台風による停電に備えるなら? メーカーが教える家電周りと家の中の事前対策
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- 出典
- panasonicjp
日本では、7〜10月にかけて台風の発生・接近・上陸に加え、ゲリラ豪雨・線状降水帯による大雨が増えます。
台風・大雨どちらも雷を併発することが多く、その際に心配となるのが『停電』です。
停電は強風・暴風でも起こるので、台風・大雨どちらの場合も対策を取る必要がありますが、どのような対策をすればいいか分からない人もいるのではないでしょうか。
『パナソニック』(panasonicjp)のInstagramでは、家電周りを中心とした停電に備えた対策を紹介しています。もしもの時に備え、台風・大雨対策を見直しておきましょう。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
1.冷凍庫をパンパンにする
夏に停電が起こると真っ先に心配になるのが、冷凍庫で保存している食材や食品です。停電すると徐々に庫内の温度が上がっていくため、食材を冷やせなくなってしまいます。
こうした事態に備えて、冷凍庫には隙間なく食べ物を入れてパンパンにしておきましょう。
冷凍庫には凍ったものが入っているのでそれらが保冷剤代わりとなり、庫内で互いに冷やし合うことができます。きっちり詰まっていれば半日〜丸1日は庫内の状態を保てるでしょう。
停電してしまったら、食材が心配でも冷凍庫の扉をむやみに開けてはいけません。扉を開けると冷気が外に逃げてしまうため、電気が復旧するまでそのままにしておきましょう。
2.エアコン室外機の設置環境を確認する
暴風を伴う台風では、強風によって看板や建物の屋根が倒れたり、飛ばされたりことがあります。エアコン室外機も転倒したり、設置位置がずれたりする可能性があるので、しっかりと対策を取っておきましょう。
対策として有効なのは、土台をコンクリート製の物に変える、防振マットを敷く、転倒防止金具を使うなどです。
室外機が転倒すると冷媒が漏れる恐れがあります。転倒や位置ずれが起きてしまった場合は、エアコン設置業者や製造メーカーに相談しましょう。
3.雷サージ保護付き電源タップに変える
雷を伴う大雨では、停電のほかに落雷への対策も取らなくてはなりません。電化製品を電源タップでつないでいる場合は、落雷に備えて『雷サージ保護付き』の電源タップに変えましょう。
『雷サージ』とは高い所にある電線へ高い電圧が瞬間的に発生する状態をいい、配電線・通信ケーブル・大気を通じて屋内へ侵入し、通信機器や電化製品を破損させます。
パソコンやオーディオ機器、テレビなどの電化製品を守るためにも、これらをつなぐ電源タップを見直しておきましょう。
また、雷が鳴っている時は感電の恐れがあるので『コンセントに触れないようにする』ことも大切です。復旧時のヒューズ飛びやブレーカー落ちを防ぐために、停電したら『電源プラグを抜く』ことも徹底しましょう。
停電グッズを見直す
『パナソニック』が停電経験者へ質問した『長時間停電時に準備・所持しておいてよかった物』は、1位が懐中電灯またはランタン、2位が乾電池や充電池です。
夜まで停電が続くと部屋が真っ暗になり、何をするにも動きづらくなります。持ち運びができる大きめの懐中電灯やランタンがあると、飲食やトイレといった最低限の生活行動が楽になるでしょう。
そして、停電経験者が『準備しておけばよかったと後悔した物』はモバイルバッテリーです。
携帯電話の通信が途絶えていなければ、情報収集や友人・家族への安否確認の連絡ができますが、使えば使うほどバッテリーが減っていきます。
充電が少ない時に停電する可能性も十分に考えられるので、万が一に備えモバイルバッテリーを準備しておきましょう。
懐中電灯やモバイルバッテリー、そのほかの電池式電化製品が使えるように、さまざまな種類の乾電池・充電池をストックしておくことも大切です。
家の中と家の外の対策も忘れずに
台風や大雨では停電だけでなく断水なども考えられます。買い物に出かけることも難しくなるので、次の4つを最低限の備えとして準備しておきましょう。
・最低でも3〜7日ぶんの食料・飲料を備蓄しておく
・雨戸をしっかり閉める、雨戸がない場合はガムテープで目張りをする
・生活用水確保のために、お風呂に水をためておく
・ラジオやモバイルバッテリーを準備しておく
家の外の対策は住居環境によって変わります。雨風がひどくなる前に、次の3つを確認しておきましょう。
・被害を軽減するために側溝・排水溝・雨どいを掃除する
・浸水の恐れがある地域に住んでいる場合は、土のうや水のうを準備しておく
・風に飛ばされそうな物は固定するか屋内に入れておく
『パナソニック』のInsragramでは、電化製品に関するさまざまな情報を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
[文・構成/grape編集部]