カレーは鍋のまま保存しないで! その理由に「確かに…」「やっちゃってた」
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- 出典
- 全日本カレー工業協同組合
誰もが「一晩寝かせたカレーはおいしい」という説を聞いたことがあるでしょう。2日目も食べるつもりで、あえて多めに作るご家庭もありますよね。
しかしカレーは傷みやすいため、たとえ一晩であってもカレーの常温保存はご法度。さらに、冷蔵庫や冷凍庫で保存をする際にもポイントがあるのだそうです。
全日本カレー工業協同組合(以下、カレー組合)の公式サイトでは、カレーの正しい保存法と注意点を教えてくれています。
おいしいカレーを次の日も安心して食べるために、適切な保存方法について学んでおきましょう。
カレーの適切な保存方法とは
※写真はイメージ
カレー組合は、カレーの品質向上や安全提供を目指した活動を展開しており、公式サイトではカレーに関するさまざまな疑問に回答しています。
その中の『カレーを作り置きする場合に注意することはありますか』という質問には、以下のように教えてくれていました。
小分けにしてから保存がベスト
カレーが余った場合、鍋のまま冷めるのを待っている人もいるかもしれません。
しかし、『鍋のまま室温で長時間置いておく方法』は、一番やってはいけないことなのだそうです。
大きな鍋に入ったカレーは冷めるまでに時間がかかってしまい、その間にウェルシュ菌という食中毒の原因となる菌が増えてしまう危険性があります。
食べる前に再加熱しても菌を完全に殺すのは難しいため、『菌を増やさないこと』が重要です。
余ったカレーはなるべく長時間置かず、早めに容器に分けて入れ、冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。カレーを素早く冷ますためにも、容器は小さめで底の浅いものがベストです。
食べる時はかき混ぜながら加熱し、中心まで十分に温めてください。
ファスナー付き保存袋はカレーの小分けにオススメ
「小分けにできる浅い容器を持っていない」「容器のニオイ移りが気になる」という人にオススメなのが、ファスナー付きの保存袋です。
保存袋に入れて薄く平らにすれば素早く冷ませます。使い捨ての袋のためニオイ移りの心配は無用です。冷蔵庫でスペースを取ることもないため、保存容器・保存場所にお悩みの人はぜひ採用してみてはいかがでしょうか。
ただし、ファスナー付き保存袋には耐熱温度があるため、食べる前に電子レンジや湯せんなどで再加熱をする際は注意が必要です。
カレーの油分で保存袋が溶けてしまう場合もあるため、鍋など別の容器に移し替えてから加熱しましょう。
なお、冷蔵保存の場合は翌日まで、冷凍保存の場合は1か月以内には食べきってください。
多めに作ったカレーは鍋のまま常温に置いておかずに、小分けにしてすぐに冷ますことが大事なポイントです。せっかく作ったカレーを最後までおいしく食べるためにも、保存方法には十分に注意をしてください。
[文・構成/grape編集部]