もったいないことしてた! お米のとぎ汁を洗い物に活用してみたら?
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お米を洗った後に必ず出るお米の『とぎ汁』を、そのまま捨てている人は多いでしょう。
実は、お米のとぎ汁にはさまざまな栄養分が含まれており、上手に活用すれば家事がより楽になることをご存じでしょうか。
Instagramの投稿を元に、お米のとぎ汁を『お皿洗い』に活用する方法を紹介します。
お米のとぎ汁は油をきれいに落としてくれる
※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。
教えてくれるのは、エコ・エシカルな暮らしの工夫について多くのアイディアをInstagramで紹介している、さくら(sakura_ethical)さんです。
さくらさんによると、お米のとぎ汁を利用することでお皿の油汚れがきれいになるのだそう。
油がベットリ付いてしまったお皿を洗う時、なかなか汚れが落ちずに苦労した経験はあるでしょう。スポンジも油で汚れてしまい、洗剤の使用量も増えてしまいます。
そんなベットリ汚れの付いたお皿も、お米のとぎ汁につけておくだけでようになるのだそうです。さくらさんの投稿では、実際に油汚れが付いたお皿を使って検証しています。
油汚れが付いた2枚のお皿を用意し、片方には水道水を入れてつけておきます。
もう片方のお皿にはお米のとぎ汁を入れてつけておきます。
そのまま少しつけおいてみましょう。
水道水を入れていたお皿の水を流してみると、うっすらと油が残っている様子が分かります。
一方、お米のとぎ汁を入れていたお皿の中身を流してみると、とぎ汁が乳化した状態になっています。
さらに、触ってみると一目瞭然。
水道水を入れたほうはヌルヌルするのに対して、お米のとぎ汁を入れたほうはサラサラした感じです。
その後、水でサッと流してみました。水道水を入れていたほうはまだお皿に油が残っているのに対して、お米のとぎ汁を入れていたお皿には油がないようにみえ、お皿をこするとツルツル感のあるよい音までします。
さくらさんの検証で、『とぎ汁につけていたほうが油汚れが落ちやすくなる』という結果になりました。
残り汚れが気になる場合は最後に洗剤で洗う必要はありますが、つけおくことで油汚れの落ち具合はグンと楽になるのではないでしょうか。水や洗剤を必要以上に使ってしまうこともないため、時短やエコにもつながりますね。
お米のとぎ汁を流してしまうのはもったいないほどの活用方法。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
なぜお米のとぎ汁で汚れ落ちがよくなるのか
お米のとぎ汁には脂質やデンプンに加えて、タンパク質も含まれています。このタンパク質が界面活性剤の役割となり、食器の汚れを落としやすくしてくれるのだそうです。
注意点として、お米のとぎ汁は『2回目以降』を利用するようにしましょう。1回目のとぎ汁にはお米に付いたホコリなどの汚れが含まれているため、そのまま流すようにしましょう。
お米のとぎ汁は大根の下茹に使う方法をご存じの人も多いかもしれませんが、洗い物にも活用できるとは驚きですね。お米のとぎ汁を上手に使って、エコに洗い物をしてみませんか。
[文・構成/grape編集部]