色が濃くなった『みそ』 食べても大丈夫? 企業の解説に「なるほど」「知らなかった」
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ポッカレモンの正しい保管方法 メーカーの情報に「気をつけます」【正しい保存方法4選】ポッカレモンやハチミツ、味噌、ラー油など、日常的に使う調味料や食品は、保存場所を間違えると風味や品質が損なわれてしまうことがあります。メーカーが推奨する正しい保存方法を知ることで、最後のひと滴までおいしさを保てるでしょう。

塩の正しい保存方法とは?3つのNG例や固まった時の対処法も解説塩の正しい保存方法を分かりやすく解説します。NGな保存方法や、固まった塩をほぐす方法も網羅。塩の正しい保存の知識を持てば、調理したい時に、品質を保ったまますぐに使えるでしょう。
- 出典
- マルサンアイ






日本の食文化に欠かせない『みそ』。その深い味わいと栄養価の高さから、海外でも注目を集めている調味料です。
常備している家庭も多いと思いますが、保存していたみそを取り出した時、色が濃くなっていて戸惑ったことはありませんか。
「食べても大丈夫なのか」と心配になる人も少なくないでしょう。
みそ製造メーカー『マルサンアイ』の公式ウェブサイトでは、みその色が濃くなる原因と対策を紹介しています。
みそをおいしく楽しむための知識を、学んでいきましょう。
『みそ』の色が濃くなっても、安全性に問題なし
みその色が濃くなる原因は『温度変化』です。温度が高くなるほど、着色速度が速くなります。
色が濃くなるのは、みそ固有の変化で安全性に問題はないそうです。
また、色が濃くなったみそは『メイラード反応』の過程で多くの『抗酸化物質』が生成されます。
この物質は、体内の酸化物を『不活性化』するという、身体にいい働きをするそうです。
甘みが減るなど、味の変化は若干ありますが、色が濃くなったみそも十分に活用できます。
新しいみそと混ぜたり、漬け物用に使ったりするなどして、うまく活用してみましょう。
『みそ』の色が濃くなるのを防ぐ保存方法
みその色の変化が安全性に問題ないことが分かっていても「風味や見た目の変化を避けたい」と考える人もいるでしょう。
みその色の変化を引き起こす『メイラード反応』は、保管環境に大きく左右されます。
低温環境を維持することで、このメイラード反応の進行を抑制できるため、冷蔵庫や冷暗所で保管するのがおすすめです。
みその色が濃くなるのは自然な現象だと分かりました。その性質も理解して、みその魅力をより深く味わってみてください。
[文・構成/grape編集部]