パスタの種類を徹底紹介!各種類のパスタに合うソースも
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カルボナーラやナポリタンなど、日本においてもさまざまな料理で人気があるパスタですが、長い麺のパスタから小さいサイズのパスタまで、実はさまざまな種類が存在します。
「このパスタにはどのようなソースが合うのか」「このパスタはどの種類に分類されるのか」など、さまざまな疑問をもつ人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、パスタの種類について詳しく解説していきます。分類の方法や、それぞれの種類に合うパスタソースの紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
パスタの分類方法
※写真はイメージ
パスタの種類について解説していく前に、パスタの種類を分類する方法について解説していきます。パスタには非常に多くの種類があり、覚えるにはかなりの時間や経験が必要でしょう。
しかし、あらかじめパスタの種類を分類することで、整理しながら効率よくパスタの種類を把握できます。ぜひ本項でパスタの分類方法について参考にしてください。
調理方法による分類
パスタは調理の方法によって、3つの種類に分けられます。1つはオーブンを使って焼き調理などを行った『アル・フォルノ』と呼ばれるパスタです。
代表例としてはラザニアやペンネが挙げられ、濃厚な味わいが楽しめる料理が多いという特徴があります。
2つ目は、『イン・ブロード』と呼ばれるスープパスタ。スープに具材としてパスタが入っている場合や、パスタのソースの変わりにスープが入っている場合でも、スープパスタとして分類されます。
ラーメンやうどんのように、スープとよく絡んだパスタが楽しめる料理が多いです。
最後の3つ目は、『アシュッタ』とも呼ばれている水気を切ったパスタです。もっとも一般的なパスタの種類で、ナポリタンやカルボナーラのような、ソースとよく絡める調理法を行うパスタは、アシュッタに分類されます。
乾燥パスタか生パスタかによる分類
パスタが乾燥しているか生の状態なのかでも、分類は分かれます。日本において一般的なのは乾燥パスタ。乾燥したパスタは長期保存が可能です。
そして生パスタですが、基本的には手打ちで作るパスタのことを指し、スーパーマーケット(以下、スーパー)などのお店でも商品として販売していることはあまりありません。
しかし、近年では生パスタも商品として販売するケースも増えつつあるので、将来的には今よりもさらに生パスタが普及している可能性も考えられます。
形状による分類
パスタは種類ごとにさまざまな形状に加工されており、この形状によっても分類が変わります。まず、パスタを生産する型の違いから『ブロンズダイス』と『テフロンダイス』の2つに分けられます。
ブロンズダイスはザラザラとした仕上がりのパスタで、カルボナーラやナポリタンなどのソース系パスタと相性がいいパスタです。
そして日本において主流なテフロンダイスは、表面はツルツルで歯ごたえがある仕上がりなので、ペペロンチーノや和風パスタと相性がいいでしょう。
同じロングパスタでも、ブロンズダイスとテフロンダイスでは、まったく違う食感と味になるので、どのようなパスタを作りたいかで使い分けるのも重要です。
ロングパスタの種類おすすめ10選
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パスタの分類について解説してきたところで、ここからはロングパスタのおすすめな種類について10選紹介していきます。相性のいいパスタ料理についても簡単に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スパゲッティ
日本におけるパスタの定番がスパゲッティです。スーパーなどでも乾燥させたものが商品としてよく販売されており、さまざまなソースとも相性がいいので、非常に万能なパスタといえます。
スパゲッティーニ
スパゲッティーニは本来のスパゲッティよりも細く作られているロングパスタを指します。スープパスタとの相性がいいパスタで、ペペロンチーノなどを作る際にスペゲッティー二を使うのがおすすめです。
カッペリーニ
スパゲッティーニよりもさらに細く作られているロングパスタで、名前のカッペリーニはイタリア語で髪の毛を指しています。こちらもスープパスタとの相性に優れているほか、夏に作る冷たいパスタにも使われていることが多いです。
