構成/grape編集部]