客の様子がおかしい レストランで一酸化炭素漏れに気づいた消防士、お手柄!
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- 出典
- myfox8.com
一酸化炭素は無色で臭いもしない常温の気体です。そのため近くで発生しても気づくことが非常に難しく、中毒を起こしていることに気が付かないまま死に至る場合がある、危険な気体でもあります。
一酸化炭素中毒の症状は主にめまい、頭痛、吐き気、意識障害、手足のしびれなどがあります。
周囲の客の異変に気が付いた消防士
FOX8が報じたところによると、アメリカのノースカロライナ州で消防士をしているロニーさんは、非番だった土曜日に友人たちとレストランで食事をしていました。 楽しい時間を過ごしていた時、ロニーさんは店内にいたほかの客の様子がおかしいことに気が付きます。
頭が痛くなったり、お腹をおさえてトイレに行く人などが多くいたのです。吐き気をもよおしている人もいました。
それを見たロニーさんは、人々の症状が一酸化炭素中毒の症状だということに気が付き、すぐに消防署に連絡。駆け付けた消防隊員が店内をチェックしたところ、一酸化炭素の数値が非常に高いことがわかりました。
すでに多くの人が中毒を起こしていた
消防士たちは急いで店内の客たちを避難させました。しかしその時すでに30人以上が一酸化炭素中毒を起こしていたということです。
「私があの場にいて良かったと思っています。」と話すロニーさん。もし彼がいなかったら、そして誰も気が付かなったら、被害はもっと大きくなっていたかもしれません。
一酸化炭素は日常生活の中で発生する可能性があります。灯油を使う暖房器具を使用するときはこまめに換気をし、ガスボイラーやガス給湯器を使用する場合も注意が必要です。万が一の時のために、私たちも正しい知識を覚えておきたいものです。
[文/grape編集部]