白くなった冷凍うどん、食べても平気? 企業の回答に「気を付けたい」
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冷凍庫に入れていた冷凍うどんの一部が、白っぽく変色してしまうことがあります。
なぜ、色が変わってしまうのでしょうか。また、変色してしまった部分は、食べても問題ないのでしょうか。
冷凍食品メーカーのテーブルマーク株式会社(以下、テーブルマーク)に聞いてみました。
冷凍うどんが白くなる原因とは
――冷凍庫の冷凍うどんの一部が白く変色するのはなぜ?
白く色が変わるのは冷凍焼けと呼ばれ、保存中の温度変化により、うどんから水分が抜け、乾燥したり、酸化したりする現象です。
冷凍焼けを起こした部分は白く変色し、食感も悪くなります。
――なぜ冷凍焼けが起こる?
温度変化の要因はさまざまですが、特に家庭では冷凍庫のドアの開閉が多いことが挙げられます。
冷凍庫内の温度変化が頻繁に起こるので、冷凍焼けが発生しやすくなります。
冷凍食品全般に起こり得ることですが、水分の多いうどんは、ほかの食材と比べても冷凍焼けが起こりやすいのです。
※写真はイメージ
――冷凍焼けしたうどんは食べても問題ない?
冷凍焼けを起こしていても、冷凍庫で適切に保存できていれば食べられないことはありません。
しかし、冷凍焼けになったうどんは、麺の割れ・切れ、食感が硬くなるといった品質の変化が発生します。
冷凍うどん本来の味や食感が楽しめないので、私共としては召し上がることをおすすめしていません。
冷凍うどんの冷凍焼けを防ぐ方法
続いて、テーブルマークに冷凍焼けを防ぐ方法を詳しく聞いてみました。
――変色してしまったうどんを元に戻せる?
一度乾燥してしまった部分を元に戻すことはできません。
――うどんの冷凍焼けを防ぐ方法は?
まずは、冷凍庫のドアの開閉を素早く行うことです。先に何を取り出すべきかを決めておくといいでしょう。
また、ドアの手前ではなく奥に収納しておくなど、食品の温度変化を小さくすることも重要。
冷凍食品をしっかり詰めておくことで、冷凍庫内の空気の循環を防ぐ、つまり、庫内の温度変化を防ぐのも1つの手です。
少し手間は掛かりますが、断熱材で包んだり、冷凍用保存袋に入れて、しっかり空気を抜いてから保存したりすることで、冷凍焼けを抑えられる可能性があります。
――ほかに冷凍うどんを保管する際のアドバイスは?
先ほど申し上げた通り、冷凍うどんは水分が多く、冷凍焼けしやすい食材です。
家庭での対策だけでは完全に防ぐことが難しいので、賞味期限に関わらず、購入から2~3か月以内にお召し上がりいただくことをおすすめします。
冷凍焼けした冷凍うどんは本来の味を損なっているため、おいしくは食べられないとのこと。
せっかくの冷凍うどんを台無しにしないためにも、冷凍庫内の温度が極端に変化しないように注意しましょう。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]