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赤魚とはどんな魚?赤魚の代表的な魚やおすすめレシピを紹介!

By - COLLY  公開:  更新:

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※写真はイメージ

スーパーの鮮魚コーナーなどで販売されている『赤魚(あかうお)』。冷凍や切り身の状態で、手頃な価格で販売されているので目にする機会もあるかもしれません。

では、赤魚がどのような魚かはご存じでしょうか。本記事では、赤魚の種類やおすすめのレシピなどについて紹介していきます。

赤魚とはどんな魚のこと?

赤魚の醤油麹焼きの画像

※写真はイメージ

『赤魚』は正式な魚の名前ではなく、皮が赤みを帯びている魚を総称したもの。もともとは国産の『赤魚鯛(アコウダイ)』を指す場合が多かったようです。2024年現在は漁獲量が減少して、外国産の赤い魚が赤魚として流通しています。

国産も外国産の赤魚も、深海魚です。釣り上げられた時には、気圧の差で目が抜き出るように飛び出しているため『目抜け(メヌケ)』とも呼ばれています。

赤魚と呼ばれている代表的な魚種

アコウダイの画像

※写真はイメージ

赤魚と呼ばれている魚には、どのような種類があるのでしょうか。手頃な価格で販売されているのは外国産の赤魚がほとんどです。国産、外国産の赤魚について、詳しく見ていきましょう。

アコウダイ

アコウダイは国産の赤魚で、主に相模湾や駿河湾などの深海に生息しています。表面は鮮やかな赤い色で、スズキ目メバル科に属した、メバルの一種に分類。成魚の場合は、50cmほどの大きさになる比較的大きな魚です。

冬に旬を迎え、ふっくらした身と上品な味が特徴的。近年では漁獲量が減少していて高級魚となり、スーパーなどでの流通は少なくなっています。

アラスカメヌケ

アラスカメヌケは、主にアラスカで穫れる外国産の赤魚。スーパーで多く見かける種類です。冷凍されて流通しているため、旬の時期は春ですが1年を通じて出回っています。

冷凍してもパサつきが少なく、身はふっくらと柔らかくクセもありません。冷凍品のほか、干物、粕漬けなど加工品の形でも販売されています。

タイセイヨウアカウオ(モトアカウオ)

タイセイヨウアカウオ(モトアカウオ)は、アラスカメヌケに近い品種です。成魚になると約60cmと大ぶりで、適度に脂ののりがよく、国内でも人気となっています。

近年ではアラスカメヌケの漁獲量が少なくなり、タイセイヨウアカウオが中心となってきました。主に粕漬けに加工されています。

チヒロアカウオ

チヒロアカウオは、タイセイヨウアカウオと同じく、大西洋で獲られます。タイセイヨウアカウオよりも深海に生息し、大きさは40cm程度とやや小ぶりです。国内では主に粕漬けで流通しています。

赤魚におすすめな調理方法

赤魚の煮付けの画像

※写真はイメージ

主に冷凍や加工されて国内に流通している赤魚。青魚のようなクセがなく、肉質がふっくらとした赤魚の食感を生かすには、どのような調理方法が適しているのでしょうか。おすすめの調理方法について紹介します。

煮付け

赤魚にもっとも向いている調理方法です。加熱しても崩れにくく、ふっくらと柔らかく仕上がります。特に、醤油と酒、みりんや砂糖、臭み消しにショウガを入れて煮るのがおすすめ。甘みと塩気がよく合い、和食のおかずとしておいしく食べられます。

干物

赤魚は干物売り場でもよく見かけますよね。干物はシンプルな味付けと素朴な魚のうまみが好きな人に向いているでしょう。

赤魚は干物にして水分を抜いても、ほかの魚と比較して身が硬くなりにくく食べやすいです。魚焼きグリルがなくても、クッキングシートを敷いたフライパンできれいに焼けますよ。

天ぷら

赤魚の柔らかい身と加熱しても崩れにくい特徴は、ホクホクした天ぷらにするのにも向いています。

骨を取り除いている赤魚であれば、そのまま食べやすいサイズにカットして衣を付けて揚げるとよいでしょう。麺と合わせたり、あんかけにしたりしてアレンジしてもよさそうです。卵とじにして天丼風にするのもおすすめ。

味噌漬け、粕漬け

赤魚として主流だったアコウダイの食べ方は、粕漬けや味噌漬けにする調理方法が多いようでした。海外産の赤魚も淡白な白身魚の肉質を生かして、味噌漬けや粕漬けにするとおいしいでしょう。赤魚のうまみと味噌のコクがよく合いますよ。

塩焼き

赤魚の素朴なうまみを味わうなら、シンプルに塩だけで味付けして焼いた塩焼きにするとよいでしょう。焼く場合は、脂がのっていて、身が硬くなりにくい赤魚を選ぶのがおすすめ。なるべく大きめサイズの切り身を選ぶほうが、塩焼きに向いています。

赤魚を使ったおすすめレシピを紹介!

赤魚の煮つけの画像

※写真はイメージ

自宅でできる赤魚を使ったレシピについて紹介します。焼き魚をアレンジしたムニエル、定番の煮付けは、魚料理をあまり作る機会がない人には難しく感じるかもしれませんね。

赤魚は身が崩れにくいため、初心者でも挑戦しやすいですよ。『味の素パーク』で紹介されている2種類のレシピを見ていきましょう。

『赤魚のムニエル』

ムニエルは、塩とこしょうのみを使ったシンプルな味付けのレシピ。フライパン1つで調理でき、手間もかかりません。あっさりした塩こしょうの味と、オリーブオイルのコクが淡白な赤魚とよく合います。

材料(1人分)
赤魚 1切れ(70g)
(A)
「アジシオ」 小さじ1/3
こしょう 少々
薄力粉 大さじ1/2
「AJINOMOTO オリーブオイル」 大さじ1
レモンのくし形切り・好みで 1切れ
セルフィーユ・好みで 適量

つくり方
1.赤魚はAをふり、薄力粉をまぶし、余分な粉ははたく。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、(1)の赤魚を皮目から入れ、弱火で焼く。焼き色がついたら裏返し、しっかり火を通す。
3.器に盛り、好みでレモン、セルフィーユを添える。

味の素パーク ーより引用

『赤魚の煮付け』

煮付けは定番の料理ではあっても、なかなか作るのが大変だと感じている人も多いのではないでしょうか。赤魚は煮崩れしにくく、初心者でも扱いやすいです。

クセがなく、臭み消しのショウガやネギを入れると臭みも気になりません。ネギと赤魚の色合いがよく、食欲をそそります。

材料(2人分)
赤魚 2切れ
「瀬戸のほんじお」 少々
長ねぎ 1本
(A)
しょうがの薄切り 1かけ分
水 1/2カップ
「Cook Do」オイスターソース 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1

つくり方
1.赤魚はウロコがあれば取り、水でサッと洗い、塩をふって10分ほどおき(時間外)、水気を拭き取る。ねぎは斜め薄切りにする。
2.鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら(1)の赤魚・ねぎを加え、落としぶたをして弱火で7~8分ほど煮る。

味の素パーク ーより引用

ふっくら食感が魅力の赤魚を堪能しよう!

赤魚をスーパーで見る機会があっても、あまりよく分からずに購入をためらった人もいるかもしれません。干物や味噌漬けなど加工品のイメージが強い場合もあるようです。

赤魚は脂がのった、ふっくらと柔らかい身が特徴。臭みなどのクセもなく、慣れない人でもおいしく作れるので、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
味の素パーク

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