災害の備えは大丈夫? 警視庁が勧める、非常時のために知っておきたい豆知識まとめ【10選】
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- 出典
- @MPD_bousai
いつ訪れるか分からない災害。2018年6月18日に大阪北部で震度6弱の地震が起き、「他人事ではない」と感じて対策を考えている人も多いのではないでしょうか。
警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)が発信している災害対策の情報を元に、知っておきたい知識をまとめました!
災害の備えに、こんなひと工夫を
トイレットペーパーはコンパクトにする
トイレの時はもちろん、ティッシュの代わりとしても使えるトイレットペーパー。災害時にも便利なアイテムですが、問題は非常用持ち出し袋に入れる時にかさばることです。
しかし、この方法を使えばトイレットペーパーをコンパクトに持ち運ぶことができます。
やりかたはとても簡単で、芯を抜いてつぶすだけ。ビニール袋に入れておけばよりコンパクトな状態を維持できます。
この方法はガムテープにも応用できますので、知っておくと便利ですね。
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小銭を『コイン収納ケース』に入れておく
災害時には、携帯電話がつながらず公衆電話を使ったり、自動販売機を利用したりするなど『小銭』を使う機会が増えるそう。
そんな時に便利なのが、100円ショップなどで買える『コイン収納ケース』。
コンパクトな容器に小銭を大量にまとめておけるコイン収納ケースならば、非常用持ち出し袋にすんなり入りそうです。
緊急時に「あればなぁ」と苦しむ前に! 100均アイテムで、手軽に『防災』始めよう
ちなみに、現代では携帯電話の普及によって「公衆電話の使いかたが分からない」という人も増えていますので、改めて使いかたを確認しておくことも大切です。
赤ちゃんグッズは『圧縮袋』に入れておく
大人にとってもつらい災害時の生活は、赤ちゃんからするとより過酷に感じられることでしょう。
しっかりと備えておきたいものですが、赤ちゃんグッズは洋服やタオル、紙オムツなど、かさばるものばかり…。
そんな時は『圧縮袋』を有効活用してみましょう。
【ベビー服と紙おむつの収納方法】
それぞれ圧縮袋に入れて空気を抜き、できるだけコンパクトにする。
ビニールに入れているため、防水効果もあり。
もちろん、防水機能の付いた非常持出袋もありますが、念を入れるに越したことはありません。
空いたスペースには、哺乳瓶や粉ミルクなど、赤ちゃんに必要な道具を詰め込むことができます。
「赤ちゃんに必要なものって、どれもかさ張るな」 そんな問題を解決する方法を警視庁が紹介
メガネやコンタクトレンズを忘れずに用意する
意外と忘れがちなのが、視力を確保するためのメガネやコンタクトレンズの用意。
実際、阪神・淡路大震災や東日本大震災の時に、メガネがなく生活に支障が出た人が多くいたといいます。
確かに視力の悪い人が、裸眼で被災地を歩くことは大変危険です。
また、家族や知り合いとすれ違ったとしても、気付かずに通り過ぎてしまうこともあるでしょう。
視力の確保は、水や食料の確保と同じくらい必須事項ですね。
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『軍手』だけでなく『ゴム手袋』も用意する
割れたガラスやなどで、手を傷付けないために軍手を非常用持ち出し袋に入れている人は多くいます。
それに加えて『ゴム手袋』も用意しておくと非常に便利だそう。
軍手と重ねて使うことで、切り傷を防止するだけでなく、薬液から手を守ったり、滑り止めや防寒の役割も担ってくれるというのです。
ゴム手袋であればかさばることもないので、1つは非常用持ち出し袋に入れておいたほうがよさそうですね。
「頭になかった!入れておきます」 災害時に役立つ道具に共感
懐中電灯などに『蓄光テープ』を貼る
停電時などに使う懐中電灯ですが、その懐中電灯がどこにあるか分からなくなってしまっては元も子もありません。
そこで、暗闇でも分かるように『蓄光テープ』を貼ってみてはいかがでしょうか。
懐中電灯だけでなく、非常用持ち出し袋に貼っておくのも効果的なようです。
夜に突然、停電になったら、慌ててしまうことでしょう。事前に準備しておけば、落ち着いて対処できそうです。
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災害時に知っておきたい豆知識
災害時に知っておくと便利な知識は多くあります。もしものために、覚えておきたい情報の数々をご紹介します。
新聞を有効的に使う
災害時に『新聞』は何かと便利です。ビニール袋にくしゃくしゃにして詰めて足を入れれば、暖をとることもできます。
暖をとるにあたって燃やすという選択肢もありますが、問題は『すぐ燃え尽きてしまう』ということ。
しかし、新聞紙にひと工夫すれば、薪の代わりにすることができるのです。
紙薪作りに必要なもの
・バケツ
・水
・1日分の新聞紙
・棒
作りかた
1.水を入れたバケツに新聞紙を細かくして入れ、さらに粉々にします。
2.しっかりと新聞紙がふやけたら、水を絞りながら棒に巻きつけ、長いドーナツ状に形成していきます。
3.棒を抜いて、しっかりと乾燥させたら完成です。
災害時は、どんな状況になるか予想もつきません。覚えておいて損はなさそうです。
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リュックサックと傘で、人を運ぶ方法
起こってほしくはないですが、大災害などで足をケガしたり、歩けなくなったりする人が出てくるかもしれません。
そんな時には『リュックサック』と『傘』をうまく使うと、楽に人を運ぶことができます。
1.リュックサック、傘、ジャージ(服や布)を用意します。
2.傘をジャージで包み、リュックサックの中はカラにして背負いヒモを伸ばします。
3.ジャージを巻いた傘を、リュックサックの外側下部に背負い紐で固定します。
4.リュックサックを背負い、傘の部分に座るように負傷者を背負うと両手も空き、楽に負傷者を搬送することができます。
大切な誰かの命を守るために、覚えておきたい知識の1つですね。
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チキンラーメンやカップヌードルは『水』でも食べられる
災害時には『お湯が使えない』というシチュエーションが多いといいます。すると「せっかくカップラーメンがあるのに、食べられない」という事態に。
しかし、チキンラーメンやカップヌードルなど、麺に味がついているタイプのカップ麺は『水』があれば食べられるのです。
やり方は簡単で、水を注いで15分ほど待つだけ。
実際に作って食べてみた感想などを知りたい人は、こちらもあわせてご覧ください。
災害時にお湯がなくてカップ麺が食べられない! 警視庁「そんな時はこうするんだ!」
バケツがない時は、『ダンボール』と『ビニール袋』で
災害時に、水をためる必要に迫られることがあるかもしれません。しかし、水をためるバケツがないということも…。
そんな時は、『ダンボール』と『ビニール袋』で簡易貯水タンクを作ってみてはいかがでしょうか。
大きめの段ボールにビニール袋をかぶせるだけで、簡単に貯水タンクが作れます。
家庭に常備しているようなバケツよりも容量が大きく、台車に乗せて運搬すれば多くの水を運ぶことができます。
使わない時は、コンパクトに畳んでしまっておけるのも便利そうです。
「これは実際に役に立った」災害経験者も認める『バケツ』よりも役立つもの
災害にあって、「事前にやっておけばよかった」「情報を集めておけばよかった」と後悔する前に、しっかりと備えをしておきたいですね。
ご紹介した知識を参考にし、災害対策を改めて考えてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]