カッペリ・ダンジェロ
カッペリ・ダンジェロは、カッペリーニやスパゲッティーニのように細く作られているパスタですが、特徴として1つの塊に丸い形で整えられています。
しかし、商品として販売しているメーカーによってはカッペリ・ダンジェロもカッペリーニとして販売していることもあるので、区別に差はあまりないといえるでしょう。
ヴェルミチェッリ
ヴェルミチェッリはスパゲッティよりも細いパスタですが、カッペリーニよりは太いという特徴があります。オイルを使用しているあっさりとした味わいのソースと絡めたり、細いパスタらしくスープパスタにしたりするのもおすすめです。
ブカティーニ
いわゆるマカロニを細長くしたパスタですが、マカロニよりも管の直径が小さく作られているという特徴があります。グラタンなどと相性がいいマカロニとは違い、ナポリタンやカルボナーラなどの濃厚なソースと相性がいいのもポイントです。
パッパルデッレ
幅が約20mmもある独特な形状のロングパスタです。特徴的な形状はソースと絡みやすく、ミートソース系やクリームを使ったソースとの相性が抜群です。
リングイネ
スパゲッティを少しだけ平らにしたようなパスタで、人によってはうどんに似ていると感じる人もいます。スパゲッティよりも濃密なソースとの相性がいいパスタでミートソースなどに使うのもおすすめなパスタです。
フェットチーネ
パッパルデッレと同じく平らな形状が特徴的なパスタで、パッパルデッレよりも少し幅が小さめなのも特徴です。幅が広いために、濃密なソースと相性がいいので、ナポリタンやカルボナーラに使っても仕上がります。
キタッラ
正方形の断面が特徴的なパスタで、独特な噛みごたえが楽しめます。伝統的な食べ方としては、子羊の煮込みソースと合わせるという調理方法がありますが、カルボナーラなどのソースとも相性がいいので、基本的にはお好みに合わせて食べられる万能なパスタです。
ショートパスタの種類おすすめ10選
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パスタにはロングタイプだけでなく、短くカットされたショートパスタもあるのをご存知でしょうか。
ここからはショートパスタのおすすめ10選を紹介していきます。ユニークな形状をしたパスタから、定番のショートパスタも紹介するので、ショートパスタ選びの参考にしてみてください。
マカロニ
日本で人気が高いショートパスタの定番がマカロニです。管状の形状が特徴のショートパスタで、グラタンやサラダといった幅広い料理にも応用できる万能なショートパスタでしょう。
ペンネ
イタリア語でペンを意味する名前の通り、ペンの先のように斜めにカットされた形状が特徴のパスタがペンネです。見た目に反してもちもちした食感も特徴的で、ソースの味わいがより楽しめるパスタとなっています。
フジッリ
らせん状の独特な形状をしているパスタがフジッリです。マカロニと並ぶほど人気が高いショートパスタで、その食べやすさからさまざまな料理にも使われています。また、特にサラダとの相性がよく、レストランなどでも野菜と一緒にサラダに入っていることも多いです。
リガトーニ
リガトーニは一見すると少し太いマカロニですが、特徴として表面に筋が入っています。
これは、よりソースと絡むように施されている工夫で、食感はマカロニと比べて太いぶん噛みごたえがしっかりとしているのが特徴。ソースと絡みやすいので、濃い味付けがされたソースとの相性がいいショートパスタです。
ファルファッレ
蝶をイメージした美しい形状が特徴的なのがファルファッレです。周りは柔らかく、真ん中部分はかなり噛みごたえのあるというファルファッレ独自の食感が楽しめるでしょう。また、さまざまなソースと合うので、万能に使用できるショートパスタでもあります。
コンキリエ
コンキリエはイタリア語で貝殻を意味する言葉で、まさに貝のような丸い形状が特徴です。見た目は硬そうですが、実際にはショートパスタならではのやさしい食感を楽しめ、どのようなソースとの相性もいいことから、さまざまなパスタ料理にも使えます。
パッケリ
リガトーニよりもさらに太く、短い形状が特徴的なのがパッケリです。表面に筋が入っているので、濃いめの味付けがされた濃厚なソースと相性がいいショートパスタとなっています。
オレッキエッテ
