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色が濃くなった『みそ』 食べても大丈夫? 企業の解説に「なるほど」「知らなかった」

By - COLLY  公開:  更新:

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容器に入った味噌

※写真はイメージ

日本の食文化に欠かせない『みそ』。その深い味わいと栄養価の高さから、海外でも注目を集めている調味料です。

常備している家庭も多いと思いますが、保存していたみそを取り出した時、色が濃くなっていて戸惑ったことはありませんか。

「食べても大丈夫なのか」と心配になる人も少なくないでしょう。

みそ製造メーカー『マルサンアイ』の公式ウェブサイトでは、みその色が濃くなる原因と対策を紹介しています。

みそをおいしく楽しむための知識を、学んでいきましょう。

『みそ』の色が濃くなっても、安全性に問題なし

みその色が濃くなる原因は『温度変化』です。温度が高くなるほど、着色速度が速くなります。

みその着色は、30℃を越えると早くなり、20℃付近で遅くなり、10℃以下ではほぼ停止します。

これは、みその中の糖分とアミノ酸が反応して起こるメイラード反応というもので、若干風味は落ちます(甘みが減少して相対的に塩味が強く感じられます)が、人体に害があるような物ではありません。

マルサンアイ ーより引用

色が濃くなるのは、みそ固有の変化で安全性に問題はないそうです。

また、色が濃くなったみそは『メイラード反応』の過程で多くの『抗酸化物質』が生成されます。

この物質は、体内の酸化物を『不活性化』するという、身体にいい働きをするそうです。

甘みが減るなど、味の変化は若干ありますが、色が濃くなったみそも十分に活用できます。

新しいみそと混ぜたり、漬け物用に使ったりするなどして、うまく活用してみましょう。

『みそ』の色が濃くなるのを防ぐ保存方法

みその色の変化が安全性に問題ないことが分かっていても「風味や見た目の変化を避けたい」と考える人もいるでしょう。

みその色の変化を引き起こす『メイラード反応』は、保管環境に大きく左右されます。

低温環境を維持することで、このメイラード反応の進行を抑制できるため、冷蔵庫や冷暗所で保管するのがおすすめです。

みその色が濃くなるのは自然な現象だと分かりました。その性質も理解して、みその魅力をより深く味わってみてください。


[文・構成/grape編集部]

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出典
マルサンアイ

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