実は栄養価は変わらない!? 卵の『殻の色』や『卵黄の色』の違い
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卵の殻が白いものと赤いものがありますよね。お店では殻が赤いほうが高く売られているイメージですが、値段の違いの理由はあるのでしょうか? 栄養価に違いはあるのでしょうか? 卵の殻の色や卵黄の色の濃淡の違い、賞味期限、購入時の注意点、保存の仕方、世界一卵を食べている国など、卵についていろいろご紹介します。
意外に知らない?「卵」の色などの違い・栄養価の違い
「意外に知らない!? 卵の疑問」を以下の順番でご紹介します。
1. 【卵の殻の色の違い】なぜ色が違うの?
2. 【卵の殻の色の違い】白玉と赤玉は栄養価が違う? どっちが高い?
3. 卵の賞味期限とは?/購入する際の注意点は
4. 賞味期限の紙を捨ててしまった時の確認方法
5. 卵には上下はある? 卵の保存は尖った方を下にする!
6. 卵黄(黄身)の色の濃いほうが栄養価が高い? 美味しい?
7. 世界一卵を食べているのは日本? どこの国?
1.【卵の殻の色の違い】なぜ色が違うの?
卵の殻の色が違う理由は、「鶏の種類によるもの」です。
一般的に白い羽の鶏は白い殻の卵(白玉)、赤い(茶、黒っぽい)羽の鶏は赤い(褐色)殻の卵(赤玉)を産みます。
日本では白い鶏の方が多く飼育されていましたが、最近では赤い鶏の飼育が増えているそうです。
2.【卵の殻の色の違い】白玉と赤玉は栄養価が違う? どっちが高い?
スーパーなどのお店で売られている卵は、何となく殻が赤い卵(赤玉)のほうが高いイメージがありますよね。
では、赤玉の方が栄養価が高いのでしょうか?
答えはノーです。
実は同じ条件・エサで鶏を育てた場合、赤玉と白玉では味や栄養価の違いはほとんどありません。
赤玉を産む鶏の方が、エサの摂取量が多かったり、産卵個数が少ないことなどが値段に影響しているそうです。
卵を買うときには色だけでなく産地や生産者の情報も確認すると良いですね。
3. 卵の賞味期限とは?/購入する際の注意点は
卵のパックなどに記載されている「賞味期限」は食品衛生法によって表示が定められており、日本では「生食」できる期限を示しています。加熱して食べる海外では、日本より賞味期限が長いようです。
〇夏:採卵後→16日以内
〇春と秋:採卵後→25日以内
〇冬:採卵後→57日以内 で設定されています。
いずれも購入後に冷蔵庫(10℃以下)で保存する場合の期限となっています。
販売時は常温で置かれていることが多い卵ですが、保存は常温ではなく冷蔵庫で保存しましょう。
卵を購入する際の注意点
実際は季節によらず、「パックしてから2週間後」の日付が表示されていることが多いようです。必ずしも「賞味期限」が同じだからといって「採卵日」が同じとは限らないわけです。「賞味期限」と一緒に「採卵日」が明記されていることも多いので確認しましょう。
賞味期限は生食する場合の期限なので、過ぎてしまっても加熱すれば、一定期間は食べられます。賞味期限を過ぎた卵を食べる場合は腐っていないか確認し、食べる際は加熱調理しましょう。
4. 賞味期限の紙を捨ててしまった時の新鮮さの確認方法
賞味期限が書かれた紙やパックを捨ててしまった時や、賞味期限後確認したい場合は、以下の方法で確認してみてください。
〇10%程度の食塩水の中で横向きでしっかり沈めば新鮮な卵。
〇割った時に、新鮮な卵は、卵黄と、卵白の内側部分も盛り上がっている。
ニオイや色も確認してみましょう。
5. 卵には上下はある? 卵の保存は尖った方を下にする!
卵の保存は尖った方を下にしましょう。丸いほうに比べて、尖った方は殻が固く、強いからです。
また、丸い方の部分には「気室」という空気の部屋があります。気室のある丸い方を上にすることにより、この気室によって卵黄が殻に触れないため鮮度が長持ちするそうです。
6. 卵黄(黄身)の色の濃いほうが栄養価が高い? 美味しい?
卵黄の色が濃いほうが美味しそうに感じますが、実は卵黄の濃淡と栄養値は直接は関係ないのだそう。
卵黄の色の濃淡は与えるエサによって変化するもので、最近ではパプリカなどを含む飼料を多く与えることで、卵黄の色を濃くすることも多いそうです。
7. 世界一卵を食べているのは日本? どこの国?
日本の年間の卵消費量は一人あたり330個だそうです。
大体、一日一個消費していることになりますね。
ちなみにこの数字は「世界3位」です。世界1位の消費国はどこなんでしょうか?
世界1位の卵の消費国はメキシコで352個/年(1人あたり)です。
メキシコの代表的な卵料理の1つとしては「ウエボス・ランチェロス」。トルティーヤの上にサルサソースや卵をのせたものです。朝食の定番だそうですよ。
おわりに
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今回は卵の殻の色が違う理由と併せて卵に関する雑学をご紹介しました。普段の食生活には欠かせない食品なので知っておくと役立ちそうですね。
参考:日本卵業協会「タマゴQ&A」
参考:農林水産省「食材まるかじり マルゴトタマゴ」
参考:鶏鳴新聞「1人当たり鶏卵消費量(2016年IECアニュアルレビューより)」
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