耳たぶという意味をもつ名前のとおり、耳たぶのような形状をしているショートパスタです。特にオイル系ソースと相性がいいパスタで、場合によってはサラダにも使われていることがあります。
カゼレッチェ
S字カーブのような独特の形をしたショートパスタがガゼレッチェです。一見すると奇妙な形状ですが、この形状がソースとの絡みやすさを生み出しており、さまざまなソースと合わせて楽しめます。
ラディアトーリ
車のラジエーターに似ている形が特徴的なのがラディアトーリです。一見するとフジッリにも見えますが、この形状もソースと絡ませやすく、食べた時にはソースの味と、形状による歯ごたえがありつつも口当たりのいい食感が堪能できます。
その他パスタの種類おすすめ4選
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続いては、ロングパスタやショートパスタ以外にもあるおすすめの種類を4選紹介していきます。普段あまり見かけないようなマニアックなパスタもあるので、パスタの種類で冒険してみたい人はぜひ参考にしてください。
ラザニア
ラザニアと聞くと料理のほうを思い浮かべがちですが、実はパスタの名前でもあります。
薄い板のような形状が特徴で、基本的には調理のラザニアで使用するのが一般的です。同じラザニアでも、野菜を取り入れたり、チーズの種類を変えたりすることで、違った味わいを楽しめるので、自分好みのラザニアを作ることもできます。
ニョッキ
ショートパスタの中で元祖ともいわれているのがニョッキです。ジャガイモが練り込まれているので、イメージとしては団子と似た食感をしているのが特徴。あらゆるソースと相性がよく、さまざまな料理に取り入れられます。
ラヴィオリ
約30mmほどのショートパスタで、中に詰め物が入っているのが特徴。詰め物はさまざまで、肉や魚のほか、野菜なども入っています。スープの具材として入れたり、サラダに加えたりと、さまざまな楽しみ方があるパスタとなっています。
クスクス
世界最小のパスタとされているのがクスクスで、1mmほどの米粒のような形状をしています。サラダに入れたり、カレーなどの料理と合わせて食べたりするのもおすすめで、お米の代わりにもなる面白いパスタです。
各種類のパスタに合う味付け
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最後に、パスタそれぞれに合う味付けについて解説していきます。本項を参考にしていただくことで、どのパスタにどのような味付けが合うかを確認できるので、パスタを使った料理前に参考にしてみてください。
オイルベースのソース
オイルベースの場合は、さっぱりとしつつソースもよく絡む細麺タイプのパスタが特に相性がいい組み合わせになります。種類としては、カッペリーニやスパゲッティーニなどのパスタが、オイルベースのソースとよく合うのでおすすめです。
トマトベースのソース
パスタの代表的なソースであるトマトベースの場合は、程よくソースが絡みやすいパスタがおすすめです。ロングパスタならスパゲッティ、ショートパスタならばペンネやリガトーニがいいでしょう。
クリームベースのソース
濃密な乳製品の味わいが楽しめるクリームベースのソースですが、特にロングタイプとの相性が抜群。
種類をあげると、平たい形状でソースを纏いやすいパッパルデッレやフェットチーネが特におすすめで、ショートパスタであればマカロニやファルファッレがおすすめです。
ペーストタイプのソース
バジルをはじめとした野菜などをペースト状にしたソースの場合は、ソースの味を引き立ててくれるパスタがおすすめです。種類的にはスパゲッティやブカティーニのほか、リングイネなども相性がいいので、パスタの好みに合わせて選んでみてもいいでしょう。
ミートソース
トマトベースソースと並んで定番のミートソースですが、基本的にはソースの絡みやすいパスタとの相性がばっちり。ロングパスタであればスパゲッティや細麺タイプのカッペリーニなどがおすすめで、ショートタイプであればニョッキやフジッリがおすすめです。
パスタにはさまざまな種類がある!
今回の記事では、パスタの種類や分類方法のほか、種類別に合う味付けについても解説しました。パスタは種類が多く、どの種類がどのようなソースに合っているかを覚えるだけでも大変です。
しかし、ベストなソースや調理にマッチしたパスタは、ほかの麺料理とは違った味わいを発揮しておいしいので、ぜひ本記事の内容を参考に、パスタの種類に合った味付けをして楽しんでみてください。
[文・構成/grape編集部]