お弁当の食中毒対策 意外と知らない3大原則に「徹底します」「見落としてた」
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お弁当作りにおいて注意しなければならないのが『食中毒』です。
作ってから食べるまでに時間を置くお弁当だからこそ、基本の対策を徹底しリスクを避けましょう。
具体的にどのようなポイントに注意すればよいのか、生活に役立つアイディアを多数投稿している『くらし屋』(kurashiya_official)のInstagramより解説します。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
お弁当を作る時に気を付けるべきポイントとは
食中毒を避けるためのコツは、お弁当を作る前からスタートしています。
調理前に菌を『付けない』
『くらし屋』のInstagramによると、作る前は食中毒菌を『付けない』のが重要とのこと。具体的には、以下のポイントを意識してください。
・手はきれいに洗う
・黄色ブドウ球菌付着が付くのを防ぐため、手に傷がある時はビニール手袋を使う
・お弁当箱や調理器具は清潔に洗い、しっかり乾燥させたものを使う
・肉以外の食材は流水でしっかりと洗う
・盛り付け用のカップやビニール手袋など、使い捨てアイテムも上手に使う
複雑な形状をしているキッチンアイテムを、隅々まで完璧に洗うのは意外と難しいもの。ていねいさを心掛けるとともに、状況に応じて使い捨てアイテムも活用してみてください。
食材もきちんと洗うのが基本ではあるものの、肉だけは洗わないようにしましょう。流水で洗い流すことで、食中毒菌を周囲に広げてしまう恐れがあります。
調理中は菌を『やっつける』
またお弁当調理中は、菌をしっかりと『やっつける』ことが大切です。
・肉や魚、卵は中心部までしっかりと火を通す
・カマボコやハムなど、生のまま食べられる食材もなるべく加熱する
・作り置きしておいた食品を使う場合も、再加熱して詰める
ノロウイルスは85~90℃で90秒以上、腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラ属菌は、75℃以上で60秒以上加熱するとやっつけられます。
お弁当を詰める時は菌を『増やさない』
最後に、お弁当を詰める時には菌を『増やさない』ことが大切です。
おかずの汁気はしっかりと切り、完全に冷ましてからお弁当箱に入れるようにしましょう。サラダや水気が多いものは、別の器を使うのもおすすめです。
お弁当の保管から食べる時の注意ポイントとは
食中毒を防ぐためには、お弁当の保管状況や食べる時の心構えも重要なポイントになります。
夏場に食中毒が発生しやすいのは、気温が高く菌が繁殖しやすいためです。
お弁当はできるだけ涼しい場所で保管し、早めに食べ切るようにしましょう。難しい場合は、保冷剤と保冷バッグを組み合わせることで、安全性を高められます。
食べる前にはしっかりと手を洗ってください。また食中毒のリスクについて、常に頭に置いておくのも重要なポイントです。
どれだけ気を付けていても、菌が繁殖してしまうケースもあります。お弁当を食べる時には、味やにおいに変化がないかどうか、しっかりと確かめてみてください。
「何かがおかしい」と感じたら、食べない勇気も必要ですよ。
食中毒対策の基本は『付けない・増やさない・やっつける』の3つが大切です。
お弁当作りの基本として、マスターしておきましょう。
[文・構成/grape編集部]