「切ったらスカスカのナスは…」 生産者がアドバイス
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- 取材協力
- 株式会社分ち合ふ農園
さまざまな料理に使われるナス。焼いたり揚げたりするほか、煮物や漬物にも使えるので便利です。
ナスを購入してカットすると、中身がスカスカしていたり、茶色だったりしたことはありませんか。このような場合、食べても大丈夫なのか気になりますよね。
高知県安芸市でおいしいナスを生産している、株式会社分ち合ふ農園(以下、分ち合ふ農園)に取材しました。
高知県はナスの栽培が盛んで、特に12~6月に出回る『冬春ナス』の生産量が全国1位を誇ります。
画像提供:株式会社分ち合ふ農園
ナスの中身がスカスカの場合は?
中身がスカスカしていたり、茶色く変色していたりするナスについて、分ち合ふ農園にうかがったところ、以下の回答がありました。
食べられないことはないでしょうが、おいしくはありません。
では、なぜナスの中身がこのような状態になるのでしょうか。
受粉がうまくできずに育つ実は、中身がスカスカなどの状態になることがあります。
『石実(いしみ)』という現象で、ナスの実がうまく育たず、中身がスカスカになったり、表面がゴツゴツしたりといった状態になるのです。
外からでは分かりにくく、切った時に初めて分かることもあります。
リンゴなどでも、中身がスカスカという実があるかと思いますが、これと同じような状態ですね。
外から見て、『つや』や『張り』で見分けることが可能な場合もあります。
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『おいしいナスの見分け方』については、このようなアドバイスがありました。
ナスの実の肌つやに注目してください。『つや』や『張り』があるナスを選ぶのがおすすめです。
実にしわが目立つナスは避けたほうがいいでしょう。
ナスは90%が水分といわれます。しわが出るということは、水分が抜けている証拠です。
水分が抜けると実がスカスカになってしまうので、おいしくありません。
袋詰めされているナスの場合には、よくナスの実を確認してみてください。
分ち合ふ農園のアドバイスをもとに『肌つやのいいナス』を選び、いろいろな料理でおいしく味わってくださいね。
分ち合ふ農園
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]