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- 取材協力
- 一般社団法人 日本海老協会
あなたはエビを食べる時、頭や尻尾はどうしていますか。
「食べずに捨てている」という人が多いかもしれませんが、実は上手に工夫すればおいしく口にすることができます。
では、エビの頭や尻尾をおいしく食べるには、どのようにすればいいのでしょうか。
魚食の普及と水産物の消費拡大を目指す『魚食普及推進センター』の早武忠利(はやたけ・ただとし)さんに聞きました。
早武さんは、国内の海老食を普及する『一般社団法人 日本海老協会』から、『名誉海老大使』に任命されています。
エビの頭や尻尾をおいしく食べよう!
――エビの頭や尻尾のおいしさや魅力とは?
まず、頭の部分はエビみそがおいしいですね。
頭はエビ全体の半分ぐらいの重さなので、捨ててしまって身の部分だけ食べるのは非常にもったいない行為です。
また、殻や尻尾が硬くても、フライや塩焼きなどパリッとさせれば食べやすくなります。
口に刺さらないように、トゲやケンを横にしながら奥歯でかみ砕くことで、安全においしく食べられます。
――エビの頭や尻尾をおいしく食べる方法は?
エビは熱を加えると赤くなるので、頭が付いている状態で加熱すると美しい見た目になります。
例えば、魚介を煮込むアクアパッツァだと、エビの美しい見た目も楽しめておすすめです。
また、頭からはおいしい出汁が出るので、味噌汁に入れてもいいですね。最後は頭も食べてみましょう。
カラッとした食感を楽しむならフライもおすすめです。
ただし、尻尾は袋状になっており、揚げると中の水分が気体になって爆発する場合があります。揚げる前に切れ目を入れたり、刃先でしごいたりして、水分が逃げていくための穴を開けておいてください。
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――頭や尻尾を食べる際の注意点は?
エビを調理する際、背ワタを取ると思いますが、頭を食べるのなら胃袋を取りましょう。
胃袋は口の近くにあり、そのままだとエビみそを食べた時に、胃袋の中身がジャリッとしたり、酸っぱかったりします。
特に刺身で食べられるような新鮮なエビは、エビみそも一緒に楽しむのがおすすめですから、胃袋を取り除いてみてください。
小さめのエビの場合はピンセットがあると、胃袋を取り除くのに便利です。
また、ロブスターのように大きなエビは、頭を半分に割ると口の近くの胃袋が取り除きやすいです。
これまで頭や尻尾を捨てていた人は、もったいないことをしていたかもしれませんね。
早武さんのアドバイスを参考に、おいしく調理してみてください!
『魚食普及推進センター』のウェブサイトでは、エビのさばき方や胃袋の取り除き方などをまとめています。こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
エビをさばく エビミソまで食べつくせ!背ワタと胃袋抜きを推奨!
